コリドラスの雌雄判別!オスメスの見分け方を種類別に解説

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コリドラスのオスとメスは見た目の違いが少なく、判別が難しい魚として知られています。

しかし、まったく見分けられないわけではありません。

コリドラスのオスメスは、主に「体の大きさ・お腹の膨らみ・腹びれの形・繁殖期の行動」を比較すると、ある程度見分けることができます。

特に成熟した個体は違いが現れやすく、同じ種類のコリドラスを複数匹並べて観察すると判断しやすくなります。

ただし、種類や個体によって違いが分かりにくいこともあるため、1つの特徴だけで性別を断定せず、複数のポイントを組み合わせて判断することが大切です。

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目次

コリドラスのオスとメスの見分け方は?

コリドラスの雌雄判別では、1か所だけを見るのではなく、体形やお腹、腹びれ、行動など複数の特徴を組み合わせて判断するのがポイントです。

①体の大きさ・体形で見分ける

コリドラスは種類がとても多いのですが、一般的に成熟したメスのほうがオスより大きく、体にボリュームが出る傾向があります。

反対に、オスはメスと比較すると小さくスリムに見える個体が多いです。

成長しきっても3センチ程度にしかならないコリドラス・ピグミーや、最大で10センチにもなる大きなコリドラス・ロブスタスなどもいます。

そのため、違う種類同士の大きさを比較するのではなく、同じ種類で同程度まで成長した個体同士を比べましょう。

餌をたくさん食べたオスのお腹が膨らみ、メスのように見えることもあるため、「大きいからメス」「小さいからオス」と体格だけで断定するのは避けましょう。

②お腹の膨らみで見分ける

成熟したメスはオスよりもお腹に丸みが出やすく、特に卵を持っている時期には体幅の違いが分かりやすくなります。

オスは比較的スリムなのに対して、成熟したメスはお腹周辺がふっくらと見えるのが特徴です。

横から見るだけでなく、上から体の幅を比較するとメスのお腹の丸みを確認しやすくなります。

ただし、お腹の膨らみは餌の食べ具合や個体のコンディションによっても変化します。

体形だけで雌雄を確定させるのではなく、腹びれなどほかの特徴も一緒に確認してください。

③腹びれの形で見分ける

どうしてもコリドラスのオスとメスを判別したい場合、ヒントとなるポイントのひとつがひれです。

時折、背びれがより長く伸びるのがオス、という記述を見かけますが、私の知る限り背びれでオスとメスを判別できる種はいません。

スーパーシュワルツィのような背びれが長く伸びる種でも、オスとメスどちらも同じくらい伸びるため、背びれの大きさや形はアテにならないのが実態です。

ではどこのひれを見るかというと、腹びれです。

おおまかな傾向として、オスの腹びれは角ばっていて、メスの腹びれは丸っこいものが多い、という特徴があります。

ただし、これも種によって異なるため、自分が判別したいコリドラスの腹びれの形を調べておくことが必要です。

④繁殖期の行動で見分ける

成熟したコリドラスでは、繁殖期の行動もオスメスを判断するヒントになります。

成熟したコリドラスのオスはメスの後をついていく習性があり、オスがメスにお腹を見せるような行動をとります。

水槽内で特定の個体を繰り返し追いかけている場合、追いかけている側がオス、追われている側がメスである可能性があります。

ただし、普段の追いかけっこだけで性別を断定することはできません。

体の大きさやお腹、腹びれなど、ほかの特徴と合わせて判断しましょう。

コリドラスの雌雄判別は上から見ると分かりやすい

上から体幅とお腹の膨らみを比較する

コリドラスのオスメスを見分けたい場合、横から眺めるだけではなく上から観察してみましょう。

上から見るメリットは、オスとメスの体幅やお腹の膨らみを比較しやすいことです。

成熟したメスはお腹周辺に幅が出やすいのに対して、オスは比較的スリムな体形をしています。

特に1匹だけを見るより、同じ種類の成魚を複数匹比較したほうが違いを見つけやすくなります。

水槽を上から確認しにくい場合は、魚に負担をかけない範囲で透明な観察ケースなどを利用すると確認しやすくなります。

