
ドワーフホトは真っ白な体とアイライン模様が特徴的なウサギです。
その独特な見た目から「怖い」と感じる人もいますが、実際は人懐っこくて遊び好きな性格。
この記事では、怖いと言われる理由とあわせて、飼育する上での魅力や注意点をご紹介します。
ドワーフホトの怖い目はトレードマーク!

ドワーフホトと言えば、小さい真っ白な体に、目の周りのくっきりとしたアイラインのような模様が特徴です。
この目のアイラインはブラックアイバンドと呼ばれています。
アメリカのARBAのラビットショーでは、このアイラインが均一な太さで目をしっかりと囲っていることと、ギザギザになったり乱れたりせずまっすぐ入っていることが理想とされています。
「ドワーフホトってなんか怖い!」そういう声もよく聞きますが、このアイラインが入っていることで目が通常よりも大きく見えて、少し不気味に感じるのかもしれませんね。
体型も小柄で、頭が丸く両目の間隔」が広くなっています。
もしかしたら、この両目の間隔が広いという点も、人によっては不気味に感じるのかもしれませんね。
ラビットショーの基準ではオスメスともに1.36㎏未満、理想体重は生後6ヶ月以上で1.13㎏とされています。
ドワーフホトの性格は?

ドワーフホトは一見洗練されているようなイメージですが、性格は人懐っこく、好奇心旺盛で遊ぶことが大好きなうさぎさんです。
活発な一面もあり、走ったりジャンプしたりと活発に動きます。
お散歩も大好きでリードをぐいぐいひっぱるほど活発な性格です。
個体差はありますが、オスかメスかで性格が若干異なることがあります。
一般的にはオスのほうが穏やかで懐きやすく、縄張り意識が強くなります。
一方メスはオスに比べると気が強く、特に妊娠するとさらに気性が荒くなる傾向にあります。
ドワーフホトが怖いと感じる心理と飼育上の注意点
見た目に慣れていない人が感じる違和感
ドワーフホトの「怖い」という印象は、必ずしも個体の問題ではなく、見る人側の心理的な慣れの問題であることも多いです。
真っ白な体に黒々としたアイラインが入る姿は、絵本やアニメのキャラクターのようにも見えますが、普段ウサギに触れ合った経験が少ない人にとっては「人間の化粧のようだ」「目だけが強調されて不気味」と感じやすいのです。
初めは怖いと思っていても、毎日接していくうちに慣れ、むしろ「魅力的」と感じる飼い主さんも少なくありません。
実際の性格と見た目のギャップ
ドワーフホトは外見と裏腹に、人懐っこく甘えん坊な性格を持つ子が多いです。
怖い印象を抱いていても、実際に一緒に生活すると「見た目とのギャップ」に驚くことになります。
飼い主に寄り添って座ったり、遊びを催促したりする仕草を見ていると、怖いどころか愛嬌たっぷりの存在に感じられるはずです。
この「ギャップ萌え」こそが、ドワーフホトをリピート飼育する人が多い理由のひとつです。
飼育前に知っておきたい注意点
ただし、ドワーフホトを迎える際には注意も必要です。
まず「怖い」と感じる外見に抵抗があるまま迎えると、愛着を持つまでに時間がかかる可能性があります。
家族全員が受け入れられるかどうかを事前に話し合っておくことが望ましいでしょう。
また、人気と希少性から価格が高く設定される傾向があり、信頼できるブリーダーやショップを探すことも重要です。
さらに、見た目だけで判断せず、性格や健康状態を観察して選ぶことで長く安心して暮らすことができます。
ドワーフホトのかわいい魅力とは?
あんまりおやつを食べないイヴちゃんですが、たまーにお外でもおやつを食べてくれる時があります☺️
— うさぎカフェ うさびび (@usabibiusagi) April 24, 2025
その貴重な動画です✨
なんだか、満足気です🫶#うさぎ #うさびび #うさぎカフェ #池袋 #池袋西口 #動物カフェ #rabbit #ドワーフホト pic.twitter.com/G72nz2nrhZ
ドワーフホトは「怖い」と言われることがある一方で、多くの飼い主を虜にする可愛らしさも持っています。
独特の外見と性格が組み合わさり、他のうさぎにはない魅力を生み出しています。
アイバンドがチャームポイントに
真っ白な体にくっきりと入った黒いアイバンドは、初めて見る人にインパクトを与える特徴です。
慣れてくると、このアイラインが「まるでお化粧をしているみたいで可愛い」と感じられることも多く、写真映えすることからSNSでも人気を集めています。
人懐っこさと遊び好きな性格
ドワーフホトは甘えん坊で、人に寄り添うことが大好きです。
飼い主の後を追いかけてきたり、撫でてほしいと頭を差し出したりする仕草はとても愛らしく、怖いどころか「かわいすぎる」と感じさせてくれます。
遊び好きで活発な動きも、見ているだけで癒されるポイントです。
小柄な体型の愛らしさ
体重1kg前後という小柄な体型も魅力のひとつ。丸みを帯びた頭と大きな目がバランスよく配置されており、まるでぬいぐるみのような印象を与えます。
抱っこすると軽くてふわふわしており、その小ささが一層「かわいい」と感じさせる要素になっています。
ドワーフホトのカラーバリエーションは?

