子犬のずっと寝てる・ご飯を食べないは大丈夫?考えられる原因と対処法まとめ

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子犬が「寝てばかりでご飯を食べない」状態が続くと不安になりますよね。

子犬はよく眠る時期ですが、いつもと違う変化がある時は体調不良のサインが隠れていることもあります。

この記事では、よくある原因から対処法、受診の目安までをやさしく解説します。

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目次

子犬がずっと寝てる・食べないのは大丈夫?

多くの場合は心配不要

子犬は想像以上に長い時間眠る生き物で、1日18〜20時間ほど寝ることも珍しくありません。

まだ体力がなく、成長のために多くのエネルギーを睡眠に回しているため、飼い主さんが思っている以上に「起きている時間そのものが短い」時期です。

そのため、こちらが用意した時間通りに食べに来ない、起こしてもすぐまた眠ってしまうというのは、ごく自然な姿であることが多いです。

特に生後2〜3ヶ月の子犬は、眠気が勝っている時は食欲よりも休息が優先されます。

少し寝たあとで急に食べ始めることも多く、時間どおりに食べないからといって、すぐに深刻な問題と決めつける必要はありません。

「元気に起きたタイミングでしっかり食べられているか」「排泄は普段どおりか」など、全体のリズムを見て判断すると安心です。

例外的に問題があることもある

ただし、長く寝てばかりで起きてもぐったりしている、排泄の回数が極端に少ない、水も飲まないなどの異変がある場合は、睡眠ではなく体調不良で動けていない可能性があります。

その場合のみ、早めの受診を検討してください。

子犬は “寝ながら育つ” 時期です。

多少ご飯の時間がずれても、元気に起きて食べているのであれば、大きな問題でないことがほとんどです。

飼い主が気づきたい子犬の変化

子犬がただ眠いだけなのか、体調不良のサインなのかは、普段の様子との「わずかな違い」を見つけることで判断しやすくなります。

睡眠時間が長いこと自体は子犬には自然ですが、行動パターンや体の反応がいつもと違う場合は注意が必要です。

ここでは、飼い主さんが気づきやすい具体的な変化をまとめておきます。


起きている時間の質が落ちている

眠りが長いだけなら大きな問題ではありませんが、起きた瞬間から元気がない、体が重そうに見える、抱き上げても反応が弱いなど「起きているはずの時間が低調」な場合は、疲労や体調不良によって十分に回復できていない可能性があります。

ご飯を前にしても興味を示さない・ほんの少し口にしてすぐやめる、というのもよく見られるサインです。


眠り方がいつもと明らかに違う

子犬は浅い眠りと深い眠りを繰り返すため、ふだんは寝姿勢が変わりやすいものです。

しかし、同じ姿勢のまま動かない、呼吸が明らかに浅い・速い、触っても反応が弱いなど「寝方そのもの」がいつもと違う場合は、しんどくて動けない状態が隠れていることがあります。

