
ハムスターを飼っていると、
「どうやって抱っこすればいい?」
「上からつかんでも大丈夫?」
「抱っこすると逃げるのは嫌われているから?」
と気になることがありますよね。
結論からいうと、ハムスターを抱っこするときは、上からつかまず、下から両手ですくうように持ち上げるのが基本です。
さらに、落下事故を防ぐために、最初は床に座るなど低い位置で行いましょう。
RSPCAでは、ハムスター自身に手を調べさせてから両手でカップ状にすくい、落下した場合にケガをしないよう安定した面から数インチ程度の低い位置で扱うよう案内しています。PDSAも、両手ですくい上げ、床に座って扱う方法を勧めています。
ただし、すべてのハムスターが抱っこを好きになるわけではありません。
大切なのは、
- 無理につかまえない
- 自分から手へ近づくのを待つ
- 嫌がったらすぐに戻す
ということです。
この記事では、ハムスターの正しい抱っこの仕方から、手への慣らし方、逃げる理由、抱っこしてはいけないタイミング、片手で持ってよいのか、種類別の注意点まで詳しく解説します。
ハムスターの正しい抱っこの仕方【6ステップ】

まず、「どうやって持てばいいの?」という疑問から解決していきましょう。
基本は、上からつかまず、下から両手ですくって体全体を支えることです。
①起きていて落ち着いているときに行う
ハムスターが眠っているところを起こして、そのまま抱っこするのは避けましょう。
ハムスターは夜間を中心に活動する動物で、睡眠中に突然触られると驚いて噛んだり、強く警戒したりすることがあります。
RSPCAとBlue Crossも、休息・睡眠中のハムスターを不必要に触らず、きちんと起きているタイミングで扱うよう勧めています。
ケージから自分で出てきて活動している時間を選びましょう。
②正面や横からゆっくり手を近づける
いきなり背後や真上から手を伸ばすのではなく、ハムスターが手の存在を確認できるようにゆっくり近づけます。
まずは手を差し出して匂いを嗅がせましょう。
RSPCAも、ハムスター自身のペースで人の手を調べられるようにすることを推奨しています。
「突然捕まえる」のではなく、「自分から手を確認できる」状態を作ることが大切です。
③上からつかまず下からすくう
ハムスターを持ち上げるときに、背中側から片手でつかむのは避けましょう。
PDSAでは、ハムスターは捕食される側の動物であるため、持ち上げられること自体を怖がる場合があると説明しています。
両手を左右から近づけ、お腹の下へ手のひらを入れるようにして、下からすくいます。
④両手で包むように体を支える
持ち上げたら、左右の手を合わせてカップのような形にします。
ハムスターが両方の手のひらに乗り、体全体が安定する状態を作りましょう。
RSPCAは、両手で包むように持ち上げたあと、左右の手のひらをつなげた状態で乗せる方法を案内しています。
体を強く握るのではなく、落ちないよう周囲を手で支えるイメージです。
⑤床に座るなど低い位置で抱く
ここは非常に重要です。
ハムスターは急に手から飛び出したり、体をひねって逃げたりすることがあります。
そのため、立ったまま胸の高さまで持ち上げるのではなく、最初は床へ座って扱いましょう。
PDSAは、ハムスターが飛び出してもケガをしにくいよう床へ座った状態で持つことを推奨しています。RSPCAも、安定した面から数インチ以上高く持ち上げないよう注意しています。
⑥逃げようとしたらすぐケージへ戻す
抱っこ中に、
体をひねる
手の端へ急いで移動する
飛び降りようとする
強く噛もうとする
といった行動が出たら、そのまま続けないようにします。
「もう戻りたい」という反応が出たら、安全な場所へ戻してあげましょう。
抱っこを長く続けることより、「抱っこされても怖いことが起きなかった」という経験を積ませることの方が重要です。
ハムスターを抱っこするときは低い場所で行う

