グッピーが追いかけ回すのはなぜ?オスがしつこい・喧嘩や求愛の見分け方を解説

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美しいヒレと鮮やかな体色で人気のグッピー。

複数のグッピーを飼育していると、ある日突然、1匹が別のグッピーをしつこく追いかけ回していることがあります。

「喧嘩しているの?」「いじめられている?」「オスがメスを追いかけているけど大丈夫?」と心配になりますよね。

グッピーが追いかけ回す理由はひとつではありません。オスからメスへの求愛行動の場合もあれば、個体同士の小競り合いや攻撃的な行動が関係している場合もあります。

大切なのは、追いかけていることだけで判断せず、誰が誰を追っているのか、追われているグッピーに傷や衰弱がないかまで確認することです。

この記事では、グッピーが追いかけ回す理由から、オス同士・オスとメス・他の魚を追う場合の違い、危険な追いかけ方の見分け方、隔離した方がよいサインまで詳しく解説します。

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目次

グッピーが追いかけ回すのはなぜ?主な理由

グッピーが別のグッピーを追いかけているからといって、すべてが「いじめ」や「喧嘩」というわけではありません。

オスがメスを追っているのであれば求愛や交尾に関連した行動が考えられます。一方で、同じ個体ばかりが追われていたり、ヒレをつつかれて傷ついていたりする場合は注意が必要です。

まずは「誰が誰を追っているのか」を確認してみましょう。

追いかけ方考えられる理由対応
オスがメスを追う求愛・交尾に関連した行動メスの状態を観察
オス同士で追う個体間の競争・小競り合いなど一方的なら対策
メスがオスを追う個体間の小競り合いなど頻度と状態を観察
ヒレや体をつつく攻撃的な行動など傷がないか確認
1匹だけを執拗に追う求愛・攻撃など追われる個体の状態に注意
他の魚を追う個体差や混泳環境など相性や飼育環境を確認

繁殖・求愛で追いかけている

オスがメスを追いかけている場合、まず考えられるのが繁殖に関連した行動です。

グッピーのオスはメスへ接近し、交尾を試みることがあります。そのため、オスがメスの後ろを追いかけたり、体の近くへ寄ったりする様子が見られることがあります。

ただし、求愛に関連する行動だからといって、必ず放っておいて大丈夫というわけではありません。

同じメスが休む間もなく追われ続けている場合は、ストレスや体力消耗につながる可能性があります。

喧嘩や攻撃で追いかけている

グッピーは比較的温和な魚として飼育されていますが、個体同士で追いかけたり、つついたりすることがあります。

特に注意したいのは、一方のグッピーだけが逃げ続けている場合です。

ヒレをかじられている、水槽の隅へ追いやられている、餌を食べられないといった状態なら、単なる追いかけっこと考えず対処しましょう。

オス同士で追いかけている

「オス同士なのに、なぜ追いかけるの?」と疑問に感じる方もいるでしょう。

オス同士でも追いかける行動は見られます。

相手への接近や個体間の競争など、追いかける理由をひとつに断定することはできません。

重要なのは性別よりも、一方だけが執拗に追われて弱っていないかを見ることです。

メスがオスを追いかけることもある

追いかけるのはオスだけとは限りません。

メスがオスやほかのグッピーを追ったり、つついたりすることもあります。

そのため、「オスが追う=求愛」「メスが追う=喧嘩」と性別だけで判断するのではなく、追い方や頻度、追われている魚の状態を合わせて観察しましょう。

他の魚を追いかけたりつついたりすることもある

グッピーが追いかける相手は、同じグッピーとは限りません。

混泳している別種の魚を追いかけたり、体やヒレをつついたりする場合もあります。

一時的な行動だけで判断する必要はありませんが、特定の魚が繰り返し狙われている場合は、混泳相手との相性や水槽環境を確認しましょう。

グッピーのオスがメスをしつこく追いかける理由

「グッピーのオスがしつこい」という悩みは、グッピーを複数飼育していると起こることがあります。

オスがメスを追いかける場合、繁殖に関連する行動が考えられます。

しかし、追われているメスが休めないほど続いているのであれば、そのままにしない方がよい場合もあります。

オスがメスを追いかけるのは求愛行動の場合がある

グッピーのオスにはゴノポディウムと呼ばれる交接器があります。

オスはメスへ接近して交尾を試みるため、その過程でメスを追いかける行動が見られます。

そのため、オスがメスを追っているだけなら、すぐ「いじめ」と判断する必要はありません。

ただし、追われるメスの様子まで必ず確認してください。

オスが多いと特定のメスが追われ続けることがある

水槽内のオスが多いと、メスが複数のオスから追われる状態になることがあります。

逃げても別のオスから追われる状態では、メスが十分に休めない可能性があります。

水草や隠れ家が少ない水槽では視線を切る場所も少なくなるため、追われているメスが逃げ込める場所を作ってあげましょう。

オスとメスを一緒に飼育する場合は、特定のメスに負担が集中していないか日頃から観察することが大切です。

妊娠中のメスが追われている場合は注意する

お腹が大きくなったメスがオスから追われている場合も、状態をよく観察しましょう。

追われることで落ち着ける場所がなくなっているなら、水草などで身を隠せる場所を増やす方法があります。

それでも執拗に追われ続けている場合は、状況に応じて個体を分けることも検討しましょう。

グッピーのオス同士が追いかけるのはなぜ?

オス同士で追いかけ回していると、「オスなのに求愛しているの?」と驚くかもしれません。

しかし、グッピーではオス同士でも追いかける様子が見られることがあります。

オスがオスを追いかける場合もある

追いかけている相手がオスだからといって、異常とは限りません。

一時的に追いかけて、その後それぞれ普通に泳いでいるのであれば、まずは様子を観察します。

一方で、同じオスだけが何度も追われているなら注意してください。

オス同士の競争や小競り合いの場合

オス同士の関係によっては、追いかけ合うような行動が見られることがあります。

ただ追いかけているだけなのか、体当たりやヒレへの攻撃まで起きているのかによって対応は変わります。

ヒレや体に傷がなく、双方が普通に泳いで餌も食べられているなら、観察を続けながら変化がないか確認します。

片方だけが追われ続けている場合は注意

オス同士で特に注意したいのが、追う側と逃げる側が完全に固定されているケースです。

追われているグッピーが水槽の隅から出てこない、ヒレをたたんでいる、餌の時間にも出てこない、傷が増えているといった変化があれば対策を検討します。

水草や