うさぎが目を開けて寝る理由は本能?安心できる寝姿勢と睡眠時間

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「うちのうさぎ、目を開けたまま寝ているけど大丈夫?」と心配する飼い主さんは少なくありません。

うさぎが目を開けて寝るのは野生時代からの本能ですが、健康チェックや環境づくりの観点も知っておくと安心です。

本記事では、その理由や寝る姿勢、睡眠時間、さらに注意点まで詳しく解説します。

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目次

うさぎが目を開けて寝る理由は?

「うちのうさぎは寝ている時に目が開いてる…」

犬や猫は通常目をつぶって寝ているので、うさぎが寝ている様子を初めてみた方はびっくりしますよね。

うさぎは警戒心が強い生き物で、動物界の中でも捕食される側の弱者にカテゴリされるため、目をつぶって寝てしまうと寝ている間に他の動物に襲われてしまう可能性が高くなります。

そのため、うさぎは目を開けて寝ることで常に警戒をしていると言われています。

しかし、ペットのうさぎが目を開けて寝ているのはリラックスしていないわけではなく、この本能が備わっているため、目を開けたまま寝るのです。

うさぎが目をつぶって寝ることはあるの?

うさぎは本来、捕食される立場の動物であり、野生では常に警戒しながら生活しています。

そのため、目を開けたまま眠ることが多く、飼い主さんからすると「ずっと目を開けて寝ている」と思われがちです。

しかし、目を完全につぶって寝ることも確かにあります。

これはごく稀な行動というよりも、環境や信頼関係によって頻度が変わる行動なのです。

警戒しているときは目を開けて寝る

物音が多い場所や新しい環境では、すぐに周囲を確認できるように目を開けて眠ります。

これは浅い眠り(うたた寝のような状態)のことが多く、体が完全に休まっていないこともあります。

安心できるときは目を閉じて寝る

静かな環境で、飼い主や周囲に安心感を覚えているときには目をしっかり閉じて眠ることがあります。

これは深い睡眠に入れている証拠であり、心からリラックスしているサインです。

目を閉じて寝るのは安心のバロメーター

目を閉じるか開けるかは「どれだけ安心できているか」を示す行動のひとつです。

普段は目を開けて寝ていても、リラックスしているときにふと目を閉じて眠ることがあり、その姿を見られたら飼い主にとっても嬉しい瞬間になるでしょう。

うさぎが目を開けて寝るときの注意点と観察ポイント

本当に寝ているのか見分ける方法

うさぎは警戒心が強く、半分目を閉じたり薄く開けたまま眠ることがあります。

耳や鼻の動きが少なく、体がリラックスしてピクリとも動かない状態なら睡眠中の可能性が高いです。

一方で、目が見開いたまま動きがある場合は本当に起きているケースもあるため、呼吸のリズムやまぶたの動きなどを観察すると区別がつきやすくなります。

体調不良が隠れている場合もある

目を開けて寝るのは正常な行動ですが、もしも目が乾燥して赤くなったり、涙が増えたりしている場合には注意が必要です。

結膜炎や角膜炎といった病気の可能性が隠れていることもあります。

また、普段と違ってぐったりしていたり、横になったまま動かない時間が極端に長い場合は、睡眠ではなく体調不良のサインかもしれません。

飼い主ができる環境づくり

健康なうさぎであれば目を開けて寝ても心配はありませんが、環境を整えてあげることでより安心して眠れるようになります。

静かな場所にケージを置き、急な物音や強い光を避けることが大切です。

日中の睡眠時にはカバーをかけて薄暗くしてあげるとリラックスしやすく、深い眠りを取りやすくなります。

うさぎが寝る姿勢を解説!

うさぎが寝る姿勢は一般的に以下のような3つの姿勢があると言われています。

箱座り

前脚を胸の下に折りたたんでいる姿勢で、箱のような形になって寝ます。

猫もよくする姿勢なので、知っている方も多いかと思います。

ごろ寝

お腹を見せて横になっている状態です。

この状態でうさぎが寝ていると、うさぎはリラックスしている証拠と言われています。

コテン寝

立っている状態から急に倒れるように寝ることを言います。

気絶でもしたかのように「コテン!」と寝るので、初めて見た方はきっと驚かれるでしょうが、このコテン寝もリラックスしている時の寝方と言われています。

しかし、場合によっては本当に体調を崩している可能性もあるので、コテン寝をしてしまった場合には呼吸の仕方などを確認しておくと良いかと思います。

うさぎの睡眠時間と寝る時間帯は?

