
ピンポンパールは泳ぎが下手でエサ競争に負けやすいため、混泳が難しいとされます。
しかし相性の良い種類や飼育環境を工夫すれば、一緒に飼うことも不可能ではありません。
本記事では、エビやメダカ、らんちゅうなど具体的な魚種ごとの混泳の可否や注意点をわかりやすく解説します。
ピンポンパール同士の混泳は可能?

基本的には相性が良い
ピンポンパール同士であれば、泳ぎの遅さや体型の特徴が似ているため、餌の取り合いで不利になることは少なく、比較的相性は良好です。
性格的にも温厚な個体が多く、単独飼育よりも複数匹で泳がせた方が、見た目の可愛らしさをより楽しめるというメリットもあります。
水槽サイズに注意
ただし、複数匹を入れる場合は水槽の広さを確保することが必須です。
小さな水槽に過密状態で飼育すると、水質が急激に悪化して病気のリスクが高まります。
60cm以上の水槽を用意し、ろ過能力の高いフィルターを設置することが望ましいでしょう。
病気の広がりに注意
ピンポンパールは転覆病などの体質的なトラブルを抱えやすいため、同居している1匹が病気になると、他の個体にもうつりやすくなります。
定期的な観察や早期隔離が重要です。
健康管理を徹底していれば、複数飼育でも長期的に楽しむことが可能です。
ピンポンパールは単独飼育がベスト?
ピンポンパールは泳ぎが下手で、エサの取り合いに弱い特徴を持っています。
そのため、他の魚と混泳させるよりも単独飼育の方が安心して育てられるケースが多いです。
実際に1匹だけで飼っても、寂しさやストレスで弱ってしまうことはほとんどありません。
むしろ水質の安定や健康管理のしやすさという点でメリットが大きいといえます。
詳しくは別記事「ピンポンパールの1匹飼いはかわいそう?安心して飼える理由と注意点」で解説していますので、単独飼育に興味がある方はあわせてご覧ください。

ピンポンパールの混泳可否|主要な魚類との相性を解説
ピンポンパールとコリドラスの混泳

ピンポンパールとコリドラスの混泳はやめた方が無難。
コリドラスは熱帯魚なんですよねー。
グッピー、ネオンテトラなど、熱帯魚系なら、混泳可能です。
ピンポンパールは金魚であって、熱帯の生き物ではないので。
ピンポンパールは四季を感じれる生き物。
コリドラスは熱帯で生きてる生き物なので寒いのはダメ。
なので、別の生き物だと思ってもらったら話は早いかも。
コリドラスの適温はピンポンパールの適温に比べて、高温です。
その中にずっとピンポンパールを混泳していると、ピンポンパールが年中活発化している…。
私の見解では、ピンポンパールはずっと活発化している環境はしんどいかなぁ。
ピンポンパールには、年中のオンオフつけてあげるべき。
ピンポンパールは水をとても汚すんですよ。
コリドラスがふんを食べまっくてしまったら、コリドラスが病気になる可能性も。
ピンポンパールが、じっとしているコリドラスを突きにいったりしちゃうので、うーん。
ピンポンパールとコリドラスの混泳は不向きです。おすすめはしません。
ピンポンパールとエビの混泳

ピンポンパールとエビは混泳出来ます。
種類にももちろんよりますが、ヤマトヌマエビなど川エビなどはおすすめ。
ピンポンパールの生活の邪魔をしない。
エビはピンポンパールのおこぼれをもらうような存在。
水槽のお掃除をしてくれて、飼育者にとってはピンポンパールに負担かけずにお掃除してくれるので、にじゅうまる!な存在。(笑)
だがしかーし。
ミナミヌマエビは勝手に増えるのでそこは注意が必要。
ヤマトヌマエビは増えません。
稚エビはピンポンパールが食べちゃうので大き目を入れてあげると共存できます。
ピンポンパールと出目金の混泳

ピンポンパールと出目金と混泳は可能です。
泳ぎが遅い子組さんなので、生活温度も同じです。
出目金ちゃんの方が、ピンポンパールよりは強いと思います。
ピンポンパールが負けてしまわなように、大きさと性格が似てそうな出目金ちゃんを入れてあげれば、一応、とりあえず、なんとなく、混泳は可能です。
性格が合わなければもちろん喧嘩が起きますので、観察はしっかり行って下さい。
ピンポンパールとらんちゅうの混泳

