
皆さんはハムスターの床材になにを使っていますか?藁(牧草)を使っている場合はもしかしたらハムスターが床材である牧草を食べるかもしれません。
それは何故かというとハムスターは餌が悪いと牧草を食べることがあるため、床材である藁を食べることがあります。
そこで今回は「床材である藁(牧草)をなぜ食べるのか」を詳しく解説すると共に、色々ある床材の種類をご紹介したいと思います。
ハムスターが床材を食べるとは?

ハムスターは好奇心旺盛な小動物で、目の前にあるものを口に入れて確かめる習性があります。
そのため、本来は寝床や保温のために敷かれている床材を、かじったり食べてしまうことがあります。
特に藁や牧草のように植物由来の素材は、餌と勘違いして口にするケースも少なくありません。
さらに栄養が不足していたり、与えている餌に偏りがあると、食欲を満たすために床材を食べることもあります。
しかし、床材は消化を目的としていないため、大量に食べると便秘や腸閉塞を引き起こす危険性があります。
おがくずなど木材系は体内で消化できず、内臓を傷つけるリスクもあります。
一方で新聞紙のように人間向けに安全性を考えて作られたものは少量なら大きな害はありませんが、繰り返し誤食する場合は餌の内容や飼育環境の見直しが必要です。
ハムスターが床材を食べてしまうときの注意点
藁や牧草を食べた場合

ハムスターが藁や牧草をかじるのは、食欲や栄養不足からくる場合があります。
少量なら大きな問題にならないこともありますが、繊維が硬く消化に時間がかかるため、便秘や腸閉塞のリスクがあります。
もし大量に食べてしまったり、元気がなくなったときは早めに動物病院で相談しましょう。
おがくずを食べた場合

おがくずは木の細かい繊維で、消化ができません。誤って口にしてしまうことはありますが、体内に残ると腸を傷つける危険があります。
特に針葉樹のおがくずは樹脂成分でアレルギーや中毒を起こす可能性もあるので、食べてしまったら注意が必要です。
安全面を考えると、ペーパーチップや新聞紙の方が安心です。
新聞紙を食べた場合

新聞紙はもともと人間が触れることを前提に作られているため、印刷インクも安全性が高く、少量なら体に害はほとんどありません。
ただし誤食を繰り返すようなら、食欲不振や餌の栄養不足が隠れていることもあるので、餌の内容を見直してみましょう。
ハムスターにおすすめの床材
さて藁は床材に向いていないということがわかったところで、じゃあ何がいいのか。
ここからは様々な床材を紹介したいと思います。
やはり種類によってメリット、デメリットがあるのでよく読んで果たしてどれが一番いいのか判断しましょう。
新聞紙

新聞紙はハムスターの床材にとって一番適している思う素材です。
なぜなら新聞紙はペットショップで販売しているものと違い、我々人間が手に取って読む身近なものなので例え赤ちゃんが誤飲しても大丈夫に作られています。
それに加え保温性、通気性にも優れており冬は暖かく夏は涼しく過ごすことが出来ます。
そして一番の利点はその安さです。
新聞紙をとっているお家ならば「床材として」の値段は0円です。
そうでない人でも「新聞紙くれませんか?」と言えば大半は譲り受ける事が出来るでしょう。
しかしそんな優秀な新聞紙にも欠点があります。
それは「床材にするために細かくする手間」です。
シュレッダーにかけるのが一番楽ですがなかなかあるお家の方が少ないと思います。
そんなときははさみなどでジョキジョキするしかありません。
ウッドチップ

ウッドチップはハムスターの床材と言えばこれ!という感じでペットショップで販売され、最も使われている素材です。
ウッドチップは広葉樹、針葉樹、ペーパーチップの大きく分けて3種類があります。
吸水性、保温性に優れていてとてもバランスが取れているのがウッドチップの特徴です。
そんなウッドチップの最大の利点は安く、スーパーなどペットショップ以外の場所でも買うことが出来るということです。
またウッドチップの欠点はパイン材、針葉樹、加熱処理をしていないものはアレルギーが出やすいということです。
ですが広葉樹のものは他と比べて価格は高くなりますがアレルギーは出にくいようです。
とうもろこしチップ
ハムスターグッズの紹介はしたことなかったな
— 神田 都💛✨🌿🎮┃こころケアゲーマー (@miyako_kanda) September 4, 2025
珍しいところだととうもろこしの穂軸でできた敷材のコーンクリーンベッド
なぜか夫がハムが掘れる環境が欲しい!と主張するのでずっとこれです
確かに掘ってて満足そうではある
ウッドチップよりはアレルギーも出にくいかな… pic.twitter.com/Qhemc7RJEQ
とうもろこしチップはコーンクリーンとして販売されていることもあります。
またこの床材の利点は野生のハムスターが使っていたものと近いのでアレルギーを起こしにくいことです。
敏感肌なハムスターはさっき紹介した比較的アレルギーの出にくい広葉樹のウッドチップでも炎症を起こしてしまうことがあるのでその場合はこのとうもろこしチップがいいでしょう。
気になるとうもろこしチップの欠点はとにかく売っているところが少なくペットショップですらなかなか見かけないということです。
もちろん地元にあるのが一番いいのですがない場合はネット通販に頼りましょう。
ハムスターの床材の交換頻度

