
うさぎを抱っこしようとすると逃げたり暴れたりすることは珍しくありません。
実はこれは「嫌い」なのではなく、足が地面から離れることへの不安や、過去の嫌な記憶が影響している場合もあります。
この記事では、うさぎが抱っこから逃げる理由と、少しずつ慣れさせるための実践的な方法を詳しく解説します。
うさぎは抱っこが出来る?

よくSNSなどで抱っこされているうさぎを見かけることがありますが、うさぎは抱っこが出来る子と出来ない子がいます。
うさぎは常に地上に足を付けて生活しているので、うさぎの日常では地上から足が浮いて体が持ち上がることはなく、あったとすれば天敵のタカなどの大型鳥類や肉食獣などにつかまったときのみです。
そのため、うさぎには「体が浮く、足が地から離れる=捕まった」との認識が潜在的に備わっているのではないかと考えられます。
出来ないと言っても、動物病院に行くときや爪などのケアをするときにはやむを得ず抱っこしないといけないこともあるため、最低限は慣れておく必要があります。
うさぎの抱っこで暴れる時のコツは?

うさぎを抱っこに慣れさせるためには、ちょっとしたコツと練習がいります。
しつけというほどでもないですが、少しずつ慣れさせることが必要になります。
それでは、うさぎに抱っこに慣れてもらうためにはどうしたらよいのか、説明していきますね。
焦らない
早く抱っこになれてもらおうと焦ってお迎えして間もないときから無理やり抱っこの練習をしてもうさぎにとってはストレスでしかありません。
そのため、うさぎが新しい生活に慣れてきて飼い主との信頼関係を築いてから練習するようにしましょう。
目安としては、うさぎが手からおやつをもらうようになる→名前を呼ぶと寄ってくる→うさぎから飼い主を構う仕草があるという段階を経てから抱っこのステップへ進むようにしましょう。
膝の上から慣らしていく
いきなり抱っこに挑戦するのではなく、まずは飼い主の膝の上に乗って落ち着くようになるのを練習しましょう。
まず飼い主が床に座り、おやつなどで誘って膝に乗ることが出来ればおやつをあげるのを繰り返します。
膝に乗ることに抵抗なく、自分から乗ってきてくれるようになったら膝の上でうさぎを撫でてみましょう。
嫌がってすぐに降りてしまう場合には、片手でうさぎの顔を覆うと落ち着く場合があります。
撫でさせてくれたらそのまま飼い主のお腹に引き寄せて、前手の部分を支えながらお尻を持ち上げれば抱っこ
の形になります。
この際にも無理強いはせず、ゆっくりと段階を経ていきましょう。
抱っこに楽しいイメージを持たせる
抱っこするのが爪切りや動物病院へ行くときばかりになると「抱っこ=緊張する、嫌なことをされる」という気持ちに陥り、抱っこそのものを嫌がるようになります。
そのため、抱っこの後や最中におやつをあげたり室内を散歩させるときに抱っこをしてから散歩をさせるなど「抱っこ=嬉しい、楽しい」というイメージを作りを心掛けましょう。
うさぎが抱っこから逃げるときの心理と対処法

逃げる理由を理解する
うさぎが抱っこから逃げようとするのは、必ずしも「嫌い」だからとは限りません。
足が地面から離れる不安や、まだ飼い主に完全に慣れていないことが大きな要因です。
また、前回抱っこのときに驚かされたり嫌な経験をした記憶が残っていると、そのトラウマから「抱っこ=危険」と感じて逃げる場合もあります。
うさぎの心理を理解し、無理強いしないことが信頼関係を崩さないコツです。
逃げないためのステップ練習
抱っこから逃げる子には段階を踏んで慣らすのが効果的です。
まずは撫でる時間を増やし、手で触れられることに安心感を持たせます。
次に短時間だけ膝に乗せて「抱っこ未満」の状態を経験させ、おやつを与えて成功体験を積ませましょう。
慣れてきたら数秒だけ持ち上げ、すぐに下ろしてあげることで「抱っこされてもすぐに解放される」と学び、不安が和らぎます。
暴れて逃げた後のフォロー
一度逃げられた後に、すぐまた追いかけて無理に抱っこしようとすると「飼い主=怖い存在」という印象を強めてしまいます。
逃げたらまずは距離をとり、落ち着いたらおやつや優しい声掛けで安心させましょう。
抱っこは「嫌な時間」で終わらせず、「最後は安心して終わる」ことを繰り返すことで、徐々に逃げなくなります。
うさぎが抱っこを嫌がるNG行動とやってはいけない接し方

