ハムスターが脱走してしまうと「どこに行ったのか分からない」と焦ってしまいますよね。
しかし、習性を理解して落ち着いて探せば見つかる可能性は高いです。
この記事では、脱走の理由から具体的な探し方、さらに見つからないときの最終対策までまとめました。
ハムスターが脱走で見つからない
脱走理由は?

ハムスターが脱走するのには必ず理由があります。
縄張りを広げたい好奇心や、ストレスから快適な場所を求めて出てしまうことも。
理由を知ることで予防につながります。
縄張りをパトロール
ハムスターはとても縄張り意識が強い生き物です。
好奇心が強い子はケージの外もパトロールして安全かどうか確かめたいと思うこともあります。
ケージの外も縄張りだと認識すると脱走癖がつくこともあるため、注意が必要です。
私たちから見つからない場所を縄張りと認識するのだけはやめてほしいですね!
ストレスを感じているから
中にはもっと居心地の良い場所を探すため脱走する子もいます。
大きな音や他の生き物に警戒してストレスになり脱走してる可能性があるのでよく観察し判断してみてください。
ハムスターも人と同じように嫌な環境からは逃げ出したくなる生き物なんですよ!
気持ちよく過ごせる場所を作ってあげてください。
脱走による死亡する危険性について

ハムスターが脱走した場合、残念ながら死亡につながるリスクもあります。
小さな体ゆえに環境のちょっとした危険が命に関わることもあるため、注意が必要です。
まず一番多いのが 誤飲や感電事故 です。
電気コードをかじって感電したり、人間の食べ残しや有害な物を口にして体調を崩すことがあります。
また、洗濯機や冷蔵庫の下などに入り込んで挟まれ、圧死や窒息するケースもあります。
さらに、トイレや浴槽など水回りも危険です。
ハムスターは泳ぎが苦手なため、落ちてしまうと溺死の可能性が高まります。
夏場は室温の上昇、冬場は低体温も脱走中の死亡要因となりえます。
このように、脱走は単なる迷子ではなく命に直結することが多いため、普段から隙間や電気コード、水回りなどの環境を徹底的に対策しておくことが大切です。
脱走時の探し方

脱走したらどうしたらいいかわからないという方も少なくないと思います。
ここでは対処法について紹介します。
手順形式で書いているので一つずつやってみてください!
ドアや窓を閉める
部屋から出ないように全部の箇所を閉めてください。
便器や浴槽はハムスターが登った際に落ちないよう、フタをしてください。
ケージに帰ってくることもあるためケージの入り口は開けておいてください。
居そうな場所を探す
ハムスターは狭い場所、暗くて暖かい場所が好きなので心当たりがある場所を探してみてください。
懐中電灯などを使って探し漏れがないようにするのもいいかもしれません。
見つからない場合は慌てず隅々まで探してみてください!
エサを置く
脱走中にお腹がすくと食べに来るため隠れてそうな場所に置いてみてください。
しばらくしてエサが減っていたら近くにいる可能性が高いです。
エサの周りに粉を撒いておくと足跡がつくので特定できるかもしれませんね。
うんちを探す
うんちを見つけた場合、そこは通り道の可能性があります。
多く見つかる場合は近くにいることがあります。
耳を澄ませる
どうしても見つからない場合、ハムスターの習性を利用して探すと見つかるかもしれません。
夜になるとハムスターは活発になるため、それを利用して探しましょう!
電気を消して耳を澄ましてみてください。
音が聞こえる場合、その部屋から出れないようにドアを閉めてください。
その音をたどって、いる場所を見つけてください。
いろんな場所に移動して音を探してみると聞こえるかもしれませんね。
最終手段

ハムスターは好奇心旺盛で、思いがけない隙間に入り込んでしまうことがあります。
数時間探しても見つからない場合には、次のような工夫をしてみると発見につながる可能性があります。
ペット用捕獲アイテムの活用
市販されている小動物用の捕獲器を使うと、安全にハムスターを保護できます。
中に好物の餌や綿を入れておくと自ら入ってくれることもあります。
ネズミ用の粘着シートは危険なので絶対に使わないでください。
家具の移動や隙間の確認
ソファや冷蔵庫の下、棚の裏など、人の目が届きにくい場所に入り込むことが多いです。
家具を少し動かしたり、隙間に懐中電灯を照らして確認してみましょう。
小さな足跡や齧った跡がヒントになることもあります。
警戒心を和らげて呼び戻す
大きな音や明るい照明はハムスターを隠れさせてしまいます。
部屋を暗くして静かに待ち、餌の香りで誘導してみてください。
飼い主の声や普段使っている回し車・巣箱を置くことで安心して姿を見せるケースもあります。
ハムスターの脱走対策

脱走を事前に防ぐことが大事ですよね!
ここでは脱走対策について解説しています。
隙間をなくす
体よりも小さい隙間でも通れる場合があります。
劣化した網やケースの亀裂、プラスチックなどの柔らかい素材でできたケースはかじって脱走する危険があります。
かじれないようにガードする、新しいものに変えるなどをするといいかもしれませんね。
ケージをしっかり閉める
ちゃんと閉まっていない、ゆるく閉まっているなどの場合、押したり、体重がかかると開くことがあります。
開きやすくなっていないか確認することが大切です。
外側からクリップや鍵で留めるのも効果的です。
レイアウトを見直す
水槽などにフタをせず飼育している場合は登って脱走する危険があります。
回し車や巣箱から登ることもあるのでレイアウトを見直してみてください!
逃げれない環境を作る
ケージの周りに超えられない壁を作るのも効果的です。
万が一脱走してしまったことも考え、ケージのある部屋は窓やドアを閉めておくと安心です。
FAQ|ハムスター脱走に関するよくある質問

ハムスターが脱走して見つからない【まとめ】
ハムスターは人間のように遠くまで移動することはなく、ほとんどの場合は近くで隠れています。
脱走時は焦らず落ち着いて対処することが大切です。
日頃から隙間対策やケージ管理を徹底しておくと、より安心して飼育できます。
この記事を参考に、ハムスターとの暮らしをさらに安全で楽しいものにしてください。