犬の爪切りの長さはどこまで?切りすぎ防止と止血剤・代用方法まで徹底解説

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犬の爪切りは「どこまで切るのが正解?」「切りすぎて血が出ないか不安…」と悩む方がとても多いケアのひとつです。

特に黒い爪は血管が見えにくく、出血を恐れて爪切りを躊躇する場面もあるでしょう。

この記事では、爪の長さの正しい目安から、白い爪・黒い爪の見極め方、切りすぎを防ぐポイントを詳しく説明します。

さらに、万が一出血したときに使える止血剤の使い方や、小麦粉・片栗粉などすぐ試せる代用品での応急処置もまとめました。

安全に爪を整えられるようになるための「失敗しない爪切りガイド」として、ぜひ参考にしてください。

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目次

犬の爪切りの“長さの見極め方”をもっと具体的に知っておこう

爪切りをするときは、切っていい長さを知っておきましょう。

切りすぎると、出血したり、愛犬が痛い思いをしたり、いいことはありませんよね。

切っていい長さをしっかり把握しておく必要があるでしょう。

犬の爪切りは「どのくらい切るか」が一番の不安ポイントです。

ここでは、白い爪・黒い爪それぞれで、長さを安全に見極めるための具体的な判断基準をさらに詳しく解説します。


白い爪は“色の変化”をヒントにする

白い爪は血管が透けて見えるため、安全に切り進めやすい爪です。

ただし、血管の位置が上に伸びている子もいるので、「色の変化」を意識して切ると失敗が減ります。

爪先を少しずつ切っていくと、断面が白から“半透明”へと変わる瞬間があります。

このタイミングが血管の近さを示すサインで、ここから先は無理に切らず、やすりで微調整すると安心です。


黒い爪は“湿り気”と“芯の色”で判断する

黒い爪は血管が見えないため、慎重さが求められます。

切り進めると、最初は乾いた黒い断面ですが、血管が近づくと中心がしっとりして“湿った感じ”の色味に変わります。

芯が黒→グレー→半透明へ変化するときが限界ラインです。

不安がある場合は、爪切りよりも「電動爪やすり」を使う方が安全度が高くなります。


足音や歩き方も長さの目安になる

床で「カチカチ」と音がするなら、爪が長くなっているサインです。

また、爪先が前に倒れて“湾曲”している場合は、伸びすぎて肉球に刺さる可能性もあります。

歩き方がぎこちない、フローリングで滑りやすそう、そんな様子が見られる場合は、爪の長さを再確認してあげましょう。


伸びやすい爪・伸びにくい爪がある

散歩量によって削れ方が異なります。

アスファルトをよく歩く犬は自然に爪が削れ、室内中心の生活の犬は伸びやすくなるため、爪切りの頻度も変わります。

また、親指部分(狼爪:ろうそう)は地面に触れないので特に伸びやすく、放置すると巻き爪の原因になります。

この爪だけは、ほかの爪より短めに意識して確認すると安全です。

犬の爪切りのポイント

上手に爪切りをするための、ポイントをご紹介いたしましょう。

血管の位置を把握する

犬の爪は、「白い爪」や「黒い爪」にわかれています。

私は3匹の犬を飼っていますが、1匹だけ黒い爪をしているため血管までの長さがわかりにくく、毎回とても慎重に爪切りをしています。

白い爪は、血管が透けているため、切るべき位置と血管の位置がはっきり確認できます。

切る長さは、血管の2~3ミリ手前が目安です。

黒い爪は、血管がほぼ見えないため、対策が必要です。

懐中電灯や、スマホのライトなどの光を爪にあて、透かして血管が見えるか確認しましょう。

少しずつ切っていき、切断した部分が白っぽい色から、透明っぽくなってきたり、乾燥していた部分がしっとりしてきたら、血管が近いといえます。

対策をしても血管が見えない場合は、爪切りを無理に使わずに、やすりを使ってもいいでしょう。

無理をしない

むりやり押さえつけて爪切りをすると、爪切りは嫌なもので、絶対に爪を触らせないという強い反応をしめすようになります。

少しづつ爪切りに慣れさせ、まずは1本でもいいので切ってみましょう。

そして、1本でも切れたなら、ちゃんと褒めてあげるといいです。

病院で教えてもらう

動物病院へ行けば、爪切りをしてもらえますよね?

