
ハムスターが震えている姿を見て「怖がっているのかな?」「寒いのかな?」と不安になる飼い主さんは多いでしょう。
実は震えには環境やストレス、病気などいくつかの原因があります。
本記事では、危険な震えと問題のない震えを見分けるポイントや、飼い主ができる対策を解説します。
ハムスターが震える原因
室温が低すぎると震える
ハムスターは寒さに弱く、室温が15℃を下回ると体温維持が難しくなります。
特に冬場の夜間や、エアコンを切った後に震えが見られるケースが多いです。
暖房器具を使う際は急激な温度変化を避け、20〜25℃の範囲を安定して保つことが重要です。
擬似冬眠との違いを見極める
極端に寒い環境に長時間置かれると、ハムスターは「冬眠のような状態」になることがあります。
これは本来の冬眠ではなく、命の危険を伴う「擬似冬眠」です。
震えながら動きが鈍くなり、体が冷たくなっている場合はただちに加温し、必要なら動物病院へ連れていく必要があります。

季節の変わり目に注意
秋から冬へ気温が下がる時期や、春先の寒暖差が大きい時期は特に震えが起こりやすいです。
夜間だけ急に冷えることもあるため、昼と夜の温度差を小さく保つ工夫が求められます。
ケージの設置場所は窓際やドア付近を避け、一定した室温を確保しましょう。
ストレスで震えている

ハムスターが震える場合、一番最初に疑うべき原因は「ストレス」によるものです。
主に新しい環境や、必要以上のふれあい、気温が適温ではないことがなどが考えられます。

新しい環境というのは家に迎えた直後などにあたると思われます。
ハムスターは迎えてから一ヶ月間とくに大事だと言われており、この期間でいかに自分が敵ではないと認識してもらえるかがこの先仲良くなる勝負になります。
かという筆者はハムスターを迎えたとき、そんなことは全く知らなかったので2日目から思いっきり手乗りをさせていました。
真似しないようにしましょう。
そしてハムスターはストレスにとても弱く、ストレスがかかっている状態を放置してしまうと寿命が縮み最悪生後半年程度で死んでしまうこともありますので注意しましょう。
ストレスで震えている場合、まず室温をハムスターの適温である20~25℃に設定し一晩様子をみてしばらく経っても治らない場合は病院へ行ったほうがいいでしょう。
また性格よってもなにがストレスになるのか変わります。
しっかり個体差を知り、そのハムスターにとってして欲しいこと、して欲しくないことを見極めましょう。
病気のせいで震えている

ハムスターが病気になったとき一番に疑うべきは「風邪」と「アレルギー」です。
ハムスターなどの生き物は病気や怪我をしたとき、弱っているところを隠そうとします。
それはなぜかというと自然界において弱っているということは狩られる対象になるからです。
なので飼い主がその異変に気付かず放置してしまい、亡くなることもあります。
早めに発見するには日頃からハムスターをよく観察し、異常に早く気づくことが大切になります。
めんどうでなければ観察ノートなどを取るとよりわかりやすくなると思います。
病気になっていることが判明したら小動物も診てくれる動物病院へ行きましょう。
もしチョコやネギなどを食べたことによる中毒で痙攣を起こしているようなら一刻も早く病院へ行く必要があるので緊急時に慌てないようにあらかじめハムスターも診てくれる病院を探しておきましょう。
実は大丈夫な震えもある

中には全然問題ない震えも存在します。
それは寝ぼけによるものです。
なんとハムスターも寝ぼけることがあるようで、そのとき目を瞑ったまま震えることがあるようです。
筆者はハムスターを最大で10匹ほど飼育していたことがありますが一回も見たことはないので見られる確率はとても低いんだろうなと思います。
もしかしたら見逃していただけで頻繁に起きていたのかもしれないですけどね。
それにしても「ハムスターは寝ぼけて震えることがある」なんてとてもかわいいですが知らないとびっくりしますね。
FAQ|ハムスターが震えるときのよくある質問

ハムスターが震えるの怖い・寒いから?【まとめ】
ハムスターが震えるときは、ストレス・寒さ・病気など複数の要因が考えられます。
寝ぼけによる震えなら心配はありませんが、寒さや病気が原因なら命に関わることも。
日頃の観察を続け、異変を感じたらすぐに温度管理を見直し、必要に応じて病院へ連れて行きましょう。
当サイトの他記事では「擬似冬眠」や「ハムスターの病気サイン」についても解説していますので、あわせて参考にしてください。