抱っこの方法と同じくらい大切なのが、高さです。
ハムスターは小さく、落下するとケガをする可能性があります。
RSPCAはハムスターを安定した面の近くで扱うよう案内し、PDSAも床に座って持つことを推奨しています。
床に座って抱く
抱っこに慣れていない時期は、床に座って行うのがおすすめです。
手から飛び出しても落差を小さくできます。
床には危険な物を置かず、逃げ込める隙間などもあらかじめ確認しておきましょう。
手乗りに慣れた直後は持ち上げない
ハムスターが初めて自分から手に乗ってくれたら、うれしくなってすぐ持ち上げたくなるかもしれません。
しかし、最初はそのまま手を動かさず、「この手の上は安全」と覚えてもらうことを優先しましょう。
手に乗ることと、持ち上げられても平気なことは別の段階です。
抱いたまま立ち歩かない
特に慣れていないうちは、ハムスターを手に乗せたまま部屋を歩き回る必要はありません。
急に飛び出した場合の落下距離が大きくなるためです。
まずは低い位置で安定して抱けるようになることを優先しましょう。
お迎えして何日目から抱っこしていい?

「飼い始めて何日目から抱っこしていいの?」
という疑問もありますよね。
結論として、すべてのハムスターに共通する「○日目からOK」という決まりはありません。
まず新しい環境に慣れてもらう
お迎え直後のハムスターにとっては、
新しいケージ
新しい匂い
新しい音
知らない人
すべてが初めてです。
そこですぐに何度も触ろうとすると、さらに警戒してしまう可能性があります。
まずはケージ内で食べたり、巣箱から出て活動したりできる状態を作りましょう。
日数よりハムスターの反応を見る
「3日経ったから抱っこできる」
「1週間経ったから絶対大丈夫」
というものではありません。
人の手を見ただけで逃げる状態なら、まだ抱っこへ進むタイミングではないでしょう。
反対に、
人が近づいても隠れない
手を嗅ぎに来る
手から餌を取る
といった反応が増えてきたら、次の段階へ進みやすくなります。
手から餌を取れるようになったら次の段階へ
手から餌やおやつを受け取れるようになったら、手に対する警戒が少し弱くなっている可能性があります。
そこから、手のひらへ餌を置き、前足だけ乗るところから始めてみましょう。
いきなり抱っこを目標にせず、「手へ近づける」段階を積み重ねることが大切です。
抱っこの前にハムスターを手に慣らす方法

抱っこがうまくいかない場合は、一度「手に慣れる」段階へ戻りましょう。
Blue Crossも、まずケージ内へ手を入れて匂いを覚えてもらい、その後手からおやつを与え、最終的に両手ですくう流れを紹介しています。
優しく声をかける
まずは飼い主の存在に慣れてもらいます。
近づくたびに突然ケージへ手を入れるのではなく、優しく声をかけてからお世話をしましょう。
静かで予測できる接し方を続けることで、驚かせる機会を減らせます。
手から餌やおやつを与える
次は、指先から餌を渡してみましょう。
慣れてきたら、手のひらへ餌を置きます。
「手に近づくと怖いことではなく、良いことが起こる」と経験してもらうことが目的です。
自分から手に乗るまで待つ
ハムスターが手に前足をかけても、そこで掴まないようにします。
餌を取り終えたら、そのまま自分で降りても構いません。
それを繰り返していると、徐々に手のひら全体へ乗るようになることがあります。
手の上で落ち着けるようになってから持ち上げる
手に乗った瞬間に毎回持ち上げていると、
「手に乗ると捕まえられる」
と覚えてしまう可能性があります。
最初は手をケージ底につけたままにし、落ち着いていられるようになってから、ほんの少しだけ持ち上げる段階へ進みましょう。
手に乗った直後はすぐ持ち上げない
「手乗りができた=抱っこ完成」ではありません。
RSPCAも、まずハムスター自身に手を調べさせることを勧めています。
手に乗ることと抱っこできることは別
自分から手へ乗る行動には慣れていても、足元が突然動いたり、高い場所へ移動したりすると怖がることがあります。
そこでいきなり高く持ち上げないことが大切です。
まず手の上を安全な場所だと覚えてもらう
手に乗ったら、最初はそのまま静かに待ちます。
餌を食べたり、手のひらを歩いたりして落ち着いている状態を目指しましょう。
落ち着いてから少しずつ高さをつける
持ち上げるときも、いきなり大きく移動させません。
ケージ底や床からごく低い位置で練習し、嫌がるようなら元の段階へ戻します。
慣らすときは「一気に進める」より、「怖がらないところで終わる」ことを意識しましょう。
ハムスターが抱っこすると逃げるのはなぜ?

