うさぎの妊娠期間は平均何日で何歳まで可能?症状・出産数・繁殖年齢を徹底解説

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うさぎは繁殖力が高い動物で、妊娠期間はおよそ1ヶ月と非常に短く安定しています。

しかし妊娠の兆候は分かりにくく、気付かないうちに出産を迎えることもあります。

本記事では妊娠期間や症状、1度に何匹産めるのか、繁殖可能な年齢や偽妊娠についても詳しくご紹介します。

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目次

うさぎの妊娠期間とその症状は?

うさぎは繁殖能力が高く、1度の交尾で約50%の確率で妊娠すると言われています。

交尾の時間も数10秒~数分と短く、飼い主が気付かないところで妊娠している場合もあるので、繁殖をさせる予定がない場合には、去勢・避妊手術を必ず行うか、手術をしていないオスとメスを対面させないようにしましょう。

うさぎの妊娠期間は約1ヶ月になります。

不思議なもので、人間の妊娠とは違い、この約1ヶ月が大幅に前後することはありません。

うさぎの妊娠は分かりにくく、生まれる直前まで分からないことが多いと言われています。

産まれる直前の1週間前~数日前になると少しずつ兆候が見られ始め、少しお腹が大きくなり、他のうさぎに威嚇をしたりする神経質な様子が見られるようになります。

また、この頃から巣作りを始めるため、チモシーを敷いた出産床を作ってあげましょう。

産まれる数日前~生まれる直前になると、飼い主が触ったときに胎動を感じるようになります。

また、用意しておいた出産床に自分の毛を抜いて巣作りを始める行動が見られます。

巣作りは偽妊娠でも起こるので、うさぎを仰向けにしてお腹を触り、胎動があるかを確認する方が的確であると思います。

うさぎの妊娠期間と繁殖に関する詳しい知識

妊娠期間が一定な理由

うさぎの妊娠期間が約30〜33日と安定しているのは、交尾排卵動物だからです。

交尾の刺激で排卵が起こるため、排卵日と受精日がほぼ同じになり、妊娠期間が大きくずれることはほとんどありません。

犬や猫のように発情期があり自然排卵する動物とは、この点が大きく異なります。

出産回数と体への負担

理論上は1年に6〜8回の出産が可能ですが、短期間での連続出産は母体に大きな負担をかけます。

出産ごとに体力や栄養が消耗し、免疫力の低下や寿命の短縮につながる可能性もあるため、計画的に繁殖させることが重要です。

ペットとして飼育する場合は年1回でも十分であり、必要がなければ避妊・去勢が望ましいでしょう。

妊娠中の食事と管理

妊娠したうさぎは、普段より多くのエネルギーとカルシウムを必要とします。

そのため、チモシーを中心にしつつ、妊娠期専用のペレットやアルファルファ牧草を一部取り入れるのが理想的です。

また、ストレスが妊娠の経過に悪影響を与えるため、静かな環境で飼育し、過度な抱っこやケージ移動は避けましょう。

うさぎは1回の出産で何匹産める?何歳まで繁殖可能?

うさぎは交尾して約1ヶ月で出産し、続けて繁殖することが出来るので理論上、最大で以下の繁殖が可能です。

  • オスは年6回の繁殖行動
  • メスは年8回まで出産

1度の出産で4~8匹の子うさぎを産み、産まれた子うさぎは生後4ヶ月頃から出産をすることが出来ます。

そのため、近年うさぎがペットとしてメジャーになってからはうさぎの多頭飼育崩壊の問題も出てきているようですので、注意が必要です。

うさぎは生後4ヶ月~5ヶ月で出産することは出来ますが、完全な性成熟は6ヶ月~1年です。

繁殖可能なのは、

  • オスは3~4年
  • メスは5~6年

と言われており、産む子うさぎの数は年々少なくなるようです。

うさぎによくみられる「偽妊娠」とは?

うさぎは、妊娠していないのに妊娠を維持するために分泌するホルモンが出ることにより、妊娠していないのに妊娠しているような様子が見られることがあります。この状態を偽妊娠と言います。

野生のメスのうさぎは年に6~8回妊娠、出産をすることでホルモンのバランスを上手にとっていると言われていますが、妊娠する機会のないペットのうさぎは常に雌性ホルモンが活発になってしまいます。

このホルモンバランスの乱れにより、偽妊娠となり、様々な症状がみられることがあります。

偽妊娠の症状は以下の通りです。

  • 肉垂の毛をむしる
  • むしった毛や牧草をハウスに敷いて、巣作り行動をする
  • 乳汁の分泌がある
  • 神経質になる

偽妊娠の際には神経質になり、精神的に不安定な状態となるため、まずは偽妊娠を助長させずうさぎが落ち着けるように環境を整えてあげましょう。

むしった毛などで巣作りをした巣をそのままにしておくと、偽妊娠を助長させてしまうため、むしった毛は片付け、巣作りした巣は片付けるようにしましょう。

自分の毛をむしる行動が止まらないのであれば、牧草を十分に与えたり、気を逸らすためにおもちゃを与えるようにしましょう。

しかし、偽妊娠の症状はうさぎによって個体差があるため、いろいろ試しながらその子に合った対処法を探しましょう。偽妊娠は通常であれば2週間で治まると言われています。

うさぎの妊娠期間とその症状は?【まとめ】

うさぎの妊娠は短期間で進むため、飼い主が気付いたときには出産直前というケースも少なくありません。

繁殖を考える場合は母体への負担や飼育環境を十分に整え、計画的に行いましょう。

繁殖予定がない場合は、去勢・避妊で多頭飼育崩壊を防ぐことが大切です。

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