コリドラスの飼育に水流は必要?作り方や最適な強さを解説!

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初心者からマニアまで、幅広い層に支持されるコリドラスは、ほとんどの熱帯魚店で売られています。

多くの場合、特に流れのない水槽で飼われていることの多い魚ですが、実はある程度の水流を好む魚でもあります。

今回は、コリドラス飼育と水流についてご紹介します。

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目次

コリドラスは水流を好む?

コリドラスの多くは、南米アマゾン川流域の細かな水路のようなところにすんでいます。

そういった小川はジャングルの木々の間を縫うように流れ、やがてアマゾン川本流にたどり着きます。

ジャングル

つまり、緩やかではあるものの常に水が流れている環境であり、池や沼のように完全な止水ではないのです。

また、アマゾン川の下流部は日本のスケールでは考えられないほど広大な面積があり、見かけ上は水が止まっているようにも見えます。

そういった本流よりも、コリドラスが暮らす小川はしっかりとした流れのある環境です。

日本で似た環境といえば、水田の脇を流れる用水路のようなイメージでしょうか。

水田

このため、コリドラスのための環境を考えるのなら、ある程度の水流を好むと考えたほうがいいでしょう。

水流がないとコリドラスは飼えない?

では、実際に水槽にもある程度の強さの水流を起こさないとコリドラスは飼えないかというと、そうでもありません。

多くの魚を混泳させるコミュニティタンクでは、必ずしもコリドラスのための環境づくりがなされているわけではなく、意図的に水流が作られていることもありませんが、それでもコリドラスは健康に暮らしています。



特に水流がなくても、コリドラスの飼育には支障がないのです。

ただし、コリドラスを飼うためだけの水槽を用意するのなら、水流を作って飼うこともおススメです。

普段は底層を自由に泳いでいますが、水流を起こすことで、その流れに対応した行動を見せるようになります。

もともと本能的に、水流に逆らって泳ぐ習性があるので、群れの個体がみんな水流に向かって同じ方向を向いて泳いでいる姿が見られるようになるのです。

もちろん、ずっと水流に向かって泳いでいては疲れてしまうので、ときどき流木や水草の影に隠れて一休みしては、また群れに戻って泳ぎ始める、という塩梅です。

魚に「遊ぶ」という感覚があるかどうかはさておき、まるで水流で遊んでいるようにも見え、ますますコリドラスが魅力的に見えると思います。

水流の作り方と注意点

「水槽に水流を作る」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、そんなに大したことではありません。

上部フィルター、外掛けフィルター、外部フィルター、水中ポンプフィルターを使っている場合、何も意識しなくても、これらのフィルターを使うだけで水流が起こっています。

フィルターパイプの向きを調整し、流れを作りたいところに流れができるようにしてみましょう。

底面フィルターやスポンジフィルターなどエアリフト式のフィルターでは、水流と呼ぶにはちょっと物足りないかもしれません。

そんなときは、小型の水中ポンプを設置してみましょう。

特に海水魚の飼育では、水槽内に水流が必要な場合もあるため、水流をつくるためのポンプも市販されています。

また、強めのエアレーションを行うことでも水流はできるので、そういった方法もおススメです。

水槽内に外部フィルターや水中ポンプで水流を作る際、あまり強くなりすぎないように注意しましょう。

特に小型の水槽で水流を起こすと、まるで洗濯機のような水流になりがちです。

シャワーパイプを取り付けたり吐出口をガラス面に向けたりして調整しましょう。

また、水流をつくる場合、ベアタンクであっても、流木ひとつでいいので、隠れ家となるものを入れてやりましょう。泳ぎつかれてしまった際に休憩する場所になります。

コリドラスの飼育に水流は必要?【まとめ】

ちょっとした水流をつくってやるだけで、コリドラスの行動ががらりと変わり、とても自然で多様な表情を見せるようになります。これもコリドラス飼育の楽しみの一つですので、ぜひやってみてくださいね。

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