ネオンテトラの水温は何度が適温?冬・夏の管理方法と最低温度も解説

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ネオンテトラは丈夫で飼いやすい熱帯魚ですが、水温管理を誤るとすぐに体調を崩してしまいます。

特に日本の冬や夏は水温が安定しにくいため、正しい管理方法を知っておくことが大切です。

本記事では、ネオンテトラに最適な水温と、冬・夏の具体的な対策、さらに最低限耐えられる温度についても解説します。

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目次

ネオンテトラの水温の適温は何度?

ネオンテトラは本来、南米アマゾン川流域の、流れの緩やかな小川に生息しています。

森の中を流れる川なので日差しで温度が急変することはなく、ずっとなだらかな場所を流れる川なので上流と下流で水温が変わることもありません。

雨季と乾季があるものの気温が激しく上下することはなく、年間を通して温暖な気候です。

そういった場所に暮らす魚なので、日本の池や川にいる魚よりも高水温を好みますが、あまりに高い水温は耐えられません。

ネオンテトラは頑丈な魚で、23度~30度くらいの水温の幅には難なく対応しますが、適温としては26度前後だと考えましょう。

また、適応できる水温の幅が広いとはいっても、日中30度、夜23度では体調を崩してしまいます。

あまり水温が急変しないよう配慮した環境づくりが大切です。

ネオンテトラは最低何度まで耐えられる?

ネオンテトラは基本的に26度前後を好む魚ですが、最低水温の目安を知っておくことも大切です。

一般的には23度を下回ると体調を崩しやすくなり、20度以下では動きが鈍くなり、病気や死亡のリスクが一気に高まります。

短時間であれば22度程度でも耐えられる個体はいますが、長期間その環境に置くのは危険です。

特に冬場は水槽が冷えやすく、ヒーターを入れていないと一晩で水温が20度を切ることもあります。

ネオンテトラを健康に飼うためには、最低でも23度以上をキープするようにしましょう。

ネオンテトラの冬場の水温管理方法は?

熱帯魚は保温しなければいけない生き物なので冬場の管理が大変、というイメージがあるかもしれませんが、温めればいいだけなので、器具さえあれば案外楽なものです。

熱帯魚用のヒーターが市販されているので、それを使いましょう。

ヒーターにも様々な種類がありますが、注意すべき点があります。

・オートヒーターか、そうでないか
・自分の水槽の水量に合っているか

まず、オートヒーターなのかそうでないのか、という点に注意しましょう。

ヒーターは温めるだけ

ヒーターは本来、コンセントに差し込んだ瞬間から加熱し続ける「温めるだけ」の器具です。

そのため、ヒーターだけでは水温がどんどん上昇してしまいます。

適温でヒーターを止めてくれるサーモスタット

水温を検知し、適温でヒーターを止めてくれるセンサーのようなものがサーモスタットです。

ヒーターとサーモスタットを一体型にしたものがオートヒーター

そのためヒーターとサーモスタットをセットで購入する必要がありますが、もともと一体型にしたものがオートヒーターです。

好みで選べばいいのですが、オートヒーターでないヒーターを単独で使わないように気を付けましょう。

次に、ヒーターにもワット数ごとに容量が決まっています。

それによって適応する水槽も違うので、自分がネオンテトラ飼育で使う水槽の水量と、ヒーターの容量が合っているか確認しましょう。

ネオンテトラの夏場の水温管理とは?

意外かもしれませんが、熱帯魚飼育で厄介なのは夏場の温度管理です。

水温は上げるよりも下げる方が難しいため、水温が適温を超えてしまうような部屋では対策を考える必要があります。

・エアコンで室温を下げる
・水槽用ファンや扇風機で水面に風を送る
・水槽用クーラーを使う

確実でお手軽なのは、水槽を置いている部屋の温度をエアコンで下げてしまうことです。

ただし、仕事などで自分が部屋を空けているときも、エアコンは稼働させなければいけません。

水槽用のファンや扇風機で水槽の水面に風を送るのも効果的です。

水面に風を送ると水が蒸発しますが、その際に「気化熱」という現象で水の温度が下がるのです。

条件がよければ2度ほど水温を下げることができます。

水槽専用のものが売られていますが、デスク用やリビング用の扇風機やサーキュレーターも使えます。

これらの方法でも水温が下がらない場合、最終手段として水槽用のクーラーを使うことになります。

海水魚飼育では一般的な器具で、もっとも確実に水温を下げることができますが、クーラー自体が高価です。

ネオンテトラの飼育でクーラーまで使っている人は少ないのではないでしょうか。

基本的には、エアコンとファンの併用で夏を乗り切ることができます。

ネオンテトラの水温の適温は何度?【まとめ】

ネオンテトラの水温管理は、安定した26度前後を目安にすることが大切です。

冬はヒーター、夏はエアコンやファンで工夫すれば、快適な環境を維持できます。

最低でも23度を下回らないよう意識し、季節ごとの対策を徹底しましょう。

他の記事では混泳や餌についても紹介しているので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。

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