環境変化のストレスでも見られますが、病気の初期症状でも同じように表れます。


水だけを飲む・逆に水も飲まない

食べないけれど水ばかり飲む場合は、軽い胃腸トラブルやストレス性の不調がある可能性があります。

一方、水すら飲まない場合は脱水リスクが高まるため、早めの受診判断が必要になります。

特に子犬は体が小さいため、半日〜1日食べられないだけでも一気に状態が悪化しやすい点に注意が必要です。


排泄の「回数・状態」が変わる

ご飯を食べない日が続くと、便の回数が減るだけでなく、胃腸の動きが弱って下痢や軟便になることもあります。

また、普段より尿の量が少ない・色が濃いなど、水分摂取の変化も体調不良の判断材料になります。


特に、寝てばかりで排泄に行きたがらない場合は、行動そのものが低下しているため、早めに原因を探る必要があります。


甘え方・鳴き方が変わる

普段なら遊びに誘ってくる子がまったく近寄ってこない、逆に抱っこを極端に求めるなど、精神的な変化も体の不調のサインになることがあります。

環境に慣れていない時期にも似た態度は見られますが、普段の性格と著しく違う場合はストレスではなく体調面の問題が隠れていることがあります。

原因

子犬って元気に動き回っているようなイメージがありますよね。

それなのにずっと寝てるとかご飯を食べないなんてことになったら、心配になってしまいます。

そんな時、原因として考えられるのは次の4つです。


迎えたばかりで環境に慣れていない

子犬は生後2ヶ月くらいで飼い主さんのもとへやってくることが多いですよね。

たった2ヶ月の間に、子犬は母犬と一緒の環境からペットショップに連れて来られ、さらに飼い主さんの家に引き取られるという目まぐるしい環境の変化を体験しなければいけません。

慣れない環境では体力を消耗し、睡眠時間が多く必要になることもあります。


遊び過ぎて疲れきってしまった

体力のない子犬は、あまり長い時間遊ぶことができません。

一度に10~15分程度遊ぶと疲れてしまいます。

しかし飼い主さんたち人間がついかまってしまうことで、子犬は興奮して体力以上に遊んでしまうこともあります。

これは成犬になっても同じですが、犬って楽しくなっちゃうと疲れたことに気がつかないのだそうです。

気づいた時には体力を使い果たしてクタクタになって、ご飯を食べないでずっと寝てるってことになりがちです。


落ち着けない環境がストレスになっている

ケージやベッドなどをリビングに置いている家庭が多いと思いますが、夜遅くまでテレビや明かりがついていると、子犬は落ち着いて休むことができません。

1日18時間の睡眠時間を確保していても、安眠できないことでストレスがたまり、体力を回復できないことがあります。


病気

子犬がご飯を食べないでずっと寝てるという時に一番心配なのが病気です。

下痢や嘔吐があるなら、すぐ動物病院で診察を受けましょう。

もしかしたら眠いから寝てるというのではなく、食欲がなく、動きたくても動けないから寝てるように見えるだけかもしれません。

対策

子犬にいつもと違う様子が見られた時は、生活環境の見直しとともに、ご飯を工夫してみると良いかもしれません。

具体的に3つの対策をご紹介します。


静かな環境で落ち着いて休めるようにする

目が行き届くリビングに子犬がいる方が飼い主さんも安心だと思いますが、どうしても遅くまで明るくにぎやかな状態が続くようであれば、寝る時だけでも子犬を別室で休ませてあげるようにしましょう。


必要以上にかまいすぎないようにする

小さくてかわいくて反応を見ているのが楽しい子犬ですが、体力以上に遊ばせてしまうと免疫力がないので病気になりやすくなります。

子犬の時期はたくさん食べて、よく眠り、少しずつ体が大きくなることで体力がついてきます。

まだまだ遊べそうに見えても、短い時間で切り上げて休ませてあげてくださいね。


ご飯を温めたふやかしフードにしてみる

子犬にはドッグフードを水でふやかしたものを与えますが、食べることにあまり興味を示さずにずっと寝てるような時は、軽く温めて出してみるのも効果的です。

温めることでにおいが増すため、ご飯を食べてくれることもあります。

相談や治療は必ず動物病院で行おう

子犬が体調不良かどうか判断できない時は、ペットショップやブリーダーではなく、必ず動物病院で診てもらいましょう。

私の犬も里子として迎えた当初、湿疹や耳のかゆみをブリーダーに相談したところ「よくあること」と言われましたが、病院で診察すると膿皮症・外耳炎・歯肉炎が見つかりました。

早く受診したことで完治しましたが、放置していれば悪化していたはずです。

購入先との補償の問題はあるものの、最優先すべきは子犬の健康です。

迷った時は必ず獣医師の判断を仰いでください。

子犬がずっと寝てる・ご飯を食べない!【まとめ】

子犬が寝てばかり・食べない時は、普段との小さな違いを観察することで体調不良に早く気づけます。

環境調整や食事の工夫で改善する場合もありますが、元気がない状態が続く時は早めに動物病院へ相談しましょう。

子犬期はデリケートだからこそ、無理をさせず安心して過ごせる環境づくりが大切です。

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