東錦の飼育は難しい?寿命や大きさと注意点を徹底解説

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東錦は赤・白・黒の三色模様と肉瘤が特徴的な金魚です。

その見た目から「飼育が難しいのでは?」と不安に思う方も多いでしょう。

実際には基本的な管理を守れば初心者でも十分飼育可能です。

本記事では寿命や大きさに加えて、東錦ならではの飼育の注意点も詳しく解説します。

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目次

東錦(あずまにしき)とはどんな金魚?

赤白黒の三色を持つカラフルな体色、頭部には肉瘤(にくりゅう)と呼ばれるコブがあります。

同じく大きな肉瘤を持つ「オランダシシガシラ」と体に三色模様がある「三色出目金」を交配させ作られた金魚です。

その結果作られた「東錦」はオランダシシガシラの肉瘤と三色出目金の特徴がよく出ていますね。

数ある金魚の中でも泳ぎは遅い方です。

東錦の飼育は難しい?

東錦の飼育は難しい?と疑問に思う方もいるようですが、金魚の中でも特別に難易度が高いというわけではありません。

他の金魚と同様の設備で飼育が可能。

東錦は金魚すくいなどでよく見る細長いスマートな体型の「和金」とは違うので難しく感じると思いますが、他の金魚と同様に飼育はしやすいです。

金魚の中でも強健種と言われる和金には及びませんが、東錦も丈夫な品種です。

丈夫な金魚ですが、神経質に水質や水温、餌など気にしなくてもすぐに亡くなるようなことはありません。

すぐに亡くならないからと言って雑に扱ってはいけません。

東錦の為にきちんとした飼育環境を整えてあげてください。

東錦の飼育は難しい?と思われる理由

前述の通り東錦は実際には丈夫な金魚で金魚の中でも特別に飼育難易度が高いわけではないのですが、「飼育が難しい」と誤解されることがあります。

その背景にはいくつかの要因があります。

泳ぎの遅さや体型の影響

東錦は丸みを帯びた体型で肉瘤もあり、和金のように機敏に泳げません。

その姿から「弱そう」「飼育が難しそう」と感じる人が多いのです。

特に水流が強い水槽では泳ぎにくく、転覆しやすい点が懸念材料になります。

病気にかかりやすいイメージ

肉瘤は東錦の魅力ですが、擦れて傷つきやすく、細菌感染のリスクがある部分でもあります。

また丸い体型は転覆病や浮き袋のトラブルと結びつけられやすく、「病気になりやすい金魚」という印象を与えがちです。

人によっては肉瘤そのものが病気のように見える方もいるかもしれません。

大型化による飼育スペースの問題

東錦は成長すると20〜30cmにもなるため、小型水槽では手狭になりやすく、水質悪化のリスクも上がります。大きな水槽やろ過設備が必要とされる点が、初心者にとって「ハードルが高い」と受け止められます。

