子犬の2ヶ月齢の過ごし方は?しつけ・ご飯・遊び時間・生活リズムをわかりやすく解説

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生後2ヶ月の子犬は、まだ体力が少なく不安も多い時期です。

この大切な時期に、どんなしつけを始めればいいのか、ご飯の量はどれくらいなのか、遊ぶ時間はどの程度が良いのかなど、毎日の過ごし方に悩む方は少なくありません。

この記事では、生後2ヶ月の子犬に必要なケアと生活リズムづくりをやさしく解説します。

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目次

子犬の2ヶ月齢の過ごし方!

しつけは、迎えたその日から始めることが必要です。

「しつけ」と聞くと、お手や待てを教える、トイレトレーニングなど教育を施すようなイメージがありますが、この時期は子犬の五感を刺激する過ごし方を意識してみるのも大切です。

子犬のうちにやっておきたいことは以下の通りです。

トイレトレーニング

室内トイレは、自然災害で外に出るのが困難な時や、愛犬が高齢になって外出が難しくなってきた時などに、飼い主さんにとっても愛犬にとっても必要です。

また、動物愛護法では、周りの環境を汚損しないように努めるという努力義務もあります。

成犬になるとトレーニングがとても難しくなるので、子犬のうちにしっかりと習慣化してあげましょう。

ボディコントロール

子犬の体のどこを触っても嫌がって噛んだり逃げたりしないように、慣らせておくトレーニングです。

将来、体調を崩して獣医さんに体を触られたり、トリミングサロンで爪切りや耳掃除など全身に触れる必要が生じることがあります。

いきなり体中を触る必要はありませんが、さりげなくボディタッチを繰り返して、どこを触っても嫌がらないように慣れさせておきましょう。

日常生活音に慣れる

洗濯機や掃除機、ドライヤー、玄関チャイムなど、日常的に発生する音に慣れさせておくことも大切です。

これらの音は家にいると避けられないので、怖がってしまうと愛犬のストレスになります。

ドライヤーも家で愛犬のシャンプーをする時には必ず使うものなので、普段から定期的に聞かせて慣れさせてあげたいですね。

外の環境に少しずつ慣れる

3回目の混合ワクチンと狂犬病ワクチンが終了して数週間経たないと散歩は難しいのですが、飼い主さんが抱っこして1日1回くらい外の空気を吸わせてあげるのがおすすめです。

車の音、知らない人たちの往来を見るだけでも、いざ散歩に出た時の不安や恐怖を和らげてあげることができます。

褒め方叱り方を覚える(飼い主さん)