うさぎが抱っこから逃げる原因の多くは、実は飼い主の“無意識の行動”にあります。
良かれと思ってやっていることが、逆に恐怖や不信感を与えてしまっているケースも少なくありません。
ここでは、抱っこ嫌いを悪化させてしまうNG行動を具体的に解説します。
上から手を伸ばして掴もうとする
うさぎにとって「上から覆われる動き」は、天敵に捕まる状況と非常によく似ています。
そのため、頭の上から急に手を伸ばして抱っこしようとすると、強い恐怖を感じて逃げたり暴れたりします。
できるだけ目線の高さを合わせ、横や前からゆっくり手を近づけることで安心感を与えることが大切です。
無理やり押さえつけて抱っこする
逃げるからといって力で押さえつけてしまうと、「抱っこ=怖いもの」という印象が強く残ってしまいます。
一度このイメージが定着すると、その後の抱っこ練習が非常に難しくなります。
うさぎが嫌がっているときは一度やめて、落ち着いてから再挑戦する方が結果的に近道です。
抱っこ=嫌なことばかりにしてしまう
爪切りや通院のときだけ抱っこする習慣があると、うさぎはすぐに学習します。
「抱っこされた=嫌なことが起こる」と覚えてしまい、抱っこ自体を避けるようになります。
日常的に短時間の抱っこ+おやつなどを取り入れ、「抱っこ=安心・良いこと」と感じさせる工夫が重要です。
床に下ろすときに急に離してしまう
抱っこ中よりも、実は「下ろす瞬間」に怖がるうさぎも多いです。
急に手を離すとバランスを崩し、「落とされた」という恐怖体験になってしまいます。
床に近づけてからゆっくり足をつけさせることで、安心感を維持できます。
嫌がっているサインを見逃す
うさぎは犬のように分かりやすく感情を表現しませんが、耳の動きや体の緊張でサインを出しています。
体を固くする・足を突っ張る・逃げようとするなどの兆候がある場合は、その時点でストップする判断が大切です。
無視して続けると、信頼関係が崩れる原因になります。
うさぎを抱っこする方法

うさぎを抱っこするといってもその方法はさまざまですが、ここではまず1番初めに行う抱っこの仕方を説明します。
この方法が出来ればここから姿勢を変えて赤ちゃんのように抱いたり仰向け抱っこが出来ます。
うさぎを触って抱っこすることを知らせる
まずうさぎを撫でて落ち着かせ、これから抱っこをすることを伝えます。
飼い主の緊張はうさぎにも伝わってしまうので、声をかけながらリラックスして行います。
片手でお尻を支えて持ち上げる
そのまま全身を撫でながら、片手を自然な流れでお尻に沿えます。お尻をしっかりと支えたら、もう片方の手をお腹の下に入れて持ち上げます。
お腹側の手は添える程度の力にし、お尻側の手を大きなボールを持つイメージで支えます。
この手順はうさぎが最も嫌がるので素早く行うようにしましょう。
飼い主の体に密着させる
うさぎの体を横にして飼い主に密着させます。この時、お尻側の手は移動させてうさぎの体の横に腕ごと当てます。
また、うさぎの頭が下がらないように脇を閉めて腕にしっかりと顔がのるようにします。空いた手で背中や頭を撫でるようにしましょう。
FAQ|うさぎが抱っこを嫌がる時のよくある質問

うさぎが抱っこから逃げる時のコツは?【まとめ】
うさぎが抱っこから逃げるのは自然な反応ですが、段階を踏んで慣らせば少しずつ落ち着いて抱っこできるようになります。
信頼関係を崩さず、楽しい経験を積ませることが大切です。
抱っこを克服できれば、爪切りや診察などのケアもスムーズになり、飼い主との距離もぐっと縮まりますよ。