抱っこすると毎回逃げると、
「嫌われているのかな?」
と心配になるかもしれません。
しかし、逃げる=飼い主が嫌い、と決めつける必要はありません。
まだ手に慣れていない
単純に、人の手そのものをまだ安全だと認識していない可能性があります。
この場合は抱っこを続けるより、手から餌を与える段階へ戻ります。
持ち上げる段階が早い
手には乗れるけれど、持ち上げると逃げる場合は、
「手乗りには慣れたが、抱っこにはまだ慣れていない」
という状態かもしれません。
すぐ持ち上げず、手の上で落ち着く練習を続けてみましょう。
上から手が来て怖い
ハムスターは捕食される側の動物です。
PDSAも、ハムスターにとって持ち上げられること自体が怖い場合があると説明しています。
背中側から急につかむのではなく、見える位置から手を近づけ、下からすくいましょう。
高い位置が不安
低い位置では落ち着いているのに、高く持ち上げると急に暴れる場合があります。
最初は床やケージ底に近い高さで練習します。
眠い・休みたい時間に触られている
昼間に寝ているハムスターを起こして抱こうとすると、驚いたり嫌がったりする可能性があります。
RSPCAは、休息・睡眠中のハムスターを必要なく扱うことはストレスになるとしています。
抱っこ自体が苦手な個体もいる
個体によっては、人には慣れていても抱っこを好まないことがあります。
Blue Crossも、ハムスターの多くは持ち上げられることを好まないと案内しています。
抱っこできないからといって、必ずしも信頼関係がないわけではありません。
抱っこや手乗りを嫌がるサイン

ハムスターが嫌がっているときは、無理に続けないようにしましょう。
逃げようとする
手から飛び降りようとしたり、体をひねったりする場合は、その場から離れたい可能性があります。
特に高い場所で暴れると落下事故につながるため、安全な場所へ戻しましょう。
後ずさり・隠れる
手を近づけると後ずさりしたり、巣箱へ逃げ込んだりする場合も、警戒している可能性があります。
追いかけて捕まえるのではなく、時間を置きます。
体を固くする
じっとしているから安心しているとは限りません。
強く緊張して動けなくなっている場合もあります。
いつもの姿勢や行動と比べながら判断しましょう。
噛みつこうとする
強く噛もうとする場合は、怖い・触られたくないという防御行動の可能性があります。
叱って慣らそうとせず、その日は抱っこを中止しましょう。
ハムスターを抱っこしてはいけないタイミング

正しい持ち方を知っていても、タイミングが悪ければ嫌がられることがあります。
寝ているとき
睡眠中のハムスターを急に起こして触るのは避けましょう。
RSPCAは睡眠中のハンドリングを必要な場合以外は避けるよう案内し、Blue Crossも起きていることを確認してから扱うよう勧めています。
お迎え直後で警戒しているとき
まだ環境にも人にも慣れていない状態では、まず落ち着いて生活できることを優先します。
巣箱から出たがらないとき
巣箱へ手を入れて無理に引っ張り出すのも避けましょう。
Blue Crossは、ハムスターの寝床へ直接手を入れると驚かせる可能性があるため避けるよう案内しています。
体調が悪そうなとき
元気がない、食欲がない、いつもと違う姿勢をしているなど体調に異変がある場合は、遊び目的の抱っこより体調確認を優先しましょう。
異変が続く場合は獣医師へ相談してください。
ハムスターを抱っこするときのNG行動

