ハムスターが怒るのはなぜ?理由と対処法を徹底解説

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ハムスターは小さくてかわいい存在ですが、意外にもよく怒る動物です。

「なぜ触ると怒るの?」
「どうすれば落ち着いてもらえる?」

そんな疑問を持つ飼い主さんに向けて、怒る理由や行動サイン、正しい対処法をわかりやすくまとめました。

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目次

ハムスターはどんなときに怒るの?

まず最初にハムスターはどんなときに怒るのか、見ていきましょう。

触られて怒る

強く握られたり触られること

新しい環境や飼い主さんに慣れたハムスターなら、例え上から捕まえても噛み付くことはありません。

しかし抓るように強くギュッと掴んだりなどしてしまうと鳴きながら噛み付いてきます。

その理由は言うまでもなく「痛いから離して欲しい」ということです。

もし強く掴んでなかったとしても長いあいだギュッとしっぱなし、逃げようともがいているのに離してくれないときでも怒って噛み付いてきます。

お腹を触ること

ハムスターは基本四足歩行の生き物です。

四足歩行の生き物はお腹側に内蔵が集まっているため、お腹は急所になります。

そんな「もし攻撃されたら死んでしまう」場所を無理矢理に触られたら…それは怒るのも頷けると思います。

もし嫌がるのを無視して強制的に仰向けにさせてお腹をしつこく触ってしまうと噛まれること間違いないです。

背後から触られること

野生で生きている場合ハムスターは小動物なので食べられる側で、天敵はキツネや猛禽類のワシ、タカなどです。

このような捕食者はネズミなどをどんな風に狩るのか、それは上からの奇襲です。

なのでハムスターは上や死角からいきなり掴まれることに恐怖を感じます。

人間になれている子ならそのように触っても反応しないこともあります、しかしどれだけ一緒に暮らしても慣れずに怖がる子はいるので注意しましょう。

正面から風を吹きかけられると怒る

ハムスターというのは基本的に風が苦手な生き物で、暑いからといって扇風機を直に当て続けたりしてしまうと大きなストレスになってしまいます。

しかし扇風機ぐらいで怒ることはなかなかありません。

怒るとしたら飼い主さんが息をハムスターに吹きかけるといった場合です。

長いこと一緒に暮らし慣れたハムスターなら嫌がる程度で済むのですが、まだお迎えしたばかりで慣れていない子にやるとめちゃくちゃに怒ります。

ハムスターにとっては膨大なストレスがかかっているのでやめてあげましょう。

巣箱掃除で怒ることがある

巣箱はハムスターにとって寝床であり、食べ物を隠したり自分のにおいをつけて安心できる空間です。

そのため掃除で中身をすべて取り出されたり、巣材を全部交換されると「縄張りを壊された」と感じて強く怒ることがあります。

掃除の頻度とコツ

巣箱は毎日すべてを掃除する必要はありません。

基本は週に1回程度の部分的な掃除で十分です。

古い巣材を一部残して、新しい巣材と混ぜて入れてあげると、自分のにおいが残るため安心しやすくなります。

怒らせないための工夫

掃除の際はハムスターが外で活動しているタイミングを狙うと、巣箱を荒らされた感覚を減らせます。

巣箱の位置やレイアウトを大きく変えないことも大切です。

「全部きれいにする」より「少しずつ整える」意識で掃除すると、怒られるリスクを下げられます。

ハムスターが怒った時の行動は?

ハムスターが怒る顔

怒ったときのハムスターの顔は、普段と大きく変わります。

目を大きく見開き、口を半開きにして歯を見せることもあり、ヒゲは前方に突き出て耳は後ろに倒れるなど険しい表情になります。

小さな体でも全身で警戒心を表すため、表情を観察すれば「怒っている」ことが一目で分かるのが特徴です。


「ジジジッ」「プスプス」等の鳴き声で警告する

ハムスターは怒ったときにいくつかの鳴き声を使い分けます。

よく聞かれるのが「ジジジッ」という鋭い音で、強い威嚇や警戒を表します。

「キッ」と短く鳴く場合は瞬間的な驚きや不快感を示しており、触られるのを嫌がったときによく見られます。

これに対して「プスプス」は比較的低い音で、軽い警告や不満を表すことが多いです。

いずれの鳴き声も「嫌がっているサイン」であることに変わりはなく、聞いたらすぐに干渉をやめて落ち着ける環境を整えてあげることが大切です。

威嚇のポーズを取る

怒ったハムスターは体を大きく見せるために背中の毛を逆立て、二本足で立ち上がることがあります。

前足を少し浮かせ、体を硬直させる姿は「近づくな!」というサインです。

このとき無理に触れると噛みつかれる可能性が高いので、静かに距離を取りましょう。

噛みつきや素早い動き

我慢の限界に達すると、実際に噛みついたり、全力で走り回って逃げようとすることもあります。

これは防衛反応であり、怒りよりも「恐怖」が根本にある行動です。

噛まれた場合は叱らず、自分の接し方を見直すことが信頼関係を守るポイントになります。

怒らせる状況が続くとどうる?

では最後にハムスターを怒らせてしまうとどうなってしまうのか。

それはストレスで病気になりやすくなったり、飼い主さんとの信頼関係が崩れてしまうという事態が起こってしまいます。

ハムスターはストレスに弱い生き物なので過剰なストレスがかかってしまうとお腹など体調を崩し、症状によっては最悪死んでしまうこともありえます。

また怒らせるということは嫌がることをしているということなので信頼関係にヒビが入ることは確実でしょう。

私でも嫌がることをする人と一緒に遊んだりご飯を食べたり暮らしたくありません。


ハムスターが怒ったときの正しい対処法

怒りのサインを見極める

ハムスターは「毛を逆立てる」「二本足で立ち上がる」「ジジジッと鳴く」といった行動で怒りを示します。

これらのサインが見られたら、無理に触れたりせず距離をとることが大切です。

小さな体にとって怒りは強いストレスなので、早めに気づいて対処できるよう観察力を養いましょう。

無理に触らず落ち着かせる

怒っているときに手を差し出すと噛まれるリスクが高まります。

そっと手を引き、静かな環境を整えてあげましょう。

部屋の明かりを少し落としたり、ケージ周りの音や振動を減らすだけでもハムスターの気持ちを落ち着かせることができます。

信頼関係を築く工夫

日頃から少しずつ慣れさせることが、怒りを減らす一番の近道です。

おやつを手渡しする、小声で声をかけるといった「安心できる習慣」を重ねることで、触れ合いにも前向きになってくれる場合があります。

焦らず段階的に信頼関係を築いていくことが重要です。

ハムスターに触ると怒るのはなぜ?その理由は【まとめ】

ハムスターが怒るのは必ず理由があります。人間の接し方次第で信頼関係を深めることも壊すことも可能です。

焦らず少しずつ慣れさせることが、安心できる暮らしにつながります。

他の記事では「噛むときの対処法」や「なつかせ方」も紹介しているので、あわせてご覧ください。

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