雌雄判別のために何度も追い回したり捕まえたりすると魚の負担になるため、無理に確認する必要はありません。

腹びれを確認するときのポイント

体形を見るときは上からの観察が便利ですが、腹びれを確認する場合は腹側が見える角度から観察します。

透明な容器越しなど、魚を下側から確認できる状況なら腹びれの形を比較しやすくなります。

「体形ではメスっぽい」「腹びれも丸みがある」というように、複数の特徴が一致しているかを見ることが重要です。

コリドラスのオスメス判別が難しい理由

コリドラスは、数ある熱帯魚の中でもオスとメスの判別がしにくい魚です。

その理由は、オスとメスに明確な違いが少ないことだといえます。

幼魚はオスメスの特徴が出にくい

特に雌雄判別が難しいのが、まだ十分に成長していないコリドラスです。

成長途中ではメス特有の体の丸みなどが十分に現れておらず、体格による判断が難しくなります。

幼魚の段階で無理にオスメスを判断せず、成熟して特徴が現れるのを待ったほうが見分けやすくなります。

そのため、ショップで販売されている小さなコリドラスを見ただけで「この個体は絶対にオス」「こちらは絶対にメス」と判断するのは難しい場合があります。

成魚でも種類や個体によって判別しにくい

成魚になれば必ず判別できるわけでもありません。

種類によって腹びれなどの違いの出方が異なるうえ、個体差もあります。

一応、どちらかといえばスリムなのがオス、どちらかといえばふっくらしているのがメスなのですが、成熟の程度や餌の食べ具合などでも変わります。

体の大きさだけ、腹びれだけ、といった1つの特徴だけに頼らないことが大切です。

確実な雌雄判別につながるのは繁殖行動

もっとも確実な判別方法は繁殖経験、などという冗談のような話もあるくらいです。

実際にTポジションなどの繁殖行動まで確認できれば、それぞれの役割から雌雄を判断する強い材料になります。

このため、ショップでコリドラスがペア販売されていることもほとんどありません。

種類別|コリドラスのオスメスの見分け方

コリドラスの中には、比較的オスとメスの判別がしやすい種類と、ほとんど見分けがつかない種類があります。

判別のしやすさは種ごとに異なるため、飼育前にその種類のオスメスの特徴を調べておくと、繁殖を狙う際にも役立ちます。

白コリドラスのオスメスの見分け方

一般に「白コリ」と呼ばれているのは、赤コリとして知られるアエネウスのアルビノ個体です。

成長した個体では、基本的に体格やお腹の丸みなどを比較して雌雄を判断します。

成熟したメスはオスより体にボリュームが出やすいため、同程度まで成長した複数個体を上から比較してみましょう。

ただし、小さな個体では違いが現れにくいため、幼魚の段階で無理に性別を決める必要はありません。

青コリドラスのオスメスの見分け方

青コリでも、基本的な見分け方は体形やお腹の膨らみを比較することです。

成熟したメスは体に丸みが出やすく、オスは比較的スリムです。

1匹だけでは分かりにくいため、同じ種類で同程度まで成長した個体を複数匹観察して比較すると判断しやすくなります。

コリドラスパンダのオスメスの見分け方

コリドラスパンダでも、成熟したメスはオスより体に丸みやボリュームが出やすくなります。

特にお腹周辺の幅を上から比較すると、違いを確認しやすくなります。

体形だけでは判断できない場合は、成熟後の追尾やTポジションなど繁殖期の行動も観察してみましょう。

コリドラス・ステルバイのオスメスの見分け方

コリドラス・ステルバイは、腹びれの形が雌雄判別のヒントになります。

オスは細長く鋭利な腹びれをしていますが、メスはうちわ型の丸い腹びれです。

成熟したメスは体にも丸みが出やすいため、腹びれと体形の両方を比較すると判断しやすくなります。

コリドラス・アドルフォイのオスメスの見分け方

アドルフォイの場合、腹びれの形もオスとメスでよく似ていてなかなか判別が難しいのですが、オスの腹びれにはわずかにカドがあります。

腹びれだけで性別を断定せず、体形やお腹の膨らみ、成熟後の行動なども合わせて確認しましょう。

どうしても判別できない場合は、複数飼育をして自然にペアができるのを待つ方法が現実的です。

コリドラスのオスメスが分からなくても繁殖できる?

