
ワイヤーダックスこと「ワイヤーヘアード・ダックスフンド」は、3種類あるダックスの中でも最も個性派な存在です。
ロングヘアーやスムースヘアーに比べて、ごわごわとした硬い被毛を持ち、眉やヒゲのような毛が特徴的。まるで小さなおじいちゃんのような表情を見せる犬種です。
そのユニークな外見はもちろん、性格にも大きな特徴があります。
実はワイヤーダックスは、テリア系の血を引いており、ほかのダックスより少し気が強く、頑固な一面を持っています。
一方で、飼い主に対しては非常に忠実で、信頼関係を築けばこれほど心強いパートナーはいません。
この記事では、そんなワイヤーダックスの毛色・性格・寿命・抜け毛・お手入れ方法・トリミングのコツまで、飼い主が知っておきたい情報をすべてまとめました。
「どんな犬なの?」「抜け毛は多い?」「長生きさせるには?」と気になっている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
ワイヤーダックスとは?

テリアの血を引く剛毛タイプ
ワイヤーヘアー誕生のルーツ
ワイヤーダックスは、正式名称を「ワイヤーヘアード・ダックスフンド(Wirehaired Dachshund)」といいます。
もともとダックスフンドは、アナグマなどの狩猟を目的に改良された犬種で、地面を掘る「ダックス=アナグマ」の名の通り、優れた嗅覚と頑丈な体が特徴です。
このうち、ワイヤータイプは短毛種(スムース)にテリア系の犬を掛け合わせて生まれた毛質とされています。
テリアの血を引くことで、硬くてごわついた毛が全身に生え、眉や口周りにヒゲのような飾り毛を持つ独特の風貌になりました。
他の毛質よりもやや粗野な印象ですが、その分野生的でたくましい雰囲気があります。
ドイツでは主流、日本では珍しいタイプ
日本ではロングヘアーが最も人気で、次にスムース、そしてワイヤーが最も少数派です。
しかし原産国ドイツでは、このワイヤータイプが最も一般的だといわれています。
狩猟犬としての機能性を重視するヨーロッパでは、雨風や茂みに強い硬毛が好まれ、現在でもハンティングドッグとして活躍しています。
そのため、日本で見かけることが少ないだけで、実は「本場ではスタンダード」なタイプです。
国内で見かける機会が少ないことから、ドッグランなどでは注目を集めやすく、希少犬種として人気が高まりつつあります。
3種のダックスの中で最もメンテナンスが必要
ダックスフンドには、
- ロングヘアード(長毛)
- スムースヘアード(短毛)
- ワイヤーヘアード(硬毛)
の3種類があります。
この中でワイヤーヘアーは、もっともトリミングが必要な毛質。
被毛が二重構造で、下毛(アンダーコート)が密集しているため、抜け毛は少ないものの毛玉になりやすいのが特徴です。
また、放置すると古い毛が皮膚を覆ってしまうため、「ストリッピング」という専用の毛抜き作業を定期的に行う必要があります。
こうした特徴から、ワイヤーダックスは「手入れ好きの飼い主に向いた犬」とも言われています。
毛の質感も性格も“テリアらしさ”が残る、ダックスの中でも最も個性派なタイプです。
毛質の特徴と他の毛種との違い

