
うさぎが「プスプス」「ぷうぷう」「ぶうぶう」と鼻を鳴らしていると、
「嬉しいの?」
「怒っている?」
「鼻が詰まっているのでは?」
と気になりますよね。
うさぎは犬や猫のように大きな声で鳴くことは少ないですが、小さな鼻音や声、しぐさを使って気持ちを表すことがあります。
結論からいうと、元気に走りながらプスプス・ぷうぷう鳴いている場合は、嬉しい・興奮している・構ってほしいといった感情表現のことがあります。
一方で、じっとしている時にもプスプス音が続く、鼻水やくしゃみが出ている、呼吸が苦しそうといった場合は、鼻づまりや呼吸器の不調が隠れている可能性もあります。
また、「ぶうぶう言いながら走る」という行動には、喜びだけでなく、思春期や発情による興奮が関係している場合もあります。
この記事では、うさぎがプスプス鳴く理由、鼻息と病気の呼吸音の見分け方、ぶうぶう言いながら走る意味、発情との関係、その他の鳴き声やしぐさ、動物病院へ相談した方がよいサインまで解説します。
うさぎがプスプス鳴くのはなぜ?

うさぎがプスプスと音を出す理由はひとつではありません。
大切なのは、音だけではなく、その時の行動や表情も一緒に見ることです。
嬉しい・甘え・興奮で鼻を鳴らす
部屋んぽ中に走りながらプスプス鳴いたり、飼い主の近くへ寄ってきながら小さな音を出したりする場合は、嬉しさや興奮を表していることがあります。
例えば、
- 「部屋んぽが始まった」
- 「好きなおやつをもらえそう」
- 「飼い主に遊んでもらえる」
といった場面です。
飼い主の周りを走ったり、こちらへ近づいてきたりする場合は、「嬉しい」「もっと構ってほしい」という気持ちが強い可能性があります。
怒り・不快感で低く鳴くこともある
同じような「ぷうぷう」「ぶうぶう」という音でも、嫌がっている時に出すことがあります。
抱っこをしようとした時、爪切りをしようとした時、無理に触ろうとした時などに低めの音を出す場合は、不快感や警戒を表している可能性があります。
音の高さだけで完全に判断するのではなく、
- 「逃げようとしている」
- 「体を固くしている」
- 「耳を伏せている」
- 「足ダンをする」
などの行動も一緒に確認してください。
発情・思春期で鳴き方が増えることもある
成長して思春期を迎えると、以前より「ぶうぶう」「ぷうぷう」と鳴くことが増える場合があります。
特に飼い主の足元をぐるぐる回りながら鳴く、あごを家具や飼い主へこすりつける、マーキングが増えるといった行動が同時に見られる場合は、発情や縄張り意識が関係している可能性があります。
病気の呼吸音との見分けが重要
最も注意したいのは、プスプスという音が感情表現ではなく、鼻づまりや呼吸器の異常による音の場合です。
元気な時だけ鳴くのか、それとも休んでいる時にも音が続くのかを確認しましょう。
うさぎの「鼻息プスプス」と病気の呼吸音の見分け方

「うさぎ 鼻息 プスプス」と検索する方の多くは、普通の鼻音なのか病気なのかを心配していると思います。
見分ける時は、音だけでなく鼻・呼吸・食欲・元気をまとめて確認します。
元気に走っている時だけなら感情表現の可能性
部屋んぽで走っている時や、飼い主へ近づいてきた時だけプスプス鳴き、その後は普通に呼吸しているのであれば、感情表現の可能性があります。
走った後に少し鼻息が強く聞こえることもあります。
普段どおり食べていて、元気に動き、鼻水やくしゃみもないのであれば、すぐに病気と決めつける必要はありません。
じっとしていても音が続く場合は注意
何もしていない時や寝ている時にも、
- 「プスプス」
- 「ズーズー」
- 「ブーブー」
といった呼吸音が続く場合は注意が必要です。
鼻の中に分泌物がたまっていたり、呼吸器に問題があったりする可能性があります。
鼻水・くしゃみがある場合
プスプス音に加えて、くしゃみや鼻水が出ている場合は、呼吸器系の不調を疑います。
うさぎでは、いわゆるスナッフルと呼ばれる鼻炎・呼吸器症状が見られることがあります。