流通量が少なく経験を積みにくい

和金や琉金に比べると流通量は少なく、金魚すくいなどで手に入れる機会もほとんどありません。

そのため初心者が飼育経験を積みにくく、「珍しい=難しい」と誤解されやすいのです。

さらに模様や肉瘤の発達具合で価格に幅があり、高価な個体は特に「飼うのが難しいのでは」と思われがちです。


こうした理由から「東錦=飼育が難しい」というイメージが先行しますが、基本的な水質管理と餌の与え方を守れば初心者でも十分に育てられる金魚です。

東錦を飼育する上で注意すべきポイント

水質管理の安定が重要

東錦は比較的丈夫な品種ですが、和金ほど強靭ではありません。

特に弱点になりやすいのが水質の急変です。

アンモニアや亜硝酸濃度の上昇には敏感で、フィルターのろ過能力が低いとすぐに体調を崩します。

水換えを毎週1回、全体の3分の1程度を目安に行い、ろ過バクテリアを維持することが大切です。

カルキ抜きや水温合わせを怠らないようにしましょう。

水流や水槽サイズの調整

東錦は体型が丸みを帯び、肉瘤の重さもあるため、泳ぎがあまり得意ではありません。

強い水流に流されるとストレスや転覆につながることもあります。

外部フィルターを使用する場合は、水流を分散させる工夫をすると安心です。

また大きく成長するため、最初から60cm以上の水槽を選ぶ方が無難です。

小さな水槽では成長を妨げるだけでなく、水質悪化のリスクも高まります。

肉瘤や体型特有のトラブル予防

東錦の大きな特徴である肉瘤は魅力的ですが、成長すると視界を妨げたり、傷つきやすい部分にもなります。

フィルターの吸水口や尖った飾り石などにぶつかると、簡単に傷ができて細菌感染の原因となります。

レイアウトはシンプルにし、滑らかな素材の水草や流木を使うのが安心です。

さらに高タンパクな餌を与えすぎると内臓に負担がかかり、転覆病の引き金になることもあるため、栄養バランスを考えながら与えることが求められます。

餌の与え方と肉瘤ケア

これは東錦に限ったことではなく金魚全体の餌の与え方としては「少し少ないかな」と思う程度が適量です。

食べ残しが出ると水質悪化の原因になりますので、数分で食べきれる量を与えましょう。

肉瘤を大きくしたい場合は、冷凍アカムシなどタンパク質を含む餌をときどき加えると良いですが、与えすぎは内臓に負担をかけてしまいます。

またレイアウトには尖った石や硬いオブジェを避け、肉瘤を傷つけない環境づくりを心がけましょう。

肉瘤のケアで意識すべきこと

東錦の肉瘤(にくりゅう)は人間の「腫瘍」とは全く違うもので、病気ではなく 遺伝的に発達する正常な組織 です。

見た目がゴツゴツしているので腫瘍に見えなくもないですが、基本的には「東錦の魅力的な特徴」であり、健康な状態であれば特別な治療や削除などは一切不要です。

  • 肉瘤自体は「削る」「治療する」ものではなく、自然な発達を見守るだけでOKです。
  • ただし急激に変色したり、異常に腫れたり、出血・白いカビのようなものが見える場合は、病気(二次感染や真菌症)の可能性があるので治療が必要になります。

東錦の寿命はどのくらい?

平均寿命は5年~6年、最大で10年ほど生きると言われています。

この数字だけ見ると長生きだと感じますが、金魚の中では短いと感じました。

和金の場合は30年以上生きている金魚も存在します。

東錦も金魚の仲間なので、もしかすると10年、20年と長生きするかもしれませんね。(今のところ10年くらいと言われていますが・・・。)

長生きさせるためにはきちんとした飼育環境、飼育方法を実践しましょう。

金魚の死因で一番多いのが餌の与え過ぎ、と言われています。

いくら可愛くて、与えた分だけ餌を食べ続ければ東錦だってお腹を壊します。

人間も食べすぎると消化不良を起こしますよね。

東錦は水槽内で生活するのにそんなにエネルギーを必要としません。

なので少ないかな?位の餌の量がちょうど良かったりします。

与えなさすぎも餓死してしまいますので、東錦の様子を見て適量与えてください。

餌の量以外にも、水質水温など基本的な飼育をきちんとすれば東錦が長生きできると思います。

東錦の大きさはどのくらい?

成長すると20センチ~30センチ位になり、金魚の中では中型と言われています。

飼育環境に左右されるようで餌の量ももちろんありますが、水槽の大きさでも成長に違いがあるようです。

小さな水槽だと15センチくらいにしかならず、大きな水槽で育てていると30センチにも成長するようです。

大きく成るのは体だけではなく肉瘤も成長します。

東錦の特徴的な肉瘤を大きく育てたい、と思う方もいらっしゃると思いますが、今のところ肉瘤を育てる特別な飼育方法などはありませんでした。

飼育方法はありませんが、調べたところ肉瘤を大きくするにはタンパク質が多く含まれている餌が良いと言われています。

冷凍アカムシなど、タンパク質の多い餌を時々与えてみるのが良いかもしれません。

ただ肉瘤の育ち方は遺伝などによって様々なので、思ったように育たない場合もあります。

東錦の大きさを大きくしたいのであれば、餌は少し多めに与え(東錦の消化不良を起こさない程度)水槽も大きな水槽にしましょう。

逆に小さいままが良いという場合は餌は1日1回程度、水槽は小さめの水槽を用意しましょう。

東錦の飼育は難しい?【まとめ】

東錦は見た目こそ個性的ですが、きちんとした飼育環境を整えれば難しくありません。

水質や水流の工夫、肉瘤を傷つけないレイアウトなど、東錦ならではの配慮を忘れずにすれば長生きも期待できます。

東錦の魅力を最大限楽しむために、他の金魚記事もぜひチェックして飼育知識を深めてください。

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