硬くごわついた「テリア毛」が最大の特徴
ワイヤーダックスの被毛は、見た目からも分かるように硬くて密度の高い剛毛です。
テリアの血を引いているため、一般的なダックスよりも毛が太く、指で触るとチクチクするほどの硬さがあります。
この毛質は、かつて狩猟犬として茂みや藪の中を走り回る際に、枝やトゲ、雨から体を守る役割を果たしていました。
毛の長さはロングほどではなく、スムースよりも少し長い中間的な長さ。
全身を覆う硬毛の下には柔らかい下毛(アンダーコート)があり、これが保温と防水の役割を担っています。
見た目以上に“機能的な毛”なのがワイヤーダックスの大きな魅力です。
眉とヒゲがつくる独特の表情
ワイヤーダックスの顔つきは、眉毛と口ひげのような飾り毛によって、どこか人間味のある「おじいちゃん顔」になります。
この表情がチャーミングで、ワイヤータイプのファンを惹きつけてやまない理由の一つです。
目の上の毛が少し長くなるため、感情表現も豊かに見え、「考え事をしているような表情」「じっと見つめる仕草」に惹かれる飼い主も多いです。
ただし、この眉やヒゲ部分は食べカスや汚れが付きやすい場所でもあるため、こまめに拭き取って清潔に保つ必要があります。
長く伸ばすとダマになりやすいため、トリミング時に形を整えてもらうのがおすすめです。
ロング・スムースとの違い
ロングヘアーやスムースヘアーのダックスと比べると、ワイヤーは「中間+特殊型」といえます。
| 種類 | 毛質の特徴 | 抜け毛 | お手入れ頻度 | 性格の傾向 |
|---|---|---|---|---|
| ロングヘアー | 柔らかくふわふわした長毛 | やや多い | 高(ブラッシング必須) | 甘えん坊・穏やか |
| スムースヘアー | 短く滑らか | 少ない | 低(簡単な手入れ) | 活発で陽気 |
| ワイヤーヘアー | ごわごわとした硬毛+下毛あり | 少なめ | 高(トリミング要) | 頑固・警戒心強め |
ワイヤーダックスは「抜け毛は少ないが、メンテナンスは多い」という少し手間のかかる毛質です。
ただ、そのぶん触り心地や見た目の独特な質感があり、一度魅了されると他の毛種では物足りなく感じる飼い主もいます。
性格と飼いやすさ

テリア気質でやや頑固、でも忠実
ワイヤーダックスは、テリア系の血を受け継いでいるため、他の毛質のダックスよりも少し頑固で気の強い一面があります。
小柄ながら勇敢で、知らない犬や人に対しても臆せず立ち向かうような“度胸”を持つ子も多いです。
この性格は狩猟犬としてのルーツに由来しており、危険を察知すると瞬時に反応する警戒心の強さが表れています。
ただし、飼い主に対しては非常に忠実で、一度信頼関係を築くととても従順です。
一度教えたルールをしっかり覚え、家族の中でも特に“自分のリーダー”を決めて寄り添うタイプ。
時間をかけて向き合うことで、どこへ行っても一緒に行動したがるほどの深い愛情を見せてくれます。
頭が良く学習能力が高い
ワイヤーダックスは知能が高く、物覚えの良さは3毛種の中でも上位です。
ただし、頭が良いがゆえに「自分の考え」で動こうとする傾向もあり、命令に従う理由を理解しないと動かないことがあります。
そのため、しつけの際には叱るよりも褒めて伸ばすポジティブトレーニングが効果的です。
特に子犬期から社会化をしっかり行うことで、人や他の犬にも慣れやすくなり、頑固さが和らぎます。
短気な一面を見せることもありますが、しっかり愛情をもって接すれば非常に穏やかな家庭犬になります。
飼いやすさのポイント
ワイヤーダックスは、気質的には「初心者でも飼えるが、甘やかしすぎは禁物」という中級者向けタイプです。
吠える声がやや太く、番犬気質もあるため、集合住宅では防音対策を意識すると良いでしょう。
一方で、活発な運動好きで好奇心旺盛なため、1日1時間前後の散歩や知育トイでの刺激が欠かせません。
退屈になるとイタズラや吠えグセが出ることもあるので、日常的に「学びと運動」を取り入れてあげることが大切です。
頑固さはあるものの、信頼を得たあとはとても献身的で、人間の気持ちをよく理解してくれる犬です。
「愛情を注げばその倍で返してくれる」、それがワイヤーダックスの魅力です。
寿命と健康管理のポイント

