ハムスターがケージを登るのはなぜ?高いところに登る理由とうんてい対策

スポンサーリンク

ハムスターがケージをよじ登ったり、天井にぶら下がったりしていると、「どうして登るの?」「危ないからやめさせた方がいい?」と心配になりますよね。

結論からいうと、ハムスターがケージを登る理由は一つではありません。

探索しようとして金網を登っている場合もあれば、ケージの外へ出ようとしている場合、飼育環境を見直した方がよい場合なども考えられます。ハムスターはもともと探索行動をする動物で、飼育環境では探索・穴掘り・巣穴作り・採食などの自然な行動をとれるようにすることが重要とされています。

そのため、「ケージを登る=必ずストレス」と決めつける必要はありません。

ただし、金網を登って天井からぶら下がる、いわゆる「うんてい」は、落下したり金網に手足を引っ掛けたりする可能性があります。

この記事では、ハムスターがケージや高いところへ登る理由から、うんていの危険性、やめさせる方法、ケージをすぐに交換できない場合の対策まで解説します。

スポンサーリンク


目次

ハムスターがケージを登るのはなぜ?

探索しようとして登っている

ハムスターは周囲を探索する動物です。

飼育環境でも、探索したり、穴を掘ったり、餌を探したりといった自然な行動ができる環境を用意することが大切です。

金網ケージの場合、壁面そのものに手足を掛けられるため、探索する過程でそのまま上へ登っていくことがあります。

そのため、「高い場所が好きだから登っている」とは限りません。

ケージの外へ出ようとしている

ハムスターは脱走が得意な動物でもあります。

金網の隙間やケージの上部など、外へ出られそうな場所を探して登っている場合も考えられます。

一度外へ出た経験があるハムスターなら、同じ場所を繰り返し探索することもあるでしょう。

脱走そのものに困っている場合は、別記事「ハムスターの脱走で見つからない時は?探し方と最終対策を徹底解説」も参考にしてください。

運動できる環境が足りていない

ケージを登っているからといって、必ず運動不足というわけではありません。

ただし、回し車などを使えない環境だったり、探索や穴掘りなどの行動を十分にできなかったりする場合には、飼育環境そのものを見直す価値があります。

ハムスターには、探索・穴掘り・巣穴作り・採食・かじるといった自然な行動をとれる環境を用意することが大切です。

回し車について詳しく知りたい方は、「ハムスターは回し車でなぜずっと走ってるの?本能・メリット・注意点を徹底解説!」も参考にしてください。

飼い主の反応を学習している場合もある

ケージを登るたびに外へ出したり、ご飯を与えたりしている場合には、その経験と飼い主の反応が結び付いている可能性も考えられます。

ただし、「飼い主の気を引くために登っている」と最初から決めつけるのではなく、まず飼育環境やケージの状態を確認してみましょう。

ハムスターが高いところに登る・上に登りたがる理由

「ケージだけでなく、とにかく上に登りたがる」というハムスターもいます。

この場合も、必ずしも高いところそのものを目的にしているとは限りません。

金網や飼育用品など、手足を掛けられる物を伝って探索しているうちに、結果として高い位置まで登っていることがあります。

特に金網ケージは壁面をよじ登ることができるため、そのまま天井まで到達してしまうことがあります。

高い場所に登った後、安全に自力で下りられない状態になっているなら注意が必要です。

「登ること自体を異常行動と決めつける」のではなく、どこを使って登っているのか、どの高さまで行くのか、天井からぶら下がっていないかなどを確認しましょう。

ハムスターの「うんてい」とは?

ハムスターが金網ケージをよじ登り、天井部分にぶら下がったり、そのまま移動したりする姿を飼い主の間では「うんてい」と呼ぶことがあります。

人間が遊具のうんていを渡っている姿に似ているため、このように呼ばれています。

見た目にはかわいらしく、ハムスターの運動能力に驚かされる行動ですが、問題になるのは天井まで登った後の安全性です。

壁面なら途中で下りることができても、天井部分では手足を離したときにそのまま下へ落下する可能性があります。

何度もうんていをしている場合は、「元気だから大丈夫」と考えるのではなく、ケージ内の環境を一度確認してみましょう。

ハムスターがケージを登るのはストレス?

