
愛犬が急に下痢をすると、ご飯を与えていいのか、病院へ行くべきか迷いますよね。
下痢の原因や症状によって対処法は大きく変わります。
この記事では「ご飯を抜くべきケース」と「抜かないほうがいいケース」、さらに受診の判断ポイントまでわかりやすく解説します。
愛犬を守るための正しい判断基準を知っておきましょう。
犬の下痢はご飯を抜く方がいい?(軽い下痢の場合)

軽い下痢なら、半日〜1日ほどご飯を抜くだけで改善することがあります。
下痢のときは「食事の与え方」と「食事内容」がとても重要です。
持病がなく元気な成犬で、下痢以外は普段と変わらない場合は少し様子を見る選択もできます。
ただし、子犬・老犬・持病のある犬は症状が急変しやすいため受診が優先です。
また、下痢を何度も繰り返す、食欲があってもすぐに吐く、元気がないなどの症状がある場合は、早めに病院へ行きましょう。
食欲旺盛で「ご飯がほしい」と訴えてくる子もいますが、無理に与えると悪化することがあります。
原因を診てもらうことで、安心して普段の食事に戻せます。
まずは 下痢の回数・食欲・嘔吐の有無・元気さ を確認し、様子見でよい状態かどうかを見極めることが大切です。
犬の下痢は“要観察で済むケース”と“危険なサイン”を見極めることが大切
下痢は犬によくある体調不良のひとつですが、すべてが軽度とは限りません。
どの程度なら様子見ができて、どの状態なら受診が必須なのかを知っておくと、飼い主さんが迷わず判断できます。
様子見できる下痢の特徴
元気・食欲・排便の様子の3つが「いつも通り」で、軟便〜水っぽい便が1~2回程度で治まりそうな場合は、半日の断食や消化の良い食事で改善することがあります。
急激な冷え・食べ過ぎ・急なフード変更など、一時的な原因が思い当たるケースも様子見がしやすいポイントです。
ただし、子犬・老犬・持病のある犬は、軽く見える下痢でも体力を消耗しやすく、悪化が早いため様子見せず受診が安心です。
危険な下痢のサイン
以下の症状が1つでも見られたら、時間を置かずに病院へ行きましょう。
- 血便(赤・黒どちらも危険)
- 嘔吐を繰り返す
- ぐったりして元気がない
- 水が飲めない、すぐ吐く
- 強い腹痛がある
- 24時間以上下痢が続く
- 極端に悪臭の強い便(感染症の疑い)
とくに嘔吐と下痢が同時に出る場合は、脱水が急速に進むことがあり、子犬では命に関わることもあります。
家庭でできる観察チェックのポイント
動物病院でも伝えるべき内容なので、日頃から意識しておくと判断がしやすくなります。
- 便の色(黄色・黒・赤・緑 など)
- 便の形状(水様・泥状・ゼリー状)
- 便のニオイや量の変化
- 排便の頻度
- 食欲と水分摂取量
- 普段との行動の違い(元気・遊び・歩き方など)
「いつもと違う」が1つでもある場合は、軽度に見えても早めに病院へ行く判断材料になります。
犬の下痢にご飯抜くのは原因にもよる
犬が下痢を起こす原因はいくつかあります。
主な原因をみていきましょう!
食べ物
合っていないフードは、お腹がゆるくなってしまいます。
ご飯の切り替えは、時間をかけて愛犬の反応をみながら行うといいでしょう。
アレルギー
下痢だけではなくその犬が、アレルゲンとなる食品を摂取することにより、アレルギー反応を起こします。
食べすぎ
食欲旺盛で満腹なのに欲しがり食べてしまう傾向があります。
食べ過ぎは、食べ物が腸内で消化しきれなくなることから、下痢になってしまうことがあ
ます。
犬に有害となる誤食、誤飲
誤食のくせは、個体差が大きく愛犬が拾い癖がある場合には家の中でもお散歩中にも注意が必要です。
危険な行為となるので、対策も考える必要があります!
タバコの吸い殻やタマネギなどの中毒を起こす物や消化できない異物などは下痢だけではなく、神経障害の痙攣(けいれん)や消化器官の粘膜に傷がついてしまいます。
大変危険なのが、この傷が重症化してしまうことです。
病気や感染症
胃や大腸の腫瘍や細菌感染で起こる大腸菌やサルモネラ菌、回虫や寄生虫感染で下痢になるケースもあります。
また、犬ジステンパーウイルス感染症やパルボウイルス感染症なども代表的なものです。
ストレスの影響
自律神経が乱れは、消化器官の働きも乱れることから下痢になることがあります。
分離不安傾向の子が、長い時間の留守番をした時や、引越しなどの慣れない環境がストレスとなります。
運動不足や飼い主さんとのコミニュケーション不足も下痢になることがあります。
犬の下痢にはご飯抜くことや、食事内容と食事の与え方も大事!
愛犬の下痢にはどのような食事を与えたらいいのでしょうか。
犬の下痢にはご飯抜く断食をした方がいい場合もあります。
対処法をみていきましょう。
1〜2日程度の下痢の場合
断食
下痢になると胃腸が弱ります。
犬の下痢にはご飯抜く断食をしましょう。
半日から一日程度、断食をさせ胃腸を休めます。
断食の後は、少量ずつご飯を与えるようにして、胃腸への負担を減らしましょう。
時間をかけてもとの量に戻します。
そうすることで、消化しやすくなります。
水分補給
犬が下痢になると体内の水分が抜けやすくなります。
脱水症状にならないよう、十分な水分補給が必要てす。
ですが、一度にたくさんの水を飲ませてしまうと胃腸に負担がかかってしまいます。
負担とならない量を飲ませましょう。
冷たい水も負担となります。
水の温度にも気をつけてあげましょう。
消化のいい食事
普段からドライフードを噛まずに丸のみしている犬は、消化に負担がかかります。
胃腸を休めた後は消化のいいご飯を心がけましょう。
普段、ドライフードを与えている場合には水でふやかし、柔らかくしてあげましょう。
そうすることで、ご飯は消化吸収しやすくなります。
犬には消化によくないものもあります。
いくつかご紹介していきます!
- 固い食べ物
- 油分が多い食べ物
- 飲み込みづらい食べ物
- 体を冷やす食べ物
トマトやきゅうりなどの夏野菜は、体を冷やし下痢をしやすくなります。
また、冷たい水や氷も気をつけましょう!
犬が下痢の時はご飯抜くべき?【まとめ】
犬の下痢は軽い場合もありますが、原因や症状を見極めることが大切です。
ご飯を抜くのは一時的に胃腸を休めるための方法であり、元気・食欲・便の状態を観察しながら慎重に判断しましょう。
少しでも不安なサインがあれば早めに受診することで安心につながります。
日頃から愛犬の体調変化に気づけるよう、普段の様子もチェックしておくと安心です。