平均寿命は14〜17歳ほど
ワイヤーダックスの平均寿命は14〜17歳前後といわれています。
これはロングヘアーやスムースヘアーとほぼ同じで、ダックス全体としては比較的長寿な犬種です。
小型犬であること、そして活発に動くことで代謝が良い点が長生きの理由と考えられています。
ただし、性格が活発で興奮しやすいぶん、足腰への負担がかかりやすい傾向もあります。
とくにダックス特有の胴長短足体型は、ヘルニアや関節トラブルのリスクが高いため、日常的なケアが寿命に大きく関係します。
気をつけたい代表的な病気
ワイヤーダックスで注意したいのは、次のような病気です。
- 椎間板ヘルニア:ダックスに最も多く、ジャンプや階段の昇り降りが原因になりやすい。
- 皮膚炎:硬毛の下に柔らかい下毛が密集しており、通気性が悪くなると炎症やかゆみを起こす。
- 歯周病・歯石:ヒゲ周りに食べカスが残りやすく、口内環境が悪化しやすい。
- 洞不全症候群・リウマチ:シニア期に発症しやすい循環器・関節トラブル。
これらを防ぐためには、生活環境の見直しと早期発見が欠かせません。
特にヘルニア対策として、フローリングには滑り止めマットを敷き、ソファやベッドへのジャンプは避けるようにしましょう。
長生きのためのケアと暮らし方
ワイヤーダックスを長生きさせるポイントは、「体に負担をかけない運動」と「皮膚と歯のケア」の2つです。
- 運動面では、1日2回、各30分ほどの散歩が理想。走るよりも、ゆっくりと地面を嗅ぎながら歩くことで脳が刺激され、ストレス解消にもなります。
- 食事面では、体重管理が最重要。肥満になるとヘルニアの発症率が一気に上がります。
- 皮膚ケアとしては、定期的なブラッシングで通気を良くし、湿気を溜めないことが大切です。
さらに歯磨きやデンタルガムを取り入れることで、口臭や歯石の予防にもつながります。
年に1回の健康診断を続けるだけでも、病気の早期発見率がぐっと上がります。
ワイヤーダックスは丈夫な犬ですが、「少しの積み重ね」が寿命を1〜2年延ばすことにつながります。
元気な老後を迎えるために、若いうちから習慣を整えてあげましょう。
毛色バリエーションと特徴
代表的な毛色は「レッド」「ワイルドボア」「ブラック&タン」

ワイヤーダックスの毛色は、ロングやスムースと比べてやや落ち着いた色味が多く、毛質の硬さと相まって渋い印象を与えます。
代表的なのは以下の3色です。
- レッド(赤茶):最もポピュラーで、明るい茶色〜銅色の毛並み。日光に当たると金色に輝く個体も多い。
- ワイルドボア(黒褐色):黒・グレー・茶が混ざった毛色で、まさに“野生のイノシシ”を思わせる色味。ワイヤーダックスらしさNo.1。
- ブラック&タン:体の大部分が黒く、眉や口周り、足先にタン(明るい茶色)の差し色が入る。精悍で引き締まった印象。
どの色でも、ワイヤー特有の硬い毛によって光の反射が控えめになり、マットな質感に見えるのが特徴です。
珍しい毛色「チョコタン」「グリズル」「イザベラ」

海外では、より個性的な毛色も見られます。
- チョコタン:柔らかいチョコレートブラウンに、明るいタンの差し色が入る。日本では希少。
- グリズル:グレーがかった黒や茶が入り混じる独特の毛色。自然光ではブルーっぽく見えることも。
- イザベラ(ライラック):薄い灰褐色の珍しいカラー。遺伝的に弱く、日本では繁殖が少ない。
珍しい色ほど入手が難しい傾向がありますが、毛質や性格には大きな差はありません。
ただし、淡い毛色の個体は紫外線や皮膚炎にやや弱い場合があるため、日差しの強い日は注意が必要です。
毛色の変化とお手入れのコツ
ワイヤーダックスの毛色は、成長とともに少しずつ変化することがあります。
特にワイルドボアやグリズル系の毛色では、子犬の頃よりも成犬になってから黒が濃くなったり、逆に白っぽく抜けたりするケースも。
毛色を美しく保つには、
- 定期的なストリッピングで古い毛を取り除く
- 栄養バランスの取れた食事(特に動物性たんぱく質)
- ブラッシング時に艶出し効果のあるスプレーを使用
といったケアが効果的です。
毛色はその子の個性のひとつ。
多少の色の違いよりも、「その子らしさ」を大切にしてあげましょう。
抜け毛事情とお手入れ方法