ケージを登っているだけで「ストレスがたまっている」と断定することはできません。

ハムスターには探索する習性があり、飼育下でも探索、穴掘り、巣穴作り、採食などを行える環境を用意することが重要です。

一方で、ケージを登る・金網をかじるといった行動を繰り返している場合には、飼育環境全体を確認してみる価値があります。

つまり、「登る=ストレス」と考えるのではなく、登る行動と飼育環境をセットで確認することが大切です。

回し車は使えるか、十分に穴を掘れるか、隠れられる場所があるか、探索できる環境になっているかなどを確認してみましょう。

ケージを登る「うんてい」は危険?

ハムスターがケージの壁面を少し登る場合と、天井まで登ってぶら下がる場合では危険性が異なります。

特に注意したいのが、高い位置からの落下と金網への手足の引っ掛かりです。

天井から落下する可能性がある

うんてい中に手足を離せば、そのままケージの床へ落下する可能性があります。

ケージの高さや落下地点によって状況は異なりますが、下に硬い飼育用品などが置かれていれば、そこへ身体をぶつけることも考えられます。

そのため、「今まで何度も落ちているけれど平気だったから大丈夫」と考えない方がよいでしょう。

金網に手足を引っ掛ける可能性がある

金網をよじ登るときには、ハムスターの小さな手足を網目に掛けて移動します。

そのため、うまく下りられなかったり、落下時に手足が残ったりする状況は避けたいところです。

すべてのうんていで事故が起きるわけではありませんが、必要以上に怖がるより、落下する可能性そのものを減らす環境を作ることが重要です。

ハムスターのうんていをやめさせる方法

ハムスターに「登ってはいけない」と教えて完全にやめさせることを目指すより、物理的に危険な高さまで登りにくい環境を作る方が現実的です。

天井へ届く足場をなくす

まずケージ内を横から確認してください。

回し車、ハウス、トンネルなどの飼育用品を足場にして、金網の高い位置へ移動していないでしょうか。

その場合は配置を変更し、天井へアクセスしにくいレイアウトを検討します。

特に高い場所に置いたハウスや遊具から金網へ移れる状態になっていないか確認しましょう。

回し車など運動できる環境を確認する

登る行動だけを止めるのではなく、ハムスターが別の自然な行動をとれる環境になっているかも確認します。

回し車のほか、探索、穴掘り、巣穴作り、採食などができる環境を用意することは、ハムスターの飼育環境を充実させるうえで重要です。

「登れなくしたから終わり」ではなく、代わりにハムスターが何をして過ごせるのかまで考えてあげましょう。

登りにくいケージへ変更する

金網の壁面そのものを何度もよじ登って天井へ行ってしまうなら、側面を登りにくいタイプの飼育ケースへ変更する方法もあります。

ただし、ケージは「登れない」という一点だけで選ぶものではありません。

広さ、通気性、床材を入れられる深さ、掃除のしやすさなども含めて検討しましょう。

ハムスターが登りにくいケージは?

