ハムスターに動物性タンパク質は必要?与え方と不足時の注意点

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ハムスターに動物性タンパク質は本当に必要?ペレットだけで足りるのか、それともおやつとして追加するべきか悩む飼い主さんも多いはず。

この記事では、動物性タンパク質の役割と不足によるリスク、そして与える頻度やおすすめの食材について詳しく解説します。

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目次

ハムスターのタンパク質は動物性・植物性どちらが必要?

タンパク質には「動物性タンパク質」と「植物性タンパク質」の2種類があります。

いずれも、私達の髪の毛、爪、皮膚や筋肉などの体組織を作るために必要な栄養素です。

動物性たんぱく質がおすすめ

動物性タンパク質とは、肉・卵・乳製品などから摂取することが可能で、生物に必要な必須アミノ酸が全て含まれています。

ハムスターにとって動物性タンパク質は非常に吸収しやすく、筋肉や血液の材料となるために同じタンパク質をとるのであれば、動物性タンパク質のほうが優れているとされています。

そういった理由で、基本的にハムスターに与えるタンパク質は、「動物性タンパク質」をおすすめします。

肥満の場合は植物性たんぱく質がおすすめ

但しダイエット中などの事情があるハムスターには、植物性のものが逆にメリットになります。

対して、植物性タンパク質は豆類や小麦などから摂取出来るもので動物性にくらべると低脂肪なものになります。

ただ必須アミノ酸の数が動物性に比べて少ないうえ、体内への吸収が悪いとされています。

ハムスターの状態に応じて、調整してあげることがベストですね。

我が家では、タンパク質を意識していたわけではありませんが、おやつに「ひまわりの種」をあげていました。

ハムスターを思い浮かべると、ひまわりの種も一緒にイメージされる…というのは言い過ぎですが、定番の餌ですね(笑。

ひまわりの種には「良質のタンパク質」が含まれているため、与えていたのは正解でした。

次に動物性タンパク質はどんなものから摂取出来るのか?という点について、触れていきたいと思います。

動物性タンパク質の与え方

動物性タンパク質は、餌として与えているペレットにも含まれているため、それだけでも充分とされています。

ただ、人工飼料であるペレット含まれているタンパク質は良質のものとは限りません。

出来れば、おやつとして別に良質のタンパク質をあげることをおすすめします。

手軽に動物性タンパク質がとれるものとして「チーズ」「鳥のササミ」などが代表的です。

定番の「ひまわりの種」などの油種類も高タンパクではありますが、こちらは「脂質」も高いため、大量に与えてしまうと「おでぶハムスター」になってしまうので、少量を与えるようにして下さい。

