フェレットしゃっくりの原因と病気の可能性|止め方と観察ポイント

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フェレットがお腹をピクピクさせる「しゃっくり」。

多くは一時的なもので心配はいりませんが、毎日のように繰り返すと不安になりますよね。

本記事ではしゃっくりの原因や止め方に加え、病気の可能性や病院に行くべきタイミングについても解説します。

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目次

フェレットのしゃっくりとは?

人間だと、しゃっくりをすると音が出ますよね。

「ヒック、ヒック……(止まったかな?)……ヒック!」みたいな。

フェレットのしゃっくりの場合はほとんど音は立てません。

だから私もあまり意識はしていなかったのですが、しゃっくりが出ると、お腹や胸の辺りがピクッ、ピクッ、と、動きます。

フェレットが吐き気をもよおした時もお腹の辺りに動きが見えますが、この場合は波打つようにお腹が動き、同時にフェレットも気持ち悪そうにえづきます。

しゃっくりの時のフェレットは、気持ち悪そうにはしませんし、お腹も瞬間的に動くだけです。

元気なのに、お腹だけが痙攣しているように見える時が、フェレットのしゃっくりです。

フェレットのしゃっくりの原因は?

  • 給水ボトルの高さが合っていない
  • 給水ボトルから水を飲むのが苦手(空気も一緒に飲み込んでしまう)
  • 餌の粉を吸い込んだ
  • 環境が変わった(お迎え直後や室内の模様替えなど)
  • 食後の一時的なもの
  • トイレ砂アレルギー
  • 興奮した時
  • 内臓に問題がある

突然フェレットが頻繁にしゃっくりを繰り返すようになったら、まずは何か変えたことがないか思い出してみてください。

給水ボトルやトイレ砂を、今まで使っていなかったものに変えたりはしていないでしょうか。

また、フェレットをお迎えしたばかり、もしくは新しいフェレットが増えた、部屋の模様替えをしたなど、思い当たることがないか考えてみてください。

慌てて水を飲むときのしゃっくり

フェレットは水を上手に飲めない子が意外に多いように見えます。

うちのフェレットも、慌てて飲む癖があり、水を飲んだ後にむせて、しゃっくりをしていました。

しゃっくりも気になるのですが、むせた時に「オエッ、オエッ」と、えづいて水を吐き出すこともあるのが見ていて心配になります。

そのため、途中から給水ボトルは予備として使用し、メインは人間の子ども用の小さなコップの取っ手を、ホームセンターで売っているナスカンでケージに固定して使っていました。

部屋で遊ばせる時は、犬用の給水ボールを置いていました。

水の入った容器があると、フェレットは水遊びを始めてしまうので、ケージにコップを固定するなら、小さめのものがおすすめです。

室内用は、水遊びをされても良いように、バスマットを敷いた上にボールを置きました。

トイレ砂アレルギーに注意

あくまで一例ですが、新聞紙でできたトイレ砂から、おからのトイレ砂に変更した、もしくはその逆など、材質の異なるトイレ砂に変えた時にも、フェレットがくしゃみをすることがあります。

もしかしたら、新しいトイレ砂が身体に合っていないのかもしれません。

元のトイレ砂に戻して、しゃっくりが止まるようであれば、アレルギー反応の可能性もあります。

使い続ければ慣れるというものではありませんので、原因となったトイレ砂は使わない方が良いでしょう。

餌に関連したくしゃみ

フェレットの餌って、最後の方になると、袋の底に粉が溜まっていませんか?

最後まで使い切るために袋をひっくり返して餌をボールに入れると、その粉が一緒に入ってしまうことがあります。

すると、フェレットが餌を食べる時に粉もそのまま口に入れてしまい、しゃっくりやくしゃみの原因になることもあります。

それ以外にも、餌を頬張りながら空気も一緒に飲み込んで、しゃっくりが出ることもあります。

フェレットは、自分が食べている横に他のフェレットが来て一緒に食べ始めると、突如ガツガツと食べ始める子もいますよね。

慌てて食べると食後にしゃっくりが出ることもあります。

必死になる気持ちはわからなくもないので、妥協案として別の容器に餌を入れて餌を2か所に分けてみたりもしたのですが、フェレットは意外に頑固なので、「ここでたべたい!」と思うと他には移動しません。

小さくてあどけない顔をしながら、こういうところは譲らない子が多いようです。

その他に症状がないかにも気をつけて

特に環境の変化もなく、何かの行動の後に起こるわけでもない時は、他に異常がないかもよく観察してください。

まれにではありますが、内臓に何かしらの病気を抱えていることもあります。

フェレットは興奮しただけでもしゃっくりが出てしまうことがあるので見極めは難しいかもしれませんが、毎日頻繁にしゃっくりが出ると、フェレットの身体にも負担がかかります。

心配になったら獣医さんに診てもらってくださいね。

フェレットのしゃっくりと関連する病気の可能性

内臓疾患との関係

フェレットのしゃっくりは多くが一時的な生理現象ですが、まれに内臓疾患が関わっている場合もあります。

たとえば心臓や肺に負担があると呼吸が浅くなり、横隔膜の動きが乱れてしゃっくりのような症状が出ることがあります。

特に中高齢のフェレットでは心疾患や呼吸器系の病気に注意が必要です。

消化器トラブルの可能性

餌を食べた後に毎回のようにしゃっくりが出る場合、胃腸の不調や消化不良が隠れていることもあります。

お腹の張り、下痢、嘔吐などの症状を伴っていないか観察しましょう。

インスリノーマなど代謝に関わる病気でも、体調変化がしゃっくりの形で表れることがあります。

獣医に相談すべきサイン

しゃっくりが1日に何度も出る、数日間続く、食欲が落ちる、呼吸が苦しそうに見えるといった場合は、ただの一時的なしゃっくりではなく病気のサインかもしれません。

軽視せず、できるだけ早めに獣医に診てもらうのが安心です。

フェレットが毎日しゃっくりをするのは病気?

環境の変化で出たしゃっくりであれば、落ち着けば治まりますし、むせたりして出たしゃっくりなら、一時的なもので問題ありません。

しかし、毎日しゃっくりをするとか、1日何回もしゃっくりをするということであれば、前項でお話ししたとおり、アレルギーや病気の可能性もあります。

数日間続くようであれば、フェレットが元気にしていても動物病院で相談してみることをおすすめします。

どうしたらフェレットのしゃっくりを止めてあげられる?

これは明確な方法があるわけではありませんが、たいていの場合、飼い主はフェレットを抱き上げて膝に乗せたりして、背中を撫でてあげることが多いように思います。

フェレットが嫌がらない程度に、私もそうしていました。

この時、人間にやるように叩いたり、驚かしたりはしない方が良いと思います。

「ワッ!」と驚かせたりしたら、フェレットは興奮して余計にしゃっくりが止まりません。

水を飲ませようとしても、お腹がピクピクしているフェレットはむせるだけで逆効果になりそうです。

何か与えるなら、バイトのような舐められるものの方が良いのではないでしょうか。

フェレットのしゃっくりについて【まとめ】

フェレットのしゃっくりは多くが一過性ですが、毎日のように続く場合は体に異常が隠れていることもあります。

優しく背中を撫でて落ち着かせつつ、必要なら早めに動物病院へ。

日常の観察を続けることが、フェレットの健康を守る第一歩です。

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