これは飼い主さんのトレーニングです。

愛犬が良いことをしたら、思いっきり褒めてあげる、悪いことをしたら低く短い声で「ダメ」と叱る、もしくは無視するというメリハリが大切になります。

褒めるのは比較的簡単にできるのですが、難しいのは叱る時です。

犬はすぐに忘れてしまうので、悪いことをしたらその場ですぐ叱ることを徹底しましょう。

トイレを外してしまった時や、飼い主さんを噛んできたりした時は、一切かまわずに無視する方が効果的です。

アクションを起こすと「かまってくれた」と勘違いして、同じことを繰り返す場合もあります。

2ヶ月齢の子犬はおやつなしご飯のみで

生後2ヶ月の子犬は、やっと母乳を卒業して離乳食が始まった頃です。

消化期間も未発達で、食べ慣れないものや硬いものをうまく消化できないでしょう。

この時期からおやつの味を覚えてしまうと、消化不良が起こりやすくなるだけでなく、偏食になり、ご飯をしっかり食べることが難しくなるかもしれません。

ある獣医さんの本に、「犬は成犬までドッグフードのみで育つときれいな体に成長する」と書かれています。

栄養バランスの取れたドッグフードをきちんと食べて育つことは子犬にとって大切なことなんです。

どうしてもおやつをあげる場合には、離乳食が終わってカリカリフードが食べられるようになってからが良いですよ。


ご飯は1日3、4回に分ける

消化がきちんとできるように、ご飯は1日3、4回に分け、少しずつ与えるようにしましょう。

下痢や嘔吐をしないかも見ていてあげてください。

一気にたくさん食べてしまうと、消化不良を起こすことがあります。


しつけのご褒美は飼い主さんが褒めること

よくしつけのご褒美におやつやフードをあげると書かれています。

実際に私も、うちのワンコが家できちんとおトイレができたら、おやつをあげています。

でも犬は、褒められること自体が嬉しいことなんじゃないかと思います。

うちのワンコも初めはおやつ目当てでしたが、最近自分が家でオシッコをしたことで嬉しくなっちゃって、私が褒めると大喜びではしゃいでいます。

おやつを食べないで喜んでいるので、ひとりで勝手に嬉しくなっちゃうんでしょうね。

だから飼い主さんは、最上級の笑顔と声で子犬を喜ばせてあげれば、おやつはなくても大丈夫ですよ。

遊ぶ時間は1回10〜15分がベスト

子犬は1日18時間くらい寝ています。

生後2ヶ月くらいの子犬だと、ほとんど寝ているように感じるかもしれません。

まだ小さくて体力がないから、起きてばかりいると体力を消耗しきってしまうんです。

だから、子犬が起きてきても、遊ぶ時間は10〜15分くらいでやめてケージに戻して休ませてあげるようにしてください。

抱っこして外に出すのも、この時間を利用して短い時間で済ませると、子犬への負担も減ります。

遊び方は噛んでもボロボロになりにくく柔らかめのゴムボールやロープ、音の出るぬいぐるみなどで遊んであげると喜びます。

この時、取れやすいぬいぐるみの目玉などは、あらかじめ取り除いて誤食を防いであげてくださいね。

遊ぶ時間は散歩デビューの4ヶ月前後まで、1回15分くらいをメドにしてケージに戻すというのを習慣にしておくと、ケージで休むしつけにもなりますよ。


生後2ヶ月の子犬に欠かせない“生活リズムづくり”

生後2ヶ月の子犬は、好奇心が膨らむ一方で体力が極端に少ないため、毎日のリズムを整えることが安心感にも健康にも直結します。

起きる・食べる・遊ぶ・寝るの流れを一定にしてあげると、トイレ習慣や夜の睡眠も安定しやすくなります。

ここでは、生後2ヶ月の子犬に特に役立つ生活リズムの整え方を詳しく解説します。


1日の流れを“ほぼ同じ”にすることが安心につながる

子犬は予測できる生活が大好きです。

起床 → 排泄 → ご飯 → 少し遊ぶ → 休む

という一連のながれを毎日大きく変えずに過ごさせると、気持ちが落ち着きやすく、無駄吠えや夜泣きも減っていきます。

とくに生後2ヶ月は、まだ新しい家に慣れていないので、飼い主の生活リズムに巻き込むよりも、子犬主体で静かに進めていくのがおすすめです。


長く遊ばせない“メリハリ”が体力管理になる

この時期は10〜15分遊んだだけでも体力を使い切ってしまうことがあります。

遊び→すぐ休む→また少し遊ぶ、という短いサイクルを何度か繰り返すことで、疲れ過ぎを防ぎながら満足感を得られるようになります。

ダラダラ長く遊ぶと、興奮が続いて噛み癖や夜泣きにつながることもあるため、「短く区切る」ことが生活リズムづくりにも大切です。


眠そうなサインを見逃さず、自然な睡眠を優先する

生後2ヶ月の子犬は1日のほとんどを寝て過ごすため、眠気のサインが出たら必ずケージに戻して休ませましょう。

目がとろんとする、あくびを繰り返す、動きがスローになるなどのサインが見えたら、その時点で活動は終了。

無理に起こさないことが、脳の発達やストレス軽減に繋がります。


生活リズムが整うとトイレ成功率も上がる

起きる・食べる・遊ぶのタイミングが安定してくると、排泄のリズムも自然に整います。

「寝起き」「食後」「遊んだあと」は排泄しやすいタイミングなので、この流れが決まればトイレトレーニングの成功率もぐっと上がります。

生後2ヶ月は“習慣作りの黄金期”なので、焦らずゆっくり繰り返してあげてください。


飼い主の“抱っこ外気浴”も1日の習慣にすると社会化が進む

ワクチン前で散歩に出られない時期でも、短時間の外気浴を1日のどこかに取り入れると、音・景色・人の動きを自然と受け入れられるようになります。

5分でも十分なので、毎日少しずつ慣らしてあげると、散歩デビュー後の怖がりを大幅に減らせます。

子犬の2ヶ月齢の過ごし方!【まとめ】

生後2ヶ月は、子犬の性格や生活習慣の土台がつくられる重要な時期です。

体力に合わせながら短いサイクルでご飯・遊び・休息を整えることで、しつけもスムーズに進みます。

焦らず、子犬のペースに合わせて少しずつ経験を積ませてあげてください。

子犬との時間はあっという間に過ぎるので、一つひとつの瞬間を楽しみながら過ごしていきましょう。

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