鼻水が続く、くしゃみが増える、鼻まわりの毛が濡れている場合は、早めに動物病院へ相談しましょう。
呼吸が速い・苦しそうな場合
呼吸数が明らかに増えている、体全体を使って呼吸している、じっとしているのに呼吸が苦しそうといった場合は、様子見を長引かせない方がよいでしょう。
特に口を開けて呼吸するような状態は正常とは考えにくいため、早急な相談が必要です。
鼻の周りが濡れている場合
鼻水が続くと、鼻の周囲の毛が湿ったり、固まったりすることがあります。
また、前足で鼻をこすることで、前足の内側の毛が汚れることもあります。
プスプス音と一緒にこうした変化がある場合は、単なる感情表現ではない可能性があります。
うさぎがぶうぶう言いながら走る理由

うさぎが「ぶうぶう」「ぷうぷう」と言いながら走り回ることがあります。
これは比較的よく見られる行動ですが、その時の状況によって意味が変わります。
嬉しくてテンションが上がっている
部屋んぽを始めた直後や、好きな場所へ出た時に走りながら鳴く場合は、嬉しくて興奮している可能性があります。
うさぎは嬉しい時に走り回ったり、急に方向転換したり、ひねりジャンプをしたりすることがあります。
その流れでぷうぷう・ぶうぶうと鼻を鳴らすこともあります。
飼い主に構ってほしい
飼い主の近くを走りながら鳴いたり、足元へ何度も寄ってきたりする場合は、「遊んで」「撫でて」とアピールしている可能性があります。
鼻でつついてきたり、手の近くで止まったりする場合もあります。
飼い主の周りをぐるぐる回るのは発情・求愛のこともある
飼い主の足元を円を描くようにぐるぐる回りながら、ぶうぶう鳴くことがあります。
この行動は嬉しさだけではなく、発情や求愛行動の一部として見られる場合もあります。
特に思春期以降に急に始まった場合は、発情による行動変化も考えてみましょう。
おやつや部屋んぽを期待している
いつもおやつをもらう時間や、部屋んぽをする時間になると、期待して興奮するうさぎもいます。
ケージの中でこちらを見ながらぶうぶう鳴く場合は、「早く出して」「早くちょうだい」という催促かもしれません。
低く強いブーッは怒りの場合もある
低く強い声で「ブーッ」と鳴き、体を引く、逃げる、耳を伏せるといった様子がある場合は、不快感や怒りの可能性があります。
楽しく走っている時の音とは、行動が大きく違います。
うさぎがプスプス・ぶうぶう鳴く時は発情期?

思春期を迎えたうさぎでは、鳴き方や行動が変わることがあります。
思春期に鳴き方が増えることがある
性成熟が進むと、これまであまり鳴かなかったうさぎが、ぶうぶう・ぷうぷうと音を出すようになる場合があります。
興奮しやすくなったり、縄張り意識が強くなったりすることもあります。
飼い主の周りを回る
飼い主の足の周りを何度も回る行動は、発情や求愛に関係する場合があります。
その時にぶうぶう鳴くこともあります。
あごすり・マーキングを伴う
家具や人へあごをこすりつける行動は、自分のにおいを付けるマーキングのひとつです。
また、おしっこのマーキングや、うんちを散らす行動が増える場合もあります。
こうした行動とぶうぶう鳴く行動が同時に増えた場合は、思春期や発情の影響も考えられます。
オスだけでなくメスでも行動変化がある
発情に伴う行動はオスだけに見られるものではありません。
メスでも縄張り意識が強くなったり、機嫌の変化が大きくなったりすることがあります。
急に行動が変わった場合は、年齢や性成熟の時期も確認してみましょう。
うさぎのぷうぷう・ぶうぶうは音だけで判断しない