現在、金網ケージでうんていを繰り返している場合には、壁面を簡単によじ登れないタイプを検討する方法があります。

プラスチックタイプ

側面が滑らかなプラスチックで覆われているタイプなら、全面が金網になったケージより壁面をよじ登りにくくなります。

軽くて扱いやすい製品も多いのが特徴です。

一方、ロフトや二階部分など高さのある構造については、落下した場合のことも考えてレイアウトする必要があります。

「二階建てだから楽しい」と考えるのではなく、ハムスターが安全に移動できる構造かを確認しましょう。

水槽・ケースタイプ

ガラス水槽や透明ケースタイプは、側面が滑らかなため壁を金網のようによじ登ることができません。

透明なので、中の様子を観察しやすいというメリットもあります。

ただし、ケースなら何でもよいわけではありません。

通気を確保できる構造か、十分な広さがあるか、深い床材を入れられるかなど、飼育環境全体を考えて選びましょう。

ハムスターには十分な床材を用意し、穴掘りや巣穴作りができる環境を整えることも重要です。

ケージをすぐに変えられない場合の応急対策

「危ないのは分かったけれど、今日すぐ新しいケージへ交換するのは難しい」という場合もあるでしょう。

その場合は、まず現在のケージで危険な高さまで登りにくくできないか確認します。

応急的には、次のような方法が考えられます。

  • 回し車やハウスなど、天井へ移る足場になっている物の位置を変更する
  • 高い位置に設置している飼育用品を見直す
  • 登り始める場所が限られている場合は、その部分のレイアウトを変更する
  • 落下地点に硬い物や角のある物がないか確認する

床材を十分に用意すること自体はハムスターの穴掘りや巣穴作りにも重要ですが、「床材を増やしたから高いところから落ちても安全」と考えないようにしてください。

優先したいのは、落下時の衝撃を和らげることだけではなく、危険な高さまで登る状況そのものを減らすことです。

うんてい中に落下したらどうする?

ハムスターが天井から落ちた場合、まず落下直後の様子を落ち着いて確認します。

まず歩き方や動きを確認する

普段と比べて、次のような変化がないか確認します。

  • 歩き方がおかしくないか
  • 特定の手足を使わなくなっていないか
  • 動きが極端に少なくなっていないか
  • 出血や傷がないか
  • ぐったりしていないか

落下後に歩き方や立ち方がおかしい場合や、腫れ・傷・痛がる様子などがある場合には注意が必要です。

異常がある場合は動物病院へ

歩き方がおかしい、手足を使わない、出血している、ぐったりしているなど明らかな異常がある場合には、ハムスターを診療できる動物病院へ相談してください。

見た目だけで骨折や体内の異常がないと判断することはできません。

落下後に気になる変化がある場合は、自己判断で手足を動かしたりせず、動物病院へ相談しましょう。

ケージを登る・かじるを繰り返す場合は飼育環境も確認する

ケージを登れないようにするだけではなく、なぜ同じ場所で繰り返しているのかという視点から飼育環境全体を確認することも大切です。

チェックしたいのは、次のような点です。

  • ケージ内に十分なスペースがあるか
  • 回し車を問題なく使えるか
  • 十分な床材があるか
  • 穴を掘ったり巣穴を作ったりできるか
  • 身を隠せる場所があるか
  • 採食や探索などの行動ができるか
  • 餌や水に問題がないか

ハムスターには、探索・穴掘り・巣穴作り・採食・かじるなどの行動を行える環境を用意することが大切です。

ケージを登ることだけを「悪い癖」として止めるのではなく、安全な方法で自然な行動をとれる環境を増やしてあげることを意識しましょう。

ハムスターがケージを登る原因と対策【まとめ】

ハムスターがケージを登るのには、探索している、外へ出ようとしている、金網を移動経路として使っているなど、さまざまな理由が考えられます。

そのため、「ケージを登る=ストレス」「高いところが好き」と一つの理由だけで決めつける必要はありません。

一方、金網をよじ登って天井からぶら下がる「うんてい」は、落下などの事故につながる可能性があります。

繰り返している場合には、飼育環境を確認する → 天井へ届く足場を見直す → 安全に運動・探索できる環境を整える → 必要に応じて登りにくいケージを検討する、という順番で対策してみましょう。

そして落下後に歩き方がおかしい、手足を使わない、出血している、ぐったりしているなどの異常が見られる場合には、ハムスターを診療できる動物病院へ相談してください。

「登ることを叱ってやめさせる」のではなく、ハムスターが安全に探索したり運動したりできる環境を整えることが大切です。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次