ワイヤーダックスは意外と抜け毛が少ない
ワイヤーダックスは「剛毛だから抜け毛が多そう」と思われがちですが、実は抜け毛の量は少なめです。
その理由は、二重構造の被毛(トップコート+アンダーコート)のうち、古い毛が自然に抜けにくいためです。
つまり「抜けない」というより、「抜けずに残る」毛質なのです。
そのため、放置していると古い毛が皮膚の上にたまり、通気性が悪化して皮膚炎を引き起こすこともあります。
抜け毛が少ないことは一見メリットですが、定期的な手入れを怠ると毛玉や湿疹につながる点に注意が必要です。
ブラッシングは週2〜3回が理想
ワイヤーダックスのお手入れの基本はブラッシングです。
特に換毛期(春と秋)は下毛が密になるため、週2〜3回のブラッシングで古い毛をしっかり取り除きましょう。
ブラシは
- 全体をほぐす「スリッカーブラシ」
- 下毛をすくう「コーム」
の2種類を使い分けると効果的です。
毛玉ができやすいのは、耳の裏、脇、後ろ足の付け根、そしてヒゲの部分。
このあたりは軽く毛を持ち上げるようにしてブラッシングすると、皮膚への負担を減らせます。
また、シャンプーは月1回程度が目安。
洗いすぎるとワイヤー特有の硬毛が柔らかくなり、毛質が変わってしまうことがあります。
汚れが気になるときは、蒸しタオルやドライシャンプーで対応するのがおすすめです。
定期的なストリッピングで毛質を維持
ワイヤーダックス特有のお手入れとして、「ストリッピング」という手作業のトリミング方法があります。
これは、伸び切った古い被毛を専用ナイフで根元から抜き取り、新しい毛の生え替わりを促すものです。
ストリッピングを行うことで、
- 毛がごわつかず、色艶が良くなる
- 皮膚が通気しやすくなる
- 体臭やベタつきを防げる
といった効果があります。
頻度は2〜3ヶ月に1回が理想ですが、自宅で難しい場合はトリマーに依頼するのが安心です。
この手入れを続けることで、ワイヤーダックス本来の「ハードコートの美しさ」を長く保てます。
トリミングとカットスタイル

ワイヤーコートは“切る”より“整える”が基本
ワイヤーダックスのトリミングは、ロングヘアーのようにカットで形を作るのではなく、自然な毛流れを生かして整えるのが基本です。
特に全身をバリカンで短く刈ってしまうと、毛質が柔らかくなり、ワイヤー特有の硬毛が失われる原因になります。
そのため、サロンに行く際は「ワイヤーの毛質を残したまま整えてください」と伝えるのがおすすめです。
カットではなく“メンテナンス”という意識で、ストリッピングと軽い毛量調整を行ってもらうと理想的な仕上がりになります。
人気のカットスタイル例
ワイヤーダックスは個体によって毛量や硬さに差があるため、トリミングスタイルもバリエーションがあります。
- ナチュラルスタイル
→ 全身の毛流れを生かし、ヒゲ・眉を残す最もベーシックな形。被毛本来のワイルド感を引き出せます。 - ショート整えカット
→ 胸やお尻まわりだけ短くし、汚れ防止とお手入れのしやすさを重視。散歩が多い子に人気。 - 顔まわりスッキリカット
→ ヒゲや眉は残しつつ、頬から耳のラインを軽く整える。表情が若々しく見えます。
いずれのスタイルも、「ワイヤーの硬毛を保つ」ことが大前提です。
ふわふわに整えすぎるとロングヘアーのような質感になり、毛質が戻りにくくなるため注意しましょう。
トリミング後のケアと注意点
ストリッピングやトリミングを行った後は、皮膚が一時的に敏感になります。
1〜2日はシャンプーを避け、ブラッシングも軽めにとどめましょう。
また、夏場は紫外線による乾燥・日焼けも起きやすいため、室内での休息時間を多めに取ることが大切です。
定期的にサロンでケアを受けることで、毛質維持だけでなく皮膚トラブルの早期発見にもつながります。
ワイヤーダックスの毛は、手をかけるほど美しく育ちます。
「自然のままに見えて、実はきちんと整えてある」——それが理想のワイヤーコートです。
ワイヤーダックスの子犬を迎えるときの3つの注意点