ドワーフホトの体は真っ白の一色しかありません。
アイバンドにはブラックとチョコレートの2パターンがあり、チョコレートの方が柔らかい印象になります。
目の色にはブラック、チョコレート、ルビーレッドの3パタンの他、稀にブルーアイドと言われる青い目をしている子もいるようです。
体に模様やラインが入っている子もいますが、ラビットショーではアイバンド以外には認められておらず、「ミスカラー」と呼ばれています。
アイバンドが入っていないミスカラーもあり、がらりと印象が変わることになります。
ドワーフホトのミスカラーとは?
うちのドワーフホトは黒毛まじりのかわいい子です。
— R (@UJiokIm9MYDSI8L) June 3, 2021
一目惚れでした。
ミスカラーじゃなくて、個性だと思っています。 pic.twitter.com/ahjN61gdEU
ドワーフホトは、真っ白な体にアイバンドだけが入る姿が理想とされます。
しかし実際には、基準から外れた毛色や模様を持つ個体も存在し、それらは「ミスカラー」と呼ばれています。
ミスカラーの種類
典型的なミスカラーには、体の一部に黒や茶色の斑点が出るケースや、アイバンドが左右で均等でなかったり、途中で切れているケースがあります。
中にはアイバンドそのものが入っていない個体もおり、印象が大きく変わります。
ショーとペットでの扱いの違い
ラビットショーでは、ミスカラーは基準から外れるため評価の対象にはなりません。そのためブリーダーの立場では理想的なアイバンドを残す選別が行われます。
しかし、家庭でペットとして飼育する場合には健康上の問題はなく、むしろ個性的で愛らしい特徴として受け止められます。
ミスカラーを選ぶメリット
ミスカラーの子はショータイプよりも価格が抑えられる傾向があり、希少性や個性を好む飼い主に人気があります。
「この子だけの模様」として愛着が湧きやすく、自分だけの特別なパートナーを探している人にはおすすめです。
ドワーフホトの寿命は?

ドワーフホトの平均寿命は7〜10年ほどとされ、一般的なペットのうさぎの寿命(7〜8年)よりもやや長生きすると言われています。
飼育環境が整っていれば、10歳を超えて元気に過ごす子も珍しくありません。
長生きさせるためのポイント
ドワーフホトを健康に長生きさせるには、日々の食事管理と飼育環境の工夫が欠かせません。
牧草を中心に与えることで歯や消化器の健康を保ち、肥満を防ぐことができます。
また、運動量が多い品種なので、毎日の運動時間を確保してあげるとストレスが軽減され、寿命にも良い影響を与えます。
病気やケガに注意
うさぎは体が小さいため、ちょっとした病気やケガでも命に関わることがあります。
特に消化器系の不調や歯のトラブルはよく見られるため、食欲や排便の変化に気を配ることが大切です。
異変を感じたらすぐに動物病院を受診することが長寿につながります。
室内環境の整備
温度変化や湿度の影響を受けやすいため、年間を通じて20〜25℃前後を維持するのが理想です。
夏の暑さや冬の寒さを放置すると体力を奪われ、寿命を縮める原因になるので、エアコンやヒーターを活用して快適な環境を保つようにしましょう。
ドワーフホトは初心者でも飼いやすい?