うさぎは人と同じ7~8時間睡眠と言われています。

しかし、人と違い、7~8時間通して寝るわけではなく、途中で寝たり起きたりを繰り返しているのが人間と違う所ですね。

睡眠時間は変わりませんが、うさぎは夜行性なので人間とは寝る時間帯が変わると言われています。

うさぎが寝る時間帯は朝10時~17時、深夜から早朝と2つの時間帯に寝ると言われています。

うさぎは薄明薄暮性の動物と言われ、明け方と夕方の時間帯に活動してそれ以外の時間は寝ているという特徴があります。

そのため、朝方に少し活動し、夕方まで寝て、そこから再び深夜帯まで活動した後にまた寝るというサイクルを繰り返しています。

また、うさぎの寝る時間帯はある程度決まっていますが、飼い主によって生活サイクルを変えるという特性もあります。

そのため飼い主が夜型の生活をしているとうさぎも夜型の生活になると言われています。


うさぎが飼い主の横で寝るのはなぜ?

うさぎが飼い主の横で眠る姿はとても微笑ましいものです。これは単なる偶然ではなく、飼い主に強い信頼を寄せている証拠と考えられます。

本来、うさぎは警戒心が強く、安心できない場所では決して無防備に眠ることはありません。

そんなうさぎが人のそばで横になって寝るのは、飼い主を「安全な存在」と認識しているからです。

特に、体を伸ばした「ごろ寝」や「コテン寝」を飼い主の横でしている場合は、リラックス度が非常に高いサインといえます。

また、うさぎは群れで暮らす習性を持つため、仲間の近くで眠ることで安心感を得ます。

ペットのうさぎにとっては、飼い主が群れの仲間やリーダーに相当する存在なので、そばに寄り添って眠るのです。

ただし、飼い主の横で寝る習慣はすべてのうさぎに見られるわけではありません。性格や育った環境によっても違いがあり、そばで寝ないからといって「懐いていない」と判断する必要はありません。無理に近づけず、自然に信頼関係を築いていくことが大切です。


うさぎが寝るとき電気はつけた方がいい?

うさぎは周囲が明るくても暗くても眠ることができる動物です。

そのため、必ずしも電気を消す必要はありません。

ただし、環境の明るさによってうさぎの安心感が変わることがあるため、いくつかのポイントを知っておくと良いでしょう。

明るすぎると落ち着きにくい

照明が強すぎると、うさぎは常に周囲を警戒してしまい、熟睡しにくくなります。

日中は自然光が差し込む程度で十分であり、夜間に明るい蛍光灯をつけっぱなしにするのは避けた方が安心です。

真っ暗すぎるのも不安の原因に

一方で、完全に真っ暗な状態では、うさぎが起きたときに周囲が分からず不安を感じてしまうこともあります。

特に単独飼育で、仲間がいない場合は寂しさにつながるケースもあるため注意が必要です。

おすすめは豆電球や常夜灯

最も理想的なのは、夜は豆電球や小さな常夜灯をつけて、うっすらと周囲が見える環境を整えることです。

これなら、暗すぎて不安になることもなく、逆にまぶしすぎて眠れないということも防げます。


うさぎと一緒に寝ても大丈夫?

うさぎが懐いてくると、飼い主のベッドや布団に入り込んで一緒に眠りたがることがあります。

見た目にも可愛らしく、飼い主にとっては幸せな時間ですが、実際にはいくつか注意すべき点があります。

ケガや事故のリスク

人間が寝返りを打ったときに、うさぎを押しつぶしてしまう危険があります。

うさぎは体がとても小さく骨も細いため、少しの圧迫でも大きなケガにつながりかねません。

衛生面の心配

うさぎはきれい好きな動物ですが、完全に無菌ではありません。

布団に毛や糞尿がつくこともあり、アレルギー体質の人にとってはリスクになる場合もあります。

安心できる寝床を用意するのが理想

一緒に寝るのは一時的なスキンシップとして楽しむのは良いですが、長時間は避けた方が安全です。

基本的にはケージやサークル内に安心できる寝床を作り、そこで休ませてあげるのが理想的です。

飼い主のベッドには「遊びに来る」程度に留めるとよいでしょう。

うさぎが目を開けて寝る理由は?【まとめ】

うさぎが目を開けて寝るのは本能的な行動で、多くの場合は問題ありません。

ただし、涙や赤みなどの症状がある場合は病気の可能性もあるため注意しましょう。

静かな環境を整えて安心して眠れるように配慮することが、健康維持につながります。

うさぎの睡眠についてもっと詳しく知りたい方は、関連記事もぜひご覧ください。

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