注意点

毎日の基本はペレットで十分

ハムスターの主食であるペレットには、必要な動物性タンパク質がある程度含まれています

健康な成体であれば、まずはペレットを主軸とした食事で栄養を満たすことが基本です。

毎日必ず肉やチーズを与える必要はなく、あくまで「補助」として考えるのが良いでしょう。

成長期や繁殖期は補助的に追加する

子ハムの成長期や繁殖を控えた時期は、特に動物性タンパク質の需要が高まります。

この時期に不足すると発育不良や母ハムの体力低下につながるため、ササミや煮干し、ゆで卵の白身など消化しやすい食材を週に数回プラスしてあげるのが効果的です。

与える量は耳の先ほどの小片程度が目安です。

与え方の注意点と保存方法

動物性タンパク質は痛みやすく、与えすぎると肥満や下痢の原因になります。

常温で放置せず、与える際は人間が食べるのと同じように「新鮮さ」を意識してください。

与え残した餌は必ず片付け、保存は冷蔵・冷凍で行うと安心です。

昆虫餌や煮干しを利用する場合も、少量ずつ取り分けて衛生的に与えることが大切です。

ハムスターに与えてOK|動物性たんぱく質

にぼし

にぼしは、手軽で人気の動物性タンパク源です。骨ごと食べられるためカルシウム補給にも役立ちます。

人間用のにぼしをそのまま与えるのは注意が必要で、市販されている多くのにぼしには塩分が含まれているからです。必ず「無塩タイプ」を選びましょう。

与える頻度は週に2~3回、1匹を半分~1匹程度が目安です。

ハムスターの大きさによっては丸ごとではなく小さくちぎって与えると食べやすくなります。

骨も一緒に食べられますが、かじる力が弱い子や体の小さいジャンガリアンなどは喉に詰まらせるリスクがあるため注意してください。

ミルワーム

ミルワームは最も代表的な昆虫系の動物性タンパク源で、嗜好性が高く喜んで食べます。

ただし注意点として脂質が多く、与えすぎると肥満や下痢の原因になります。

保存環境によっては雑菌が繁殖するため、必ず衛生管理を徹底しましょう。

頻度は1日に1~2匹程度が適量で、特に成長期や妊娠中・授乳中の母ハムには効果的です。

「生きたまま与えるのはどうなのか?」という疑問もよくあります。

結論として、生きたままでもハムスターは捕食できますが、飼い主にとって扱いが難しく不衛生になる可能性もあるため、初心者には乾燥タイプがおすすめです。

ゆで卵

ゆで卵は家庭で用意しやすい動物性タンパク源です。

特に白身は低脂肪・高タンパクで消化が良いためおすすめです。

細かくほぐして少量ずつ与えると食べやすくなります。

一方で黄身は脂質が多いため与えすぎはNGです。

ビタミンや鉄分も含まれていますが、脂質過多は肥満の原因となるため、黄身を与える場合は耳の先ほどのごく少量にとどめましょう。

頻度は週に1回程度、白身のみなら少量で2回程度までが安全です。

コオロギ

コオロギも昆虫餌のひとつで、栄養価が高く野生下の食生活に近い補助食材です。

活き餌・冷凍・乾燥タイプがありますが、初心者には乾燥や冷凍タイプが扱いやすいでしょう。

1匹丸ごと与えるとカルシウムも取れますが、殻が硬いため小型のハムスターには半分に割って与えると安心です。

ササミ

鶏のササミは、ハムスターに与えられる動物性タンパク質の中でも特に優秀な食材です。

低脂肪・高タンパクで消化吸収が良く、肥満リスクが低いため安心して利用できます。

まず大切なのは必ず加熱することです。

生肉はサルモネラ菌やカンピロバクターなど食中毒の原因になる可能性があるため、茹でる・蒸す・電子レンジ加熱などでしっかり火を通してください。

味付けは一切不要で、塩や油を使わず「プレーン」で与えるのが基本です。

与える量は耳の先ほどの小さなかけらを1~2口分が目安です。

頻度は週に1~2回程度にとどめましょう。

特に成長期の子ハムや出産・授乳期の母ハムには体力回復に役立ちますが、常用しすぎるとペレットを食べなくなる偏食の原因になるため注意が必要です。

与える際は繊維に沿って細く裂き、食べやすいサイズにしてあげると安心です。

残った分は必ず回収し、常温に放置しないようにしましょう。

腐敗しやすいため、作り置きは冷凍保存して必要な分だけ解凍するのがおすすめです。

チーズ

チーズは嗜好性が非常に高く、ハムスターのおやつとして人気があります。

ただし人間用チーズは塩分・脂肪が多すぎるため、そのまま与えるのは避けましょう。

ペット用チーズを選ぶのが基本です。

「モッツァレラチーズ」は比較的塩分が少ない種類ですが、やはり人間用は量が多く塩分過多になるリスクがあります。

「さけるチーズ」は繊維状で与えやすい反面、加工過程で塩分が含まれるため注意が必要です。

「クリームチーズ」は柔らかく食べやすいですが脂肪分が高く、ほんのひとかけらにとどめるべきです。

頻度は数ミリ角ほどを週1回程度に制限し、日常的なおやつには向きません。

ハムスターにタンパク質が不足するとどうなる?

タンパク質が不足するとどうなるのか?という点にも触れておきたいと思います。

タンパク質が不足してくると、毛が抜けて毛並みが悪くなる・成長が止まる・ストレスが溜まって凶暴化する、など大きな問題が発生してきます。

特に成長期・発情期に不足していると最悪の場合「共食い」とう決してあってはならない悲劇が起きてしまいます。

我が家のハムスターは今どんな時期にあるのか?ということを常に意識して、タンパク質の量を調整しましょう。

成長期・発情期には少し多めに与えてもいいようです。

他にも、タンパク質が不足してくることで、無理矢理それを補おうとして飼い主に噛みついてくることがあります。

ハムスターにとっては「共食い」と同じ発想なのですが、子供などが噛まれる事故もよく聞きますので、充分に気をつけましょう。

ハムスターに動物性タンパク質は必須?【まとめ】

ハムスターにとって動物性タンパク質は成長や健康維持に欠かせない栄養素です。

ただし与えすぎは肥満や下痢の原因となるため、基本はペレットを中心に、成長期や繁殖期には補助的に与えるのが理想的です。

適切にバランスを取ることで、愛ハムの健康寿命を延ばすことにつながります。

他の記事も参考にしながら、ハムスターに合った食事管理を実践してみてください。

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