ハムスターが外に出たがるのはなぜ?対処法と安全に満たす工夫まとめ

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ハムスターを飼っていると「外に出たがるのはなぜ?」と疑問に思う方は多いはずです。

実は縄張り確認や食料探索などの本能的な理由が隠れています。

本記事ではその原因と、危険を避けつつ欲求を満たす具体的な方法を解説します。

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目次

ハムスターはなぜ外に出たがるの?

周囲の状況を把握したい

ハムスターが外に出ようとする行為は、ハムスターがもともと持っている本能からの欲求によるものです。

「僕はちょっと外で散歩がしたいんだよ」などという軽い気持ちでは決してありません。

ハムスターは縄張り意識がとても強く、慣れていない環境である場合はとくに周囲を警戒します。

まだゲージに入ったばかりのハムスターであれば、周囲の状況を把握しようと外に出たがるのは当然の動きです

いわゆる偵察のようなものですね。

ハムスターの縄張りは半径約15メートルとされており、小さなゲージの中だけでは我慢できず、もっと広範囲に活動がしたいと常に思っているのです。

周囲を確認することで、

「どんな障害物があるのか?」
「敵に襲われたら逃げ場はどこにしようか?」

など、自分の身を守るための防衛本能が働いているということも、原因のひとつとされています。

我が家のハムスター達も外に出した時は、一気に遠くへ飛び出して行くわけでは無く、くんくんと匂いを嗅ぎ回りながらうろうろしていましたね。

まずは周囲の確認!だったのでしょうね。

食料を探すため

ハムスターは食料がある場所を探し回りたいという欲求があります。

これも本能からの欲求によるものですね。

ハムスターは巣の周辺で餌場を確保しようとします。

しかも地面に落ちているものを探し回る習性を持っているために、ゲージの中に食料がある状態でも外で食料を探そうとしてしまうようです。

特にハムスターの活動時間帯である夜間は動きが活発になるので、なんとか脱出しようとゲージを激しく噛んだり、ストレスが溜まってハムスター同士が喧嘩することもあります。

ストレスや退屈からの行動

ハムスターは本来、野生では穴を掘ったり広い縄張りを走り回って生活しています。

そのため、狭いゲージの中だけでは刺激が不足し、退屈やストレスを感じやすくなります。

外に出ようとするのは「もっと動きたい」「新しい刺激が欲しい」という欲求の表れです。

特にケージをガリガリ噛んだり、同じ場所を行ったり来たりするのは退屈のサインでもあります。

単なるわがままではなく、飼育環境に物足りなさを感じている証拠と考えるべきでしょう。

発情期による行動

オスのハムスターは特に発情期になると、強い繁殖本能に従ってメスを探す行動が活発化します。

ゲージの外に出たがるのもその延長で、自然界で伴侶を探そうとする本能的な欲求なのです。

発情期は行動が落ち着かなくなったり、いつも以上に外に出ようとする様子が見られます。

飼育下ではもちろん自由にペアリングできるわけではありませんが、こうした行動が「繁殖したい」というごく自然な欲求によるものであることを理解してあげることが大切です。

匂いや音への興味

ハムスターは嗅覚や聴覚が非常に優れており、わずかな匂いや物音に反応します。

飼い主の手の匂いや、外から漂う食べ物の香りに惹かれてゲージから出たがることも少なくありません。

特に新しい餌を開けた時や、調理中の匂いに反応してソワソワする姿はよく見られます。

また、人の気配や物音に興味を持ち、外の世界を確認しようとすることもあります。

これは「外の環境に何があるのか知りたい」という探索欲求と、好奇心の強さが結びついた行動といえるでしょう。

運動不足を解消したい

野生のハムスターは夜行性で、一晩に数kmから数十kmも走り回ることがあります。

ところが飼育下のケージではその広さを確保できず、自然な運動量を満たすのは難しいのが実情です。

そのため「もっと走りたい」「動きたい」という欲求が高まり、外に出たがる行動につながります。

特に回し車などの運動器具がない場合や、狭いケージで飼われている場合は、運動不足が原因となって脱走を試みることが多いです。

これは健康維持のための自然な本能とも言えるでしょう。

ハムスターが外に出たがる場合の対策とは

ハムスター達は本来ゲージの中の世界だけでは満足出来ないものである、ということはしっかりと頭に入れておいて頂いたうえで、ハムスターが外に出なくても大丈夫にしてあげるための対策についてお話していきます。

回し車

まずはハムスターに「回し車」は必須です。

この回し車はハムスターがゲージの中で唯一体を激しく動かすことの出来るアイテムです。

この「回し車」が高速に回転すればするほどハムスターの運動量は大きなものとなり、外へ出なくてもいいくらい満足してくれるかもしれません。

ハムスターの種類に合わせて、良いものを選んであげましょう。

ジョイントハウス

私の飼っていた頃はありませんでしたが、今は「ジョイントハウス」という優れたアイテムがあります。

これはゲージの中に専用パイプを縦横無尽に繋げて通路を作れるため、ハムスターが好きな上下運動が出来るようになり、さらにゲージとゲージをパイプで繋げて行き来出来るようにすることも可能で、ハムスターは実際に外に出なくてもゲージから出て行くような感覚を覚える効果が期待出来ます。

ケージを大きくしてしまう

ジョイントハウスを使用するまではいかなくとも、思い切ってケージを大きくしてしまうという方法もあります。

ネットで調べてみると、今は本当に様々なハムスター専用ゲージがありますので、色々と探してみるとよいでしょう。

我が家ではゲージは最後まで「鳥かご」のままでしたが、頻繁に外で遊ばせてあげていたので、良かったのかな?と思います。

プレイサークルで安全に運動させる

ハムスターを自由にさせたいけれど、家の中をそのまま散歩させるのは危険です。

電気コードをかじったり家具の隙間に入り込んで出てこなくなるリスクがあります。

そのため、ペット用の「プレイサークル(運動用サークル)」を活用するのがおすすめです。

サークル内に回し車や隠れ家、トンネルを置くと、ゲージの外でも安全に探検や運動を楽しめます。

トンネルやかじり木で探検欲を満たす

ハムスターは「穴を掘る」「トンネルを通る」といった行動に強い本能的欲求があります。

市販のペーパーチューブやトンネル、かじり木を与えると外に出たい気持ちを和らげられます。

ゲージの外に出さなくても、内部に新しい探索ルートがあると満足度は大きく高まります。

飼い主とのふれあい時間を取り入れる

「外に出たい」という行動は、飼い主と関わりたい気持ちの現れである場合もあります。

ゲージ越しに話しかけたり、手からおやつを与える時間を作ることで安心感が得られます。

定期的に抱っこや手乗りの練習をすることも、外への強い欲求をやわらげる効果があります。

外に出さなくても「かまってもらえた」と感じられることが大切です。

ハムスターはなぜ外に出たがる?【まとめ】

ハムスターが外に出たがるのは自然な本能ですが、工夫次第で安全に満たしてあげられます。

飼い主とのふれあいも含め、ゲージ内外で充実した環境を作ることが長生きにつながります。

さらに関連する記事もあわせて読んでいただければ、より安心して飼育を楽しめるはずです。

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