ハムスターの床材は、見た目がきれいに見えても意外と早く汚れが溜まります。
特に尿や湿気を含んだ部分は、雑菌やアンモニア臭の原因となり、健康に悪影響を与えることがあります。
部分入れ替えを定期的に行う
そのため「全部を一気に交換する」のではなく、部分的にこまめな掃除を行いながら、全体の入れ替えを定期的にするのが理想です。
おしっこで濡れやすい場所や給水器の下などは1日〜2日に1回の頻度で取り除くと衛生的です。
うんちや巣箱の外に散らばった食べかすなどは1週間程度を目安に掃除してあげましょう。
全体の入れ替えは2-4週間に1回
そして床材全体の大きな入れ替えは2〜4週間に1度を目安とすると安心です。
ただし一度に全部交換してしまうと、ハムスターにとって大切な自分のにおいが消えてしまい、強いストレスになります。
そのため床材の1/4〜1/5を残すようにして部分交換するのがポイントです。
これにより清潔さを保ちながら、安心できる環境を維持できます。
ハムスターはとても小さな体で、環境の変化に敏感な動物です。
清潔さと落ち着きを両立させるために、交換頻度を守りつつ、常に様子を観察してあげましょう。
ハムスターの床材の深さ

ハムスターの床材は「敷けばいい」だけではなく、深さもとても大切です。
野生のハムスターは地面に巣穴を掘って生活しているため、飼育下でも掘ったり潜ったりする習性を持っています。
床材が浅いと、この本能的な行動ができず、ストレスが溜まったり落ち着いて眠れなかったりします。
10cm前後を目安
理想的な深さは10cm前後を目安にしましょう。
ジャンガリアンやキャンベルなどの小型種でも、床材が深ければ自分でトンネルを掘って巣を作ることができます。
ゴールデンハムスターのような体が大きい種類では、15cm程度あるとより快適に過ごせます。
深すぎると通気性が悪くなる
ただし、床材を深くしすぎると通気性が悪くなり、カビやダニの温床になることもあります。
飼育環境や部屋の湿度に応じて調整し、巣箱やトンネルなども併用すると良いでしょう。
「掘って隠れる」「潜って眠る」という行動はハムスターにとって安心感につながるため、床材の深さは単なる保温や吸収だけでなく、心の健康を守る要素でもあるのです。
ハムスターの床材の種類を変えるのはストレスを与える?

ハムスターは自分のにおいに強く安心感を覚える動物です。
そのため、床材を頻繁に変えたり種類を一気に切り替えると、においがリセットされてしまい、大きなストレスにつながることがあります。
特に臆病な子や新しい環境に慣れていない子は、落ち着かなくなったり、夜中に暴れるなどの行動が見られることもあります。
床材を変える際は少しずつ段階的に変える
どうしても床材の種類を変えたい場合は、一度に全部入れ替えるのではなく、古い床材を一部残して新しい床材と混ぜる方法がおすすめです。
これにより、これまでの自分のにおいが残るため、新しい素材にもスムーズに慣れていけます。
ハムスターが違和感を感じることも
また、床材によっては触感や吸水性、においの付き方が異なるため、ハムスターにとって違和感が大きい場合もあります。
例えば、ふわふわしたペーパーチップから硬めのウッドチップに急に変えると、寝心地が悪く感じて落ち着かなくなることがあります。
FAQ|ハムスターの床材に関するよくある質問

ハムスターが藁を食べる理由は?【まとめ】
ハムスターが藁を食べる理由はご飯の栄養が足りていないから。
そもそも藁はハムスターの床材としては目を突いたりする危険があるためオススメ出来ないしもっと新聞紙など安く安全なものがある。
そして床材の掃除頻度は場所によって変わるが濡れた場所は1日~2日に1回、うんち、古くなった床材、砂遊び場・お風呂場は1~2週間、ゲージ本体は1ヶ月ということがわかりました。
筆者が飼っていたときは床材におがくずを使っていました、新聞紙ってすごく優秀なんですね。
飼っているときに知りたかった情報でした…。