なんとなく、オスとメスを判別して確実にペアをそろえなければ繁殖はできないようなイメージがありますが、判別できなくてもコリドラスの繁殖はできます。

繁殖目的なら複数飼育する

コリドラスはもともと、緩い群れを作って暮らす魚なので複数飼育に向いています。

繁殖を狙う場合も、雌雄を無理に見抜いて1ペアだけそろえるより、複数匹を飼育してその中から繁殖する個体が現れるのを待つ方法があります。

また、少なくとも5匹以上の群れで飼育することもひとつの目安です。

水槽のサイズも含めて検討すべきですが、数多く飼えば飼うほど、その中にオスとメスが含まれている可能性も高くなります。

複数のオスを入れても争ったりしないので、安心して複数飼育に臨みましょう。

繁殖期にはオスがメスを追いかける

繁殖の準備が整うと水槽内が普段より活発になり、オスがメスを追いかける様子が見られることがあります。

体形では判断できなかった個体でも、こうした繁殖行動を観察することで性別の手掛かりを得られます。

追いかけているという行動だけで性別を決めつけず、その後のTポジションや産卵まで観察して判断しましょう。

Tポジションが見られたら産卵が近い

コリドラスの繁殖行動に「Tポジション」と呼ばれるものがあります。

この時の2匹がアルファベットの「T」のような位置関係になるため、このように呼ばれています。

Tポジションが確認できたら、産卵に備えて卵を管理できる準備をしておきましょう。

コリドラスが産卵したら卵をどうする?

コリドラスは石や流木、水槽のガラス面、水草などに卵を産み付けます。

産卵を確認したら、卵や稚魚を守るために親魚または卵を分けて管理できるよう準備しておきましょう。

産卵後は親魚または卵を隔離する

あらかじめ繁殖用の水槽にコリドラスを入れておいて、産卵後に元の水槽に戻すか、卵・稚魚用の水槽を用意しておき産卵後に卵だけを移すなど隔離の準備が大切です。

繁殖を狙うなら、産卵が始まってから慌てないよう、事前に隔離できる環境を準備しておくと安心です。

卵を移動させるときの注意点

コリドラスの卵は産卵直後だととてもやわらかく、無理に取ろうとするとつぶれてしまいます。

5分程度待てば表面が固くなり、指でつまめるようになります。

この時指にけがなどをしていると、水槽内に傷口の黴菌が入ってしまい、コリドラスにもよくありません。

指ではなく綿棒やピンセットなどでも取ることが出来ますので、そちらを使っても良いでしょう。

コリドラスの増えすぎに注意

コリドラスは少ない数だと産卵が難しいと言われていますが、産卵に成功すると困る位増えることがあります。

アクアリウムで有名なエビほどの繁殖力はありませんが、飼育しているコリドラスが自然に産卵しそのままにしていたら困る位増えた、という話もあります。

もし繁殖に成功した時の為に、その後を考えておきましょう。

・アクアショップに引き取ってもらう
・知人に譲る
・間引きする

世話をしきれずに川などに放流することは厳禁です。

コリドラスのオスとメスの見分け方は?【まとめ】

コリドラスのオスとメスは、体の大きさ・お腹の膨らみ・腹びれ・繁殖期の行動などを組み合わせて判断します。

成熟したメスはオスより大きく丸みのある体形になりやすいため、横からだけでなく上から観察するのもひとつの方法です。

一方、幼魚では雌雄の特徴がまだ現れておらず、成魚でも種類や個体によっては簡単に見分けられません。

そのため、1つの特徴だけを見て性別を断定するのではなく、同じ種類の複数個体を比較しながら総合的に判断しましょう。

繁殖が目的なら、無理にオス1匹・メス1匹を選び出すことにこだわる必要もありません。

飼育環境に余裕を持たせて複数匹を飼育し、成熟後の追尾やTポジションなども観察すれば、雌雄が分からない状態からでも繁殖を目指せます。

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