そのときに、爪切りのポイントやコツを教えてもらうといいですよ。

獣医さんって、本当に上手に犬の爪切りしますよね。

切る長さが難しくて、自分で切ることが不安であれば、勉強することで愛犬に痛い思いをさせなくてすむようになりますよ。

犬の爪切りのタイミングやポイント

爪きりをするタイミングやポイントは、いくつかあるので、ご紹介しますね。

  1. お風呂上りに切る
  2. 爪切りのときだけのご褒美を準備しておく
  3. 足に触る回数を増やしておく
  4. スキンシップの延長で楽しく爪切りをする
  5. 無理に切らずに楽しく声をかけながら爪切りする
  6. ときどき休憩しながわ爪切りをする
  7. 切る瞬間を愛犬に見られないようにする

犬は、足や顔を触られることを嫌がる子が多いです。

まずは、足を触っても嫌がらないように、遊びの延長で足に触れるようにしていくことが必要です。

また、爪切りに失敗することで、出血したり、痛い思いをしたり、トラウマになってしまい爪切りが嫌いになってしまうでしょう。

切りすぎた場合の対処法|爪切りで出血した場合の止血方法

自分で爪切りをする場合、爪切りと一緒に止血用品も準備しておきましょう。

万が一、爪切りの長さを見誤って出血した場合は、コットンをあててしばらく圧迫しましょう。

爪切りと一緒に止血剤も準備しておくことも、おすすめです。

爪切りのときに、出血させてしまった場合は、あせらずに対応してあげましょう。

まずは、コットンを2~3枚重ねて、出血した部分を1~2分程度圧迫してあげることで出血がとまります。

圧迫を続けても出血が止まらない場合は、止血剤を使ってください。

ただ、出血時には止血剤を使うのが最適なのですが、自宅になかった場合は代用できるものを準備してから爪切りをするべきです。

犬の爪切りの失敗に止血剤がない!代用できるものは?

犬の爪切りで出血した際に、止血剤の代わりとして使えるものがいくつかあります。

ただし、これらは応急処置として使用するもので、出血が止まらない場合や傷が深い場合はすぐに動物病院に相談してください。

小麦粉

多くの自宅にあるもので、止血剤の代用にできるものは、「小麦粉」です。

爪切りをする前に、水で溶いた小麦粉を準備しましょう。

水で溶くときは、少し固めに溶いておかないと止血剤の代用にはできませんので、注意してくださいね。

止血剤の代用としての小麦粉の使いかたをご紹介しましょう。

  1. 止血したい爪に、水に溶いた小麦粉を多めに塗る
  2. 小麦粉を塗った部分を、しばらく押さえて圧迫する
  3. 小麦粉が固まれば止血完了

圧迫を続けてもまだ血がにじむようなら、追加で小麦粉をつけるといいでしょう。

片栗粉

小麦粉以外にも、片栗粉も止血剤の代用として使うことができますよ。

小麦粉と同じく、片栗粉を出血部分に押し当てます。

粘度が高いので止血効果があります。

ベビーパウダー

無香料のベビーパウダーを使用すると、傷口をカバーし出血を抑えることができます。

コーンスターチ

料理用のコーンスターチも効果的です。

傷口に優しく押し当て、圧力をかけて止血します。

ティッシュやガーゼを圧迫

傷口を頻繁に触らないようにしましょう。

出血が止まらない場合や犬が痛がる場合は、早めに獣医師に相談してください。

次回からの爪切りでは、少しずつ慎重に切るよう心がけてください。

いづれにしても、爪切りをするときには、止血剤か代用できるものを準備してからにしましょう。

犬の爪切りの長さ【まとめ】

犬の爪切りは、正しい長さを知り、血管の位置を意識しながら少しずつ進めることで安全に行えます。

白い爪・黒い爪それぞれの見極め方を覚えておくと、切りすぎのリスクは大きく減らせます。

それでも出血してしまったときは、焦らずに圧迫止血し、必要に応じて止血剤を使用しましょう。

止血剤がない場合は、小麦粉や片栗粉などの“代用できるもの”でも応急処置が可能です。

痛い思いをした愛犬には優しく声をかけ、爪切りへの恐怖心を残さないことも大切です。

安全に配慮しながら少しずつ慣れさせ、愛犬の負担にならない爪切りを習慣にしていきましょう。

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