
丸く愛らしい姿で人気のピンポンパールですが、寿命はどれくらいか気になる方も多いはず。
実は平均寿命は5〜6年と短めですが、飼育環境を工夫すれば10年生きるケースもあります。
本記事では寿命に影響する要因や、長生きさせるコツを詳しく紹介します。
ピンポンパールの寿命ってどれぐらい?

ピンポンパールの寿命はおよそ5年。
ピンポンパール1匹1匹の個体によって異なります。
それぞれ色々ありますが、小さい生き物は、あまり長生きしない。
大きく育てているピンポンパールは体力もありそれなりに耐久性もできるので10年生きるということもあるようです。
我が家のピンポンパールは3年近く生きてるので、そろそろ、老後を考えてあげなければなりません。
ピンポンパールの寿命に影響を与える要因とは?

品種としての特徴と弱点
ピンポンパールは丸い体型と独特な泳ぎ方が魅力ですが、その反面、消化器官や浮袋が圧迫されやすいという弱点を持っています。
これにより転覆病や内臓疾患を起こしやすく、同じ金魚の中でも寿命が短くなりがちです。
一般的な和金や琉金が10年以上生きる例が多いのに対し、ピンポンパールは5〜6年が平均と言われるのは、体質的な特徴が大きく影響しています。

飼育環境の影響
水槽の広さやろ過能力、水温管理など、環境面が寿命に直結します。
特に水質の悪化は短命の最大の原因のひとつで、アンモニアや亜硝酸が蓄積すると急死につながることもあります。
また、急激な温度変化や過密飼育もストレスを増大させ、寿命を縮めてしまう大きな要因です。

飼育者の意識と日々のケア
同じ個体でも飼育者の意識によって寿命は大きく変わります。
毎日の観察で体調の変化を早期に気付ければ、病気の進行を防ぎやすくなります。
小さな異変に気付けるかどうかが長生きのカギとなるため、単なる「鑑賞魚」としてではなく「大切なペット」として扱うことが重要です。
ピンポンパールの長寿を目指す飼育環境とは?

ピンポンパールの飼育環境にあり。
ピンポンパールの寿命は、あくまでも平均でみると、5年程度。
一般的に、「5年ほどしか生きられない」という統計が出ているだけで、1年の寿命だったピンポンパールも居たり、10年の寿命だった子もいる。
この違いは飼育環境と、持って生まれた遺伝子によるものだと考えられます。
持って生まれた遺伝子は変えられませんが、飼育環境は変えられます。
ピンポンパールの長寿を目指すために飼育者ができることをご紹介します。
室内飼育と屋外飼育

ピンポンパールを長生きさせたいなら、基本的には室内飼育がおすすめです。
室内なら温度変化や天候の影響を受けにくく、水温を安定させやすいからです。
特に冬の寒さや夏の直射日光は大きなストレスになるため、安定した環境を保つ室内飼育が有利です。
屋外で飼う場合は、直射日光を避け、気温の急変に備える対策が欠かせません。
屋外の自然な環境で元気に育つ個体もいますが、寿命を安定して延ばすという観点では室内の方が安心です。
冬眠はさせた方が良い?

ピンポンパールは一般的な金魚と違い、体が弱いため冬眠にはあまり向きません。
確かにピンポンパールの冬眠は代謝を抑えて長生きにつながる可能性があるとも言われますが、成功させるには水質・水温の管理を慎重に行う必要があります。
失敗すると命に関わるリスクが高いため、初心者や長寿を狙う飼育者にはヒーターを用いて冬眠させない方が無難です。
安定した水温で過ごさせる方が、結果的に健康を維持しやすくなります。

混泳はさせない方が良い?

ピンポンパールは泳ぎが遅く、体型の影響でバランスを崩しやすい種類です。
そのため、泳ぎの速い金魚や他種の魚と一緒にすると、餌を取れなかったり、いじめられて弱ってしまうことがあります。

特に和金やコメットのような活発な品種との混泳は避けた方が良いでしょう。

単独飼育または同じピンポンパール同士で穏やかに暮らさせる方が、ストレスが少なく寿命を延ばすことにつながります。
大きく育てる?小さく育てる?
ピンポンパールは体を大きく育てるほど、内臓や筋肉がしっかり発達して病気に強くなる傾向があります。
小さいままだと体力が不足し、病気や環境変化に弱いまま寿命を迎える可能性があります。
ただし、急激に大きくさせるのではなく、バランスの良い餌と適度な給餌でゆっくり育てることが大切です。
結果的に健康的に大きく育った個体ほど、長生きするケースが多いとされています。

ピンポンパールの食べているエサに注意する
消化に悪いものを食べてしまったり、食べすぎを繰り返していたりすると、病気になりやすい。
病気をよくするピンポンパールはあまり長生きは出来ません。
食育を心がけることです。
水質問題
ピンポンパールは水をとってもよく汚します。
フィルター交換や、水槽のお手入れ、お掃除などはこまめに行ってください。
水質が悪いと、免疫力は低下し、体調を崩します。
体調を崩しやすい体に育ってしまうと、長生きはできません。
小さいうちから水槽の水質管理はしっかり行いましょう。
ストレスのかかり方
ピンポンパールはとてもデリケートな生き物です。
環境の変化がとっても苦手。
水温が急激に下がったり、あがったりすることが苦手。
ピンポンパールにストレスがかかります。
水温の温度変化は注意してください。
同じ水槽に違う子がいる混泳も、少し苦手。
ピンポンパールは泳ぎがとても下手な種類なのです。
いじめられやすいんです。
できれば混泳は避けてあげてほしいなと筆者は思います。
与えているエサの種類が変わったりすると、食いつきが悪くなることも。
ピンポンパールにストレスをかけないことが、大事です。
この3つは、寿命を伸ばす(?)長生きすることに、大きくかかわります。
ここまで飼育環境についてを解説しました。
飼育環境は、飼育者で変える事が出来ます。
ですが、生まれ持った寿命。というのがあります。
そこはどうしても、変えられないところです。
ピンポンパールの寿命は?【まとめ】
ピンポンパールは平均5〜6年が寿命とされていますが、環境次第では10年の長寿も夢ではありません。
日々の観察と丁寧なケアが何より大切です。
当サイトでは「転覆病対策」や「混泳の注意点」など関連情報も紹介していますので、あわせてチェックして飼育の参考にしてください。