ハムスターはなぜ外に出たがる?その原因とはいったい何だろうか?
ハムスターを始めとする小動物達は、主にゲージの中で飼われています。
私が子供の頃ですが、2匹のゴールデンハムスターを、昔はこれが定番であった鳥かごの中で飼っておりました。
名前はオスの「ターボ」とメスの「マーブル」です。
外に出してあげるとそれは元気よく走り回って遊び続け、捕まえるのもひと仕事だった記憶があります。
家の中で行方不明になって大騒ぎになったこともありますが、それも良い思い出のひとつですね(笑
*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。
ハムスターを飼っている方々がおそらく感じる疑問のひとつですが、ハムスターはやたらと外に出たがります。
外に出たくて格子をガリガリ噛んだりする姿を見かけることも多いことでしょう。
ハムスターがなぜ外に出ようとするのか?それにはちゃんとした原因が存在します。
今回はハムスターの外出欲求の原因について触れていくとともに、対策に関するお話をしていこうと思います。
Contents
ハムスターはなぜ外に出たがるの?
周囲の状況を把握したい
ハムスターが外に出ようとする行為は、ハムスターがもともと持っている本能からの欲求によるものです。
「僕はちょっと外で散歩がしたいんだよ」などという軽い気持ちでは決してありません。
ハムスターは縄張り意識がとても強く、慣れていない環境である場合はとくに周囲を警戒します。
まだゲージに入ったばかりのハムスターであれば、周囲の状況を把握しようと外に出たがるのは当然の動きです。
いわゆる偵察のようなものですね。
ハムスターの縄張りは半径約15メートルとされており、小さなゲージの中だけでは我慢できず、もっと広範囲に活動がしたいと常に思っているのです。
周囲を確認することで、「どんな障害物があるのか?」「敵に襲われたら逃げ場はどこにしようか?」
など、自分の身を守るための防衛本能が働いているということも、原因のひとつとされています。
我が家のハムスター達も外に出した時は、一気に遠くへ飛び出して行くわけでは無く、くんくんと匂いを嗅ぎ回りながらうろうろしていましたね。
まずは周囲の確認!だったのでしょうね。
食料を探すため
ハムスターは食料がある場所を探し回りたいという欲求があります。
これも本能からの欲求によるものですね。
ハムスターは巣の周辺で餌場を確保しようとします。
しかも地面に落ちているものを探し回る習性を持っているために、ゲージの中に食料がある状態でも外で食料を探そうとしてしまうようです。
特にハムスターの活動時間帯である夜間は動きが活発になるので、なんとか脱出しようとゲージを激しく噛んだり、ストレスが溜まってハムスター同士が喧嘩することもあります。
私の飼っていた2匹も、深夜に喧嘩して「マーブル」が顔を怪我したこともありました。
餌をうっかり与え忘れた!などということの無いよう、宜しくお願いいたします。
次に、ハムスター外に出たがる場合の対処法について触れていきたいと思います。
ハムスターが外に出たがる場合の対策とは
ハムスター達は本来ゲージの中の世界だけでは満足出来ないものである、ということはしっかりと頭に入れておいて頂いたうえで、ハムスターが外に出なくても大丈夫にしてあげるための対策についてお話していきます。
回し車
まずは「回し車」です。
この回し車はハムスターがゲージの中で唯一体を激しく動かすことの出来るアイテムです。
この「回し車」が高速に回転すればするほどハムスターの運動量は大きなものとなり、外へ出なくてもいいくらい満足してくれるかもしれません。
ハムスターの種類に合わせて、良いものを選んであげましょう。
ジョイントハウス
私の飼っていた頃はありませんでしたが、今は「ジョイントハウス」という優れたアイテムがあります。
これはゲージの中に専用パイプを縦横無尽に繋げて通路を作れるため、ハムスターが好きな上下運動が出来るようになり、さらにゲージとゲージをパイプで繋げて行き来出来るようにすることも可能で、ハムスターは実際に外に出なくてもゲージから出て行くような感覚を覚える効果が期待出来ます。
ゲージを大きくしてしまう
ジョイントハウスを使用するまではいかなくとも、思い切ってゲージを大きくしてしまうという方法もあります。
ネットで調べてみると、今は本当に様々なハムスター専用ゲージがありますので、色々と探してみるとよいでしょう。
我が家ではゲージは最後まで「鳥かご」のままでしたが、頻繁に外で遊ばせてあげていたので、良かったのかな?と思います。
ハムスターはなぜ外に出たがる?【まとめ】
今回はハムスターが外に出たがる原因、そして対策についてのお話でした。
伸び伸びと生活出来る環境作りをしてあげることは、ハムスター達が充実した生活を送るために大切なことですね。
ハムスターの習性を充分に理解したうえで、出来る限りの工夫をしてあげましょう。
ハムスター達もストレスフリーな生活をすることで、より長く生きてくれるはずだと思いますよ。
おわり