金魚の寝てる時の見分け方とは?安心して眠れる環境づくりも解説

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金魚はいつも泳ぎ続けているように見えますが、実は夜になると眠っています。

ただし目を閉じることはなく、人間とは違った独特の寝方をします。

本記事では金魚の寝方の特徴や寝ている時と体調不良の違い、さらに金魚が安心して眠れる環境づくりについて解説します。

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目次

金魚の寝方

夜に水の底でじっとして動かなければ金魚は寝ています。

金魚も人間と同様夜に寝ます。

睡眠をとることで体力を回復しているのです。

理由も人間と同じですね。

ただ人間のように横になったり、目を閉じているようなことはありません。

野生の金魚は存在しませんが、もし外で生きていた場合すぐに逃げられるような寝方をしなければ外敵から身を守れません。

金魚は本能でそれをわかっているのでこのような、寝ているように見えない寝方をします。

もし金魚を飼育していれば夜に金魚の様子を見てみましょう。

水の底でじっとしていて、寝ているようには見えませんが、寝ている姿を確認できます。

寝ていても物音がしたり、人の気配がすればすぐに起きて動き出します。

素晴らしい本能ですね。

ですが、寝ている邪魔をしないようにそっと見守りましょう。

そして金魚が目を閉じるという話がありますが、金魚にはまぶたがありませんので目を閉じられません。

ほとんどの観賞魚にはまぶたがありません、もちろん金魚も同じです。

常に目を開けたまま行動しています、寝る時も目を開けたままです。

睡眠時間も短め、金魚が1日に取る睡眠時間は2.3時間程度と言われています。

2.3時間をまとめて眠るわけではありません、30分ほどの細切れ睡眠を夜に何度か行います。

人間と比べると、金魚はそんなに寝なくても大丈夫なのですね。

金魚が寝ている時の見分け方とは?

前述の通り「夜に水の底でじっとして動かなければ」金魚は寝ています。

ただし、水の底にじっとしていても寝ているようであっても実は寝ていない時もありますのでもう少し具体的な金魚が寝ている時の条件を解説します。

  • 呼吸
    寝ている時でもエラ呼吸はしています。
    ただし普段よりもゆっくり・静かになります。
    荒い呼吸をしていたら寝てるのではなく体調不良の可能性大。

  • 排便
    睡眠中は消化活動も休まるので、排便は基本的にしません。
    寝ている最中にフンをしているなら、実は起きているサインとも言えます。

  • 水流に流されるか?
    健康な金魚は寝ていても体のバランスを保ちます。
    水流に逆らうような細かな動きは止まっていますが、流されてしまうほど力を抜くことはありません。
    もし流されているなら寝ているのではなく弱っている証拠。

  • 背びれや姿勢
    背びれはピンと立ち、体も水平を保ったまま静止します。
    斜めや下向き、背びれが閉じているなら要注意。

特に分かりやすい見分けポイントは、じっとしている金魚の背びれ、金魚の角度を確認してみましょう。

元気な金魚の背びれはピンと立っています。

じっとしている時に背びれがまっすぐ立っているようならば寝ています。

逆に背びれが折れていてじっとしている場合は病気や体調不良が心配されます。

また背びれがまっすぐでも体調不良が疑われる場合があります。

・暗くて静かな環境ではないが、水の底でじっとしている
・餌をあげても無反応、水の底から動かない
・2.3時間を超えてもじっとしている
・排便がない

冬場ならば冬眠の可能性もありますが、そうでない場合はいったん隔離して塩浴などで金魚の体調を回復させてあげましょう。

また体の角度が不自然な場合は悲しい結果になってしまったかもしれません。

寝ている金魚は水平にまっすぐ寝ています。

斜めになっていたり、下を向いて動かない場合は残念ながら亡くなってしまった場合がほとんどです。

金魚が水槽の底でじっとしていても寝ていないケース

金魚が水槽の底でじっとしていると「寝ているのかな?」と思いがちですが、必ずしも睡眠とは限りません。

体調不良や環境の影響で動かないこともあります。

水質や水温の悪化による静止

酸素不足やアンモニア濃度の上昇は金魚にとって大きなストレスです。

こうした環境では体力を温存するように動かなくなり、底でじっとしているように見えます。

もし餌に反応しなかったり呼吸が荒いようなら水質をチェックしましょう。

病気や体調不良で動けない

転覆病や松かさ病、寄生虫の影響など、病気のサインとして底に沈んだままになることがあります。

この場合は背びれが閉じていたり、体が斜めになっているなど不自然な姿勢が見られます。

環境変化やストレスによる一時的な静止

水換え直後や新しい仲間を入れた時など、環境の変化に驚いて底で隠れることもあります。

しばらくして慣れてくれば再び泳ぎ始めるので、落ち着いた環境を保つことが大切です。

このように「底でじっとしている=寝ている」とは限らず、背びれや体の角度、呼吸の様子も観察して総合的に判断することが必要です。

金魚が快適に眠れる環境を整えるには?

照明のオンオフで生活リズムをつくる

金魚は人間のように昼と夜を区別して過ごします。

夜になっても照明がつきっぱなしだと、休むタイミングを失って疲れてしまいます。

水槽にはタイマーをつけて、日中は12時間ほど点灯し、夜はしっかり消灯すると自然なリズムが作れます。

暗い環境があることで、金魚は安心して休むことができます。

静かな環境でストレスを減らす

金魚は寝ていても音や振動に敏感に反応します。

テレビの音や人の出入りが多い場所に水槽を置くと、休もうとしてもすぐに起きてしまい、十分に眠れません。

寝ている時間帯には水槽周りを静かに保ち、金魚の休息を妨げないことが大切です。

水質と水温を安定させる

快適な睡眠には健康な体が必要です。

水質が悪化してアンモニアや亜硝酸が増えると、金魚は落ち着いて休めません。

また水温が極端に上下するとストレスや体調不良につながります。

フィルターやヒーターを活用して水質・水温を安定させることで、金魚は自然に眠りにつくことができます。

金魚は寝てるとき浮くの?

金魚の個体によっては水の底ではなく、上の方や真ん中など好きな所で寝ている場合がありますが、浮いているような寝方はしません。

浮いているというよりは、自分から寝る場所に移動して、じっと動かないような寝方です。

水流に流されている、浮いているような場合は金魚が弱っています。

水面でばたばたして、水の底に行きたいけどいけない、というような感じでしたら転覆病を疑います。

力なく何もせずその場に浮いている(漂っている)ようならばかなり危険な状態です。

初期の転覆病でしたら、絶食と加温で治る場合があります。

日々金魚を観察して浮いているようでしたら、迅速なケアが必要になります。

体調不良の金魚は寝ている時以外も、弱っているサインを出しています。

日頃きちんと金魚を観察して体調不良を見逃さないようにしましょう。

金魚の寝方【まとめ】

金魚の寝方は分かりにくいですが、背びれや体の角度を観察すれば「寝ているだけ」なのか「体調不良」なのかを判断できます。

睡眠は金魚にとって健康維持に欠かせない時間です。

毎日の観察で眠りを邪魔せず、快適な環境を整えてあげましょう。

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