同じような音でも、うさぎの状態によって意味が違うことがあります。
鳴き声だけではなく、全身のしぐさを見ることが大切です。
耳の向き
耳を自然に立てたり、リラックスして横へ倒したりしている場合は、落ち着いていることがあります。
一方、警戒して耳を緊張させている、後ろへ強く伏せている場合は、不快感や緊張がある可能性があります。
しっぽ
しっぽを立てて興奮している、体に力が入っているといった変化も気持ちを読むヒントになります。
体勢
体を伸ばしてリラックスしているのか、体を丸めて固くしているのかでも意味が変わります。
同じぶうぶうという音でも、楽しそうに走っている場合と、身を固くしている場合では受け取り方が違います。
足ダン
足ダンを同時にしている場合は、警戒や不満、催促などが考えられます。
楽しそうに走っている時とは違い、何かを嫌がっていないか確認しましょう。
飼い主へ近づくか離れるか
自分から寄ってきて鼻でつつく、周囲を回るのであれば、甘えや興奮の可能性があります。
反対に、鳴きながら逃げる、触ろうとすると避ける場合は、不快感や警戒を考えた方がよいでしょう。
うさぎが鳴き声で表すその他の感情
「ぶっぶっ」「ぶーぶー」
飼い主へ甘えている時や、気分が高まっている時に小さくぶっぶっ・ぶーぶーと音を出すことがあります。
ただし、低く強い音の場合は不満や怒りの可能性もあるため、行動と一緒に判断しましょう。
「きゅー」「きーきー」
高く大きな声を出す場合は、強い恐怖や痛みなどが関係している可能性があります。
普段ほとんど聞かないような鳴き声を突然出した場合は、何が起きたのかすぐに確認してください。
リラックス時の小さな音
撫でられている時やうとうとしている時に、小さな音を出すうさぎもいます。
ただし、すべてのうさぎが同じように鳴くわけではありません。
ほとんど鼻音を出さない子もいるため、鳴かないからといって感情が乏しいわけではありません。
うさぎが行動で表している感情
飼い主を鼻でつつく
飼い主を鼻でつつく行動は、
- 「構ってほしい」
- 「撫でてほしい」
- 「どいてほしい」
- 「おやつがほしい」
といった要求を伝えている場合があります。
前後の状況から意味を判断しましょう。
歯ぎしり
歯ぎしりには大きく分けて2つの意味があります。
撫でられている時に小さく「コリコリ」と鳴らす場合は、気持ちよくリラックスしていることがあります。
一方で、体を丸めながら大きく「ゴリゴリ」と歯ぎしりする場合は、痛みや体調不良の可能性があります。
食欲低下などもある場合は注意してください。
足ダン
後ろ足を強く床へ打ち付ける「足ダン」は、警戒、不満、催促などで見られます。
大きな音に驚いた時や、ご飯を待っている時などにも見られることがあります。

手を舐める

飼い主の手を舐める行動は、毛づくろいに近い行動として見られることがあります。
信頼や親愛を示している場合もあります。

ひねりジャンプ

走りながら体をひねってジャンプする行動は、嬉しくて気分が高まっている時によく見られます。
ぶうぶう言いながら走る行動と一緒に見られる場合は、かなりテンションが上がっているのかもしれません。

うさぎのプスプスで動物病院へ相談した方がよいサイン

プスプス鳴いていても元気に走り回っているだけなら、感情表現の場合があります。
一方で、次のような変化がある場合は病気の可能性も考えましょう。
鼻水・くしゃみが続く
一時的なくしゃみではなく、何度も繰り返す、鼻水が続く場合は呼吸器系の不調が疑われます。
安静時にもプスプス・ズーズー音がする
走っている時だけでなく、じっとしている時にも呼吸音が聞こえる場合は注意が必要です。
呼吸が速い・苦しそう
呼吸が明らかに速い、胸やお腹を大きく動かして呼吸している、苦しそうに見える場合は、早めに動物病院へ相談してください。
食欲や元気が落ちている
呼吸音に加えて、牧草やペレットを食べない、動かない、いつもより反応が弱い場合は、単なる感情表現とは考えにくくなります。
鼻の周りが濡れている・汚れている
鼻水が続くと鼻周りの毛が濡れたり固まったりします。
前足で鼻をこすることで、前足の内側が汚れることもあります。
こうした変化があれば、うさぎを診られる動物病院へ相談しましょう。
うさぎがプスプス鳴く理由【まとめ】

うさぎがプスプス、ぷうぷう、ぶうぶうと鳴く場合は、まずその時の状況を確認しましょう。
元気に走りながら鳴いている場合は、
- 「嬉しい」
- 「興奮している」
- 「構ってほしい」
- 「部屋んぽやおやつを期待している」
といった感情表現の可能性があります。
また、思春期や発情によって飼い主の周りをぐるぐる回りながら、ぶうぶう鳴くこともあります。
反対に、嫌がることをされた時に低い声を出す場合は、不満や怒りの可能性があります。
ただし、プスプスという音が安静時にも続く、鼻水やくしゃみがある、呼吸が苦しそう、食欲や元気が落ちている場合は、感情表現ではなく呼吸器の不調が隠れている可能性があります。
音だけで判断するのではなく、
- 「走っているか」
- 「飼い主へ近づいてくるか」
- 「耳や体に力が入っていないか」
- 「鼻水やくしゃみがないか」
- 「食欲や元気があるか」
まで合わせて確認することが大切です。
うさぎによって鳴き方には個性があります。
普段の鳴き方や行動を覚えておくと、「いつもの嬉しいプスプス」と「いつもとは違う呼吸音」の変化にも気づきやすくなります。