抱っこで特に避けたい行動をまとめると、次のようになります。
上からつかむ
背中側から突然つかむと驚かせやすくなります。
両手を使って下からすくいましょう。
追いかけて捕まえる
ケージ内を逃げ回っているハムスターを手で追い回して捕まえると、人の手への警戒を強める原因になります。
高い位置で抱く
ハムスターは落下によってケガをする可能性があります。
RSPCA・PDSAともに、安定した面に近い低い位置で扱うことを勧めています。
嫌がっているのに長く抱き続ける
「慣れさせるため」と嫌がっている状態で抱き続ける必要はありません。
最初は短時間で終え、落ち着いているうちに戻しましょう。
噛まれて急に振り払う
噛まれると反射的に手を振りたくなりますが、手の上にハムスターがいる状態で振り払うと落下事故につながります。
安全な場所へ手を下ろしてから離しましょう。
寝ているところを無理に起こす
眠っているときは休ませます。
活動し始めてからコミュニケーションを取りましょう。
ハムスターは片手で持っても大丈夫?
「ハムスターは小さいから片手で持てるのでは?」
と思う人もいるでしょう。
しかし、抱っこに慣れていない段階では、両手で支える方が安全です。
慣れていない時期は両手で支える
RSPCA、PDSA、Blue Crossはいずれも、ハムスターを持ち上げる際に両手でカップ状に包む方法を案内しています。
片手で体を握るのではなく、両手のひらを床のように使いましょう。
移動時は片手だけで持ち上げない
片手だけだと、急に方向転換した際に支えきれない場合があります。
ケージから別の安全な場所へ移す場合も、両手で支えるか、手に慣れていない個体では容器やトンネルへ自分から入ってもらう方法があります。Blue Crossも、手を怖がる場合はトンネルや隠れ家ごと安全に移動する方法を紹介しています。
急に飛び出すことを想定する
どれだけ慣れている個体でも、音や動きに驚いて突然動く可能性があります。
「いつも大人しいから大丈夫」と考えず、低い位置と両手でのサポートを基本にしましょう。
抱っこ中に噛まれる原因と対策

ハムスターが噛むのは、必ずしも人を攻撃したいからではありません。
怖くて噛む
急につかまれた、寝ているときに起こされた、逃げても追いかけられたといった状況では、防御として噛む可能性があります。
Blue Crossも、昼間に睡眠を妨げられて驚くと噛む場合があるとしています。
食べ物の匂いを勘違いする
餌やおやつを触った直後の手には、食べ物の匂いが残っていることがあります。
抱っこの前に手を洗い、強い香りのするものも避けるとよいでしょう。
興味本位で軽くかじる
まだ慣れていないハムスターが、手を確認するために軽く口を当てることもあります。
元記事でも紹介していたように、軽く触れる程度の噛みと、防御的に強く噛む行動は分けて観察しましょう。
ハムスターが噛む原因については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

噛まれても叱ったり振り払ったりしない
大声で叱ったり、手を振り払ったりすると、さらに怖い経験として覚えてしまう可能性があります。
噛まれそうなら安全な低い位置へ手を下ろし、その日は一度終了しましょう。
種類別|ハムスターを抱っこするときの注意点

ハムスターにはいくつか種類があります。
ただし、種類だけで「抱っこしやすい・しにくい」と決めるのではなく、最終的にはその個体の反応を見ることが大切です。
ジャンガリアン・キャンベル系

ジャンガリアンやキャンベルは小型なので、手から飛び出した場合の落下には特に注意しましょう。
低い位置で両手を使って包みます。
体が小さいからといって、片手でつまむように持たないことが大切です。
ゴールデンハムスター

ゴールデンハムスターはドワーフ系より体が大きいため、手のひらに乗せたときには体全体をしっかり支えます。
大きくても突然動くことはあるので、低い位置で扱う基本は変わりません。
ロボロフスキーハムスター

ロボロフスキーは小型で素早く動くため、手で追いかけて捕まえるのは避けましょう。
手への警戒が強い場合には、無理に抱っこを目指す必要はありません。
Blue Crossでは、手を怖がるハムスターについて、トンネルや隠れ家へ入ってもらって移動する方法も紹介しています。
チャイニーズハムスター
チャイニーズハムスターはかわいいぞ!#ちもくん pic.twitter.com/5WG9NSQuRK
— ジャンガリーズ&ロボローズ&キャンベリーズ&チャイニイズ ハムスター (@hamuhamu202205) September 8, 2025
チャイニーズハムスターも、基本的な持ち方はほかの種類と同じです。
両手ですくい、体全体を手のひらで支えます。
種類によるイメージだけで判断せず、その個体が手へどの程度慣れているかを確認しながら進めましょう。
抱っこできないハムスターもいる?