日本ではブリーダー探しから慎重に
ワイヤーダックスは、日本ではロングやスムースほど一般的ではないため、ペットショップで見かけることはごく稀です。
そのため、子犬を迎える際は、ワイヤーヘアード専門または取り扱い経験のあるブリーダーを探すのが確実です。
ブリーダー選びでは、
- 親犬の性格(攻撃的すぎないか)
- ストリッピングや毛質管理をしているか
- 子犬が清潔な環境で育っているか
をしっかり確認することが重要です。
ワイヤーダックスは遺伝的にテリア気質を強く持つため、親犬の性格がそのまま反映されやすい傾向があります。
気の強さよりも「落ち着き」や「人懐っこさ」が見られる親犬から生まれた子を選ぶと、家庭犬として飼いやすくなります。
しつけは“信頼関係”を軸に
ワイヤーダックスの子犬期は、やんちゃで好奇心旺盛。
ただし、他の毛質よりも「自分の意志で動く」傾向が強いため、叱るしつけは逆効果になることがあります。
しつけのポイントは、
- 成功体験を積ませて褒める
- 一貫したルールを守る
- 興奮したときは一度距離を置く
この3つを意識すること。
特に初期の社会化(人や音に慣れる練習)は大切で、散歩デビュー前から抱っこで外の環境に慣らしておくと、成犬になってからも落ち着いた行動が取れるようになります。
ワイヤーダックスは一度心を開くと深い信頼を寄せてくれるタイプです。
焦らず、時間をかけて絆を築いていきましょう。
飼育環境の整え方
ワイヤーダックスは活発で遊び好きですが、ジャンプや階段の昇り降りは腰への負担になります。
子犬のうちは特に骨や関節が柔らかいため、滑りにくい床材と低い段差の生活環境を整えることが大切です。
また、テリアの血を引くため、「動くものを追いかけたい」本能があります。
ベランダや玄関など、外に飛び出せる場所は必ず柵やゲートでガードしておきましょう。
食事面では、筋肉量を保つために良質な動物性たんぱく質を含むフードを選び、肥満防止のために定量を守ること。
この時期に健康的な骨格を作っておくことで、シニア期のヘルニア予防にもつながります。
まとめ|個性を理解してワイヤーダックスと楽しく暮らそう
ワイヤーダックスは、ダックスフンドの中でも最も個性が際立つ毛質と性格を持つ犬種です。
硬くごわついた毛は、ただの見た目の特徴ではなく、狩猟犬としての歴史と誇りの証でもあります。
テリアの血を引くことで、頑固で警戒心が強い一面もありますが、そのぶん飼い主との信頼関係を大切にし、心を許した相手にはとことん忠実。
一緒に暮らす時間が長くなるほど絆が深まり、家族に強い愛情を注ぐ姿に癒されるでしょう。
手入れの手間や性格の個性ゆえに、「少し上級者向け」といわれることもありますが、日々のケアを楽しめる飼い主にとっては最高のパートナーです。
ブラッシングやトリミングを通してスキンシップを重ねることで、毛艶も性格もどんどん良くなっていきます。
希少性の高い犬種だからこそ、理解して大切に育てれば、それだけで特別な存在になります。
あなたのそばで、ワイヤーダックスならではの“味わい深い魅力”を存分に感じてください。