ハムスターの甘噛みの理由と本気噛みとの違い|愛情表現や対処法も解説

スポンサーリンク

ハムスターに指を噛まれて「これは甘噛み?それとも本気?」と不安になったことはありませんか?

実は甘噛みには恐怖心や好奇心などの理由があり、場合によっては安心感の表れとも考えられます。

一方で、本気噛みは強いストレスや恐怖による防衛行動です。

この記事では、甘噛みと本気噛みの違い、愛情表現の可能性、そして噛まれたときの正しい対処法を詳しく解説します。

スポンサーリンク


目次

ハムスターの甘噛みとは?

まず最初に甘噛みとはなにか、ということを解説していきたいと思います。

勘違いしやすいのですが甘噛みとは「甘く噛むこと」ではなく、「甘えて噛むこと」です。

その甘噛みをする状況は色々あります。

一つは歯の生え変わりでむず痒いため、もう一つは仲間とコミュニケーションを取るため、そして幼少期にどのくらいの強さで噛むと痛いのかその強さを覚えるためです。

これらは全て肉食、かつ群れで行動するオオカミやライオンなどが起こす行動です。

なので雑食だけどどちらかと言えば草食なハムスターは甘噛みをしません。

けれど甘噛みをされたことがあるという飼い主さんもいると思います。

なので次はなぜハムスターは甘噛みをするのか、詳しく見ていきたいと思います。

なぜ甘噛みをするの?

甘噛みをする理由がないハムスターがなぜするのか、それは飼い主さんに恐怖心を抱いている、動物性タンパク質が足りていないなどです。

しかし大体が恐怖心からくるものと考えていいでしょう。

ペットとしてキチンと飼育できているハムスターは血が出るほど本気で人間を噛むことはまずありえません。

何故かというとハムスター自身が飼い主さんよりも弱く、噛み返される可能性があることやご飯を持ってきてくれたりするということを理解しているからです。

つまりハムスターが人間を噛むということはまさしく窮鼠猫を噛むといった状態だということがわかります。

甘噛みは愛情表現ではないの?

犬や猫では、甘噛みが「遊びたい」「大好き」という愛情表現であることがあります。そのため、ハムスターの甘噛みも同じ意味なのでは?と感じる飼い主さんもいるでしょう。

しかし結論から言うと、ハムスターにとって甘噛みは愛情表現ではありません。

前述の通り多くは恐怖や警戒、あるいは匂いや味を確かめるために噛む行動です。

ただし、飼い主の手に慣れて「この人は安全だ」と分かっている場合には、探索やコミュニケーションの一環として軽く噛むことがあります。

つまり「愛情表現」と断言するのは難しいものの、慣れた個体の軽い噛みつきには安心感が含まれているケースもあるのです。

もし強く噛まずに指先に歯をあてる程度であれば、それは恐怖よりも「信頼に近いサイン」と考えてよいでしょう。

ハムスターの甘噛みと本気噛みの違い

ハムスターに噛まれた経験がある飼い主さんなら、「これは甘噛み?それとも本気噛み?」と迷ったことがあるかもしれません。

甘噛みの場合

甘噛みの場合は、指先に「チョン」と歯をあてる程度で、痛みはあるものの血が出るほどではありません。好奇心から匂いや味を確かめるときや、ちょっとした警戒心を示すときに起こります。

本気噛みの場合

一方で本気噛みは、強い恐怖心や強いストレスを感じているときに見られる行動です。しっかりと歯を立て、場合によっては流血することもあります。これはハムスターにとって「身を守るための最後の手段」であり、決して遊びや甘えではありません。


見分けるポイントは「噛む力の強さ」と「ハムスターの様子」です。甘噛みのときはその後も落ち着いて行動することが多いですが、本気噛みのときは毛を逆立てたり威嚇のポーズをとったりと、明らかに警戒している仕草が見られます。

飼い主にとって大切なのは「なぜ本気で噛んだのか」を探ること。突然触った、無理に抱っこした、餌や匂いが手についていたなど、原因を振り返ることで再発を防ぐことができます。

ハムスターの甘噛みを減らすための3つの工夫

飼い主の手に慣れさせる

ハムスターの甘噛みは恐怖心から起きることが多いため、まずは「人間の手は怖くない」と覚えてもらうことが大切です。

手をゲージの中に入れて餌を与える、匂いを嗅がせるといった行為を繰り返すことで、徐々に手に慣れていきます。

急に掴もうとすると恐怖で噛まれることがあるので、最初はあくまで「触らない」ことを意識すると安心して近寄ってきます。

ストレスを減らす環境づくり

甘噛みは環境ストレスが引き金になることもあります。

ケージが狭すぎたり、回し車や隠れ家がなく退屈だったりすると、不安や苛立ちから噛みやすくなります。

広めのケージに巣箱やトンネル、かじり木などを置くことで噛み癖を軽減できます。

特に夜行性のハムスターに昼間ちょっかいを出すと噛まれやすいため、生活リズムに配慮することも重要です。

噛まれても「しつけ」はできない

犬や猫と違い、ハムスターに「噛んではいけない」としつけることはできません。

噛まれた時に大声で叱る、指を弾くなどの行為は逆効果で、ますます恐怖心を強めてしまいます。

甘噛みが減るのは、飼い主が「噛ませない状況」を作る工夫を重ねたときです。

つまり、しつけではなく「環境改善」と「信頼関係の積み重ね」が対策の鍵になるのです。

ハムスターの甘噛みをやめさせる方法は?

では最後にハムスターが噛んでくる場合はどうしたらいいのか、最後にご紹介したいと思います。

ハムスターに限らずワンちゃんやネコちゃんなど哺乳類に噛まれなかなか離してくれない場合、逆に奥へと押し込むのがいいと聞いたことがあると思いますがその方法は痛く確実に離してくれるというわけではありません。

そして噛み付いてくるハムスターの多くは臆病な子です。

なので噛み付いてしばらく離してくれない場合。

ハムスターの横腹を触る、ハムスターを軽く壁に押し付けるなどハムスターをビックリさせると離してくれることが多いです。

またハムスターは怒られても理解が出来ないため、大きな声で叱ったり叩いたりすると更に恐怖を感じ信頼関係が壊れてしまいます。

最後にハムスターに噛まれたらアナフィラキシーショックを起こす可能性もあるので念のため消毒をしましょう。

ハムスターが甘噛みする理由はなに?【まとめ】

ハムスターの甘噛みは恐怖やストレスが主な原因で、しつけではなく環境改善や信頼作りで減らせます。

噛まれた時は叱らず、原因を振り返ることが大切です。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次