ドワーフホトはその見た目から「特別なケアが必要なのでは?」と思われがちですが、基本的な飼育方法は他の小型ウサギと大きく変わりません。
正しい環境を整えれば、初心者でも十分に飼いやすい品種と言えます。
食事と日常ケア
食事はチモシーなどの牧草を主食に、ペレットや新鮮な野菜を補助的に与えるスタイルで問題ありません。
水は清潔なものを常に用意しておく必要があります。
毛並みは短毛種なので、ブラッシングの頻度は週に1~2回程度で十分です。
長毛種のように毎日の念入りなケアが不要な点も、初心者にとっては大きなメリットです。
必要な運動量
活発な性格のため、1日1時間程度はケージの外で自由に動ける時間を作ってあげることが理想です。
部屋の中で遊ばせる際には、電気コードや家具の角をかじらないように保護する必要があります。
運動不足はストレスや肥満につながるため、散歩や室内遊びの時間を確保してあげましょう。
飼育環境
ケージは小型ウサギ用で十分ですが、底が金網だけのタイプは足に負担がかかりやすいので、マットやスノコを敷くと安心です。
室温は20~25℃を保ち、夏場の熱中症や冬の冷え込みに注意すれば健康に過ごせます。
ドワーフホトと他品種の比較
ドワーフホトは「怖い」と言われることがある一方で、他の人気品種と比べるとその個性が際立っていることがわかります。
ここでは特に人気の高いネザーランドドワーフやホーランドロップと比較してみましょう。
ネザーランドドワーフとの違い

ネザーランドドワーフは、丸い顔と小さな耳が特徴の「最小サイズのうさぎ」として知られています。
体重は1kg前後と小柄で、見た目の可愛らしさから非常に人気があります。
性格は少し気が強く、人に慣れるまで時間がかかる場合もあります。
これに対してドワーフホトは、同じく小柄ですがアイバンドがあることでインパクトが強く、性格は人懐っこく甘えん坊な子が多いのが特徴です。
ホーランドロップとの違い

ホーランドロップはたれ耳が特徴で、穏やかな性格から初心者にも人気があります。
体格はドワーフホトより大きめで、2kg前後になることも多く、抱き心地を重視する人に向いています。
対してドワーフホトは軽量で小柄なため、抱っこすると繊細さを感じやすいでしょう。
性格の面では、ドワーフホトの方がより活発で遊び好きな印象があります。
見た目の好みと飼いやすさの選び方
結局のところ「怖い」と感じるか「可愛い」と感じるかは、見た目の好みに大きく左右されます。
ドワーフホトは唯一無二のアイラインが特徴的で、好みがはっきり分かれるタイプの品種です。
一方でネザーランドやホーランドは万人受けしやすいルックスを持っています。
飼いやすさという点ではどの品種も大きな違いはなく、それぞれの性格の個性や見た目の好みで選ぶのが良いでしょう。
ドワーフホトの値段・入手方法

ドワーフホトは、真っ白な体に黒いアイラインが入るという独特の見た目から非常に人気がありますが、ペットショップではあまり流通していません。
そのため、価格はやや高めに設定される傾向があります。
一般的なウサギのペットとしての相場が1~3万円程度に対し、ドワーフホトは5万円前後から、血統書付きやショータイプになると10万円を超えることも珍しくありません。
特に目のアイバンドが理想的に整っている個体は評価が高く、価格もさらに上がります。
入手方法としては、通常のペットショップではほとんど見かけることがなく、ブリーダーやラビット専門店で探すのが一般的です。
国内のブリーダーは少ないため、予約待ちになるケースもあります。
輸入個体の場合はさらに価格が上昇し、輸送費や検疫にかかる費用も上乗せされます。
もし迎えたいと考えている場合は、ブリーダーの公式サイトやラビットショーに参加するなどして、信頼できる飼育者から譲ってもらうのが安心です。
健康状態や性格を事前に確認できる点でも、直接やり取りできるブリーダーからの入手が推奨されます。
ドワーフホトが怖いと感じるのは目のせい?【まとめ】
ドワーフホトは見た目のインパクトから「怖い」と言われることもありますが、性格は愛らしく飼い主を魅了するウサギです。
外見の好みだけで判断せず、実際に触れ合ってみることで印象は大きく変わります。
ドワーフホトの魅力を知り、自分に合った一匹と出会うきっかけにしてください。
他のウサギ記事も参考にしながら、理想のペットライフを見つけてみてはいかがでしょうか。