
コリドラスがじっと動かない、餌もほとんど口にしない――そんな様子を見て不安になる飼い主さんは多いでしょう。
本記事では、警戒心や水温トラブル、老化、病気など原因ごとの特徴と、すぐに実践できる対策を詳しく解説します。
日常の観察ポイントもあわせてご紹介します。
コリドラスが動かない=餌を食べないことも多い理由とは?

コリドラスが動かないときは、多くの場合で餌の摂取量も減っています。
活発に泳がないことで底砂を探る回数が減り、結果として餌を見つけられずに食べない状況になります。
特に人工飼料は水中で沈むスピードが速く、物陰にこもっている個体には届きにくくなります。
餌を食べない状態が続けば体力が落ち、ますます動かなくなる悪循環に陥るため、早期に原因を特定し対策することが大切です。
コリドラスが動かない原因
導入した直後で警戒している!
コリドラスは本来、警戒心の強い臆病な魚です。
ショップの水槽では元気に泳いでいても、自宅の水槽に入れると環境の変化に怯えてしまい、物陰から出てこなくなる場合があります。
この場合、コリドラスのペースに合わせて、なるべく早く落ち着けるようにそうっと見守るのが一番です。
ブリード個体は落ち着くのが早く、数時間後には普通に泳いでいることも多いのですが、ワイルド個体の場合は落ち着くまでに数日かかることもあります。
刺激すればするほど落ち着かなくなるので、ライトのオンオフと少なめの餌やり以外は、メンテナンスを控えましょう。
ずっと隠れたまま出てこない、ということはないので、気長に待ってやることが大切です。
混泳魚に怯えている!
コリドラスは温和な性格で争いを好まないため、混泳相手が活発すぎたり攻撃的だったりすると、怯えて隠れたまま動かなくなることがあります。
特に中層〜上層を泳ぐ魚が頻繁に底まで降りてきて追い払うような行動をすると、ストレスが蓄積しやすくなります。
大きな魚や気の荒い魚との混泳は避け、コリドラスと性質が合う温和な種を選ぶことが大切です。
水温が低い!
比較的低い温度を好む魚ではあるものの、コリドラスは熱帯魚です。
コリドラスは水温が20度を下回るような環境では、動けなくなってしまいます。
よくあるのはヒーターやサーモスタットのトラブルです。
特にヒーターは電球と同じく消耗品なので、使用し始めて1年経過したら危ないと思っておいた方がいいでしょう。
サーモスタットも、センサーがダメになるとヒーターに通電しなくなるため、3~4年が寿命といわれています。
コリドラスの動きがあまりに鈍い時は、水温をチェックしてみましょう。
ヒーターやサーモスタットは予備を常備しておいた方が安心です。

老齢個体になっている!
基本的には活発な魚ではありますが、年老いた老齢個体になればどうしても動きが鈍くなってしまいます。
コリドラスはちょこちょこと泳ぎ回っては一息つくような行動を繰り返しますが、一息の回数や頻度が増えたり、一息ついている時間が長くなることがあります。
長く飼育している個体にこういった兆候がみられたら、老齢個体の域に差し掛かっているのかもしれません。
特にしてやれることがあるわけではないので、大切に飼育してやりましょう。
何らかの病気に感染している!
体調が悪いと、ぼうっとして動かなくなってしまうのは人間もコリドラスも同じです。
個体の様子をよく観察し、何か体に異常がないか探しましょう。
ひれやひげが溶けていたり、体が傾いたりしている様子があれば、病気とみて間違いありません。
きっと食欲も落ちているはずです。
ただし、動きが鈍くなっているだけでは何の病気か断定することはできません。
もし病気と思われる個体だったら、まずは隔離し、じっくりと観察して、原因となっている病気を特定しましょう。
ほとんどの病気は、水槽内の水質が悪くなり、魚の抵抗力が落ちた時に発症します。
特にコリドラスは底砂付近で生活しているので、底砂が汚れていると影響を受けやすくなります。
コリドラスはどうしても魚病薬に弱い傾向があるため治療が難しい場合が多く、予防することが肝心になります。
日ごろからクリーナーを用いて定期的に底砂を掃除し、清潔な環境で飼育するように心がけましょう。
コリドラスが動かない・餌を食べない原因と対策【まとめ】
コリドラスが動かない・餌を食べないときは、環境の変化や水温、健康状態など様々な原因が考えられます。
普段からよく観察し、早めに対策することが元気な姿を保つ秘訣です。
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