どれだけ時間をかけても、抱っこをあまり好まないハムスターもいます。
Blue Crossも「多くのハムスターは持ち上げられることを好まない」と説明しており、抱っこをペットとの関係の絶対条件にする必要はありません。
抱っこが苦手でも懐いていないとは限らない
飼い主が近づくと出てくる、手から餌を受け取るなどの行動があれば、人の存在に慣れている可能性があります。
「抱っこできる=懐いている」「抱っこできない=嫌われている」ではありません。
手から餌を食べるだけでも大きな変化
最初は人が近づいただけで隠れていたハムスターが、手から餌を受け取れるようになったなら、それも十分な変化です。
その子なりのペースを尊重しましょう。
抱っこを最終目標にしなくてもいい
健康チェックや移動のために人の手へある程度慣れていることにはメリットがあります。
一方で、長時間抱っこを楽しめるようにすることを必ず目標にする必要はありません。
RSPCAも、ハムスターは優しく適切に扱えば人との交流に慣れる一方、脅威を感じれば怖がったり攻撃的になったりすることがあるとしています。
ハムスターの抱っこについてよくある疑問

何日くらいで抱っこできる?
個体差があるため、「○日で必ず抱っこできる」という基準はありません。
新しい環境で落ち着き、人の手から餌を取ったり、自分から手へ乗ったりするようになってから次へ進みましょう。
抱っこすると逃げるのは嫌われている?
必ずしも嫌われているわけではありません。
手には慣れていても、持ち上げられることや高さを怖がっている可能性があります。
一段階戻り、低い位置で手乗りから練習してみましょう。
片手で持ってもいい?
慣れていない時期は両手ですくって支える方が安全です。
RSPCA・PDSA・Blue Crossも両手を使った持ち上げ方を案内しています。
寝ているときに抱っこしていい?
必要な場合を除いて避けましょう。
睡眠中に触られることはストレスや驚きにつながり、噛む原因にもなります。
抱っこは何分くらいまで?
すべてのハムスターに共通する「○分まで」という固定時間ではなく、最初はごく短時間から始めるのがよいでしょう。
落ち着いているうちに戻し、逃げる・暴れる・噛もうとするなどの反応があれば、時間に関係なく終了します。
抱っこできない子もいる?
います。
人の手には慣れていても、持ち上げられること自体を好まない個体もいます。
無理に抱っこを続けず、その子が安心できる距離でコミュニケーションを取りましょう。
ハムスターの抱っこの仕方【まとめ】

ハムスターを抱っこするときに最も大切なのは、無理につかまえず、安全な低い位置で両手を使って扱うことです。
基本は、
①起きているときに行う
②手をゆっくり近づける
③上からつかまず下からすくう
④両手で体を支える
⑤床など低い位置で抱く
⑥嫌がったらすぐ戻す
という流れです。RSPCA、PDSA、Blue Crossでも、両手ですくい、落下によるケガを防げる低い位置で扱うことが推奨されています。
まだ手へ慣れていない場合は、
手を嗅いでもらう
→ 手から餌を食べてもらう
→ 自分から手へ乗ってもらう
→ 手の上で落ち着く
→ 少しずつ持ち上げる
と段階を踏みましょう。
抱っこすると逃げる場合も、「嫌われている」と決めつける必要はありません。
まだ持ち上げられることに慣れていない、怖い位置から手が来る、高さが不安、眠い時間に触られているなど、さまざまな理由が考えられます。
そして、すべてのハムスターが抱っこを好きになるわけではありません。
抱っこが苦手でも、手から餌を食べたり、飼い主が近づいても逃げなくなったりすれば、それも十分な信頼関係の変化です。
「抱っこすること」そのものを目的にするのではなく、必要なときに安全に触れられる関係を少しずつ作っていきましょう。