らんちゅうも、泳ぎが下手な金魚ちゃんの部類に入ります。
ですが、ピンポンパールよりは少し、泳ぎが上手なので、ピンポンパールがエサの競争には負けてしまう恐れはあります。
えさをちゃんと食べれているかなー?
は、よーく注意して、見てあげてください。
ピンポンパールとめだかの混泳

室内で混泳は厳しいですね。
今回は、×と判断しましょう。
出来なくはないんですが…。
難しいですよ。
水槽の大きさと、メダカの隠れる場所を多くしてあげたり、水量、温度、エサの食べ具合など、メダカとピンポンパールを混泳することで、気を付けなければならないことが結構多いです。
ピンポンパールよりめだかの体が小さいため、ピンポンパールがエサと勘違いし、いじめたり、食べてしまう可能性も出てくるため、やめた方がよいでしょう。
ピンポンパールとグッピーの混泳

グッピーは小型で泳ぎが速く、繁殖力も強い熱帯魚です。
ピンポンパールはエサの取り合いに不利で、また温度帯もやや異なるため、長期的な混泳は不向きです。
さらにグッピーの稚魚はピンポンパールに食べられてしまう可能性が高く、どちらにとってもストレスになります。
基本的には避けた方が無難です。
ピンポンパールと和金の混泳

和金は金魚の中でも特に泳ぎが速く、活発に泳ぎ回る性格です。
そのため、動きの遅いピンポンパールは和金に押されてしまい、エサを十分に食べられず弱ってしまうことが多いです。
大きさや力の差もあり、和金の尾びれに巻き込まれる事故も考えられるため、混泳はおすすめできません。
ピンポンパールとオランダ獅子頭の混泳

オランダ獅子頭は丸い体型で泳ぎも遅めなため、ピンポンパールと比較的相性が良い品種です。
ただし、オランダ獅子頭の方が体格が大きくなる傾向があるため、エサの競争でピンポンパールが負けないよう注意が必要です。
餌やりの工夫をすれば混泳も十分可能な組み合わせといえます。
ピンポンパールとプレコの混泳
プレコは水槽掃除をしてくれる便利な魚ですが、夜行性で体も大きく成長します。
吸盤状の口でピンポンパールの体表を舐めてしまうことがあり、傷や病気の原因になるリスクがあります。
小型のプレコであれば一時的に混泳できる場合もありますが、長期的にはトラブルが多く、避けた方が安心です。
ピンポンパールとの混泳で注意したいポイント

エサの競争に負けやすい
ピンポンパールは泳ぎが遅く、ほかの金魚や小魚に比べるとエサを取るのが苦手です。
混泳相手が活発に泳ぐ種類だと、ピンポンパールが満足にエサを食べられず、徐々に弱ってしまうことがあります。
混泳する場合は、沈下性の餌を与える、時間を分けて給餌するなどの工夫が必要です。

水質の悪化リスクが高まる
ピンポンパールは排泄量が多く、水槽を汚しやすい金魚です。
そこに他種を混泳させると糞や食べ残しの量も増えるため、水質の悪化スピードが加速します。
特にエビや底物系の魚は悪環境に弱いため、混泳時はこまめな水換えやフィルター強化が欠かせません。
性格や相性に左右されやすい
金魚の中でも個体差が大きく、温厚な子もいれば攻撃的な子もいます。
ピンポンパールは見た目の愛らしさから「いじめられやすい」と思われがちですが、逆に他の魚をつついてしまう場合もあります。
特に長いヒレを持つ魚や動きの少ない魚は狙われやすいので注意が必要です。

ピンポンパールは混泳できる?【まとめ】
ピンポンパールは基本的に単独飼育向きですが、種類や条件を選べば混泳も可能です。
相性や水質管理、エサの与え方に気を配ればトラブルを減らせます。
飼育初心者はまず単独飼育から始め、慣れてきたら少しずつ混泳に挑戦してみると安心です。