ハムスターの妊娠は見た目での見分け方|期間や兆候と病気との違いも解説

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ハムスターの妊娠は小さな体ゆえに変化が分かりにくく、飼い主が気付いたときには出産直前というケースも多くあります。

さらに体の膨らみは妊娠だけでなく病気の場合もあるため、正しい知識が必要です。

本記事では妊娠の期間や兆候、病気との違い、出産時に飼い主ができることまで分かりやすく解説します。

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目次

ハムスターの妊娠は見た目で分かるの?

ハムスターの妊娠は見た目での判別が難しい

先ほども話した通り、ハムスターの妊娠を見た目で判断するのは素人には難しいです。

何故かと言うと下記の理由があります。

  • 出産間近まで体に変化が現れない
  • 生理がない

自分が飼っていたハムちゃんも女の子で独身でしたが、生理は確かになかったですね!

私たち人間や、犬や猫は生理がありますが、ハムスターは生理らしい生理はないんです!

確かにこれだと分かりにくいですね。

では妊娠した際に目に見えてわかることはないのかと言うと、ありますあります!

それは体重!

ゴールデンハムスターを例にすると平均体重は大体90g~150g(※パソコンのマウス~単1電池1個分の重さです)。

そこから妊娠していたら、ハムスターも体重が増えます!

大体今までの体重に+100g前後増えるので、妊娠のサインとなります。

交尾した日からの妊娠期間を注目

ハムスターの妊娠期間は非常に短く、わずか16〜21日前後です。

交尾した日を把握しておかないと、妊娠の有無を見極めるのは難しくなります。

妊娠を疑うときのチェックポイントは次の2つです。

  1. メスのお腹や胸が張っているか
  2. 交尾後24時間以内に、お尻まわりに白い固まり(精子栓)が付着していないか

体が全体的にふくらみ、胸の張りが見られるのは妊娠・出産が近いサインです。

また、白い固まりは米粒ほどの大きさで、交尾の証拠とされます。

ただし1日程度で消えるため、見逃さないよう注意しましょう。

ハムスターの出産間近の兆候

妊娠の兆候が見えた後、次に訪れるのは出産です。

ハムスターも他の哺乳類と同じように、出産前には分かりやすい行動の変化が見られます。

妊娠のときよりもはっきり現れるため、飼い主も気付きやすいでしょう。

出産が近いときに見られる行動の例は以下の通りです。

  • 体が重くなり、動きが鈍くなる
  • 神経質になり、落ち着かない
  • 飼い主の手を嫌がるようになる
  • 藁などを集めて巣作りを始める

さらに一部の個体では、破水に似た現象や不安そうに鳴き叫ぶ様子が観察されることもあります。

ただし、これが「陣痛」や「破水」にあたるのかははっきり解明されていません。

ハムスターは人気のペットでありながら、まだ分かっていない生態も多い動物です。

出産前の行動をよく観察し、そっと見守ることが飼い主にできる最大のサポートとなります。

ハムスターの妊娠中の乳の張りと母乳の準備

妊娠したハムスターは、出産が近づくにつれて乳腺が発達し、乳が張ってくるようになります。

普段は毛に隠れて目立たない乳首も、妊娠後半には少しずつピンク色が濃くなり、体毛の間から確認しやすくなります。これは母乳を分泌する準備が整ってきたサインです。

特にゴールデンハムスターのようなやや大きめの種類では、乳首のふくらみが分かりやすい傾向があります。

ジャンガリアンなどの小型種では毛に隠れて見えにくい場合もありますが、触らなくても横から見たときに乳首の位置が少し浮き出して見えることがあります。

ただし「乳が張っている=必ず妊娠」とは限りません。

疑似妊娠でも同じような変化が起こることがあり、また個体差も大きいです。

妊娠の確証を得るためには、体重の増加や交尾の有無、行動の変化などとあわせて総合的に判断する必要があります。

ハムスターの巣作りは妊娠時の行動なの?

ハムスターは妊娠時に限らず普段から寝床を快適にするために巣作りをしますが、妊娠や疑似妊娠のときには行動がより活発になります。

とくに出産が近づくと、藁やティッシュを大量に集めて厚みのある巣を作るのが特徴です。

普段の巣作りが「寝床の整理」程度なのに対し、妊娠時は「赤ちゃんを育てるための準備」として徹底的に巣を強化する点が大きな違いです。

落ち着かず神経質になるのも、この時期によく見られる行動です。

ただし、妊娠していなくても交尾の刺激によって疑似妊娠を起こし、同じように巣作りに熱中することがあります。

そのため「巣作り=必ず妊娠」ではありません。

体重の増加や交尾の有無など、他の兆候とあわせて観察することが大切です。

ハムスターの妊娠と病気を見分ける3つのポイント

腫瘍や内臓疾患との違い

ハムスターの体が急に膨れてきたとき、妊娠だけでなく腫瘍や内臓疾患の可能性もあります。

特にお腹だけでなく体の片側が大きく腫れている、しこりのように固さを感じる場合は病気の可能性が高いです。

妊娠は全体的に丸みを帯びるのに対し、病気の場合は局所的な膨らみや皮膚の変色を伴うこともあります。

見分けが難しいため、自己判断せず獣医師の診察を受けるのが安心です。

偽妊娠のケース

ハムスターは交尾の刺激などによって「偽妊娠」を起こすことがあります。

この場合も一時的に体重が増えたり、巣作り行動を見せたりしますが、実際に赤ちゃんが生まれることはありません。

2〜3週間経っても出産が見られない場合は、偽妊娠を疑いましょう。

飼い主としては焦らず、通常の生活リズムを保つことが大切です。

妊娠確認は獣医に任せる

妊娠か病気かを最終的に判断できるのは獣医師です。触診や必要に応じてエコー検査を行うことで、赤ちゃんの有無を確認できます。

特にゴールデンハムスターは他の種類より診察対応可能な動物病院が比較的多いため、不安を感じたら早めに相談しましょう。

妊娠なら安心して準備ができますし、病気なら早期発見・治療につながります。

ハムスターの出産前後に飼い主ができること

基本は任せて見守る

ハムスターは子育てが得意な動物で、出産も比較的安産といわれています。

妊娠期間が短いにもかかわらず、一度に5〜8匹の赤ちゃんを産むことも珍しくありません。

若すぎる個体や高齢でなければ、基本的には飼い主が介入しなくても無事に出産を終えるケースがほとんどです。

手を出してはいけない理由

赤ちゃんに人の匂いがつくと、母ハムスターは「自分の子ではない」と認識してしまう場合があります。

その結果、育児放棄や共食い(子食い)につながることもあるため、出産後の赤ちゃんには絶対に触れてはいけません。

飼い主にできることは、無事を祈りながら静かに見守ることです。

環境を整えることが最大のサポート

直接の手助けはできなくても、飼い主には「環境を整える」役割があります。

出産前に藁やティッシュを多めに入れて巣材を確保する、ケージにタオルをかけて暗く静かな空間を作る、オスと同居している場合は別のケージに移すなどが効果的です。

こうした準備が、母ハムスターにとって大きな安心につながります。

ハムスターの妊娠は見た目で判別できる?【まとめ】

ハムスターの妊娠は見た目だけで判断するのは難しく、病気との区別も欠かせません。

妊娠兆候を理解しつつ、不安な場合は獣医師の診察を受けることが一番の安心につながります。

妊娠期や出産後のサポートを適切に行い、母子ともに健やかに過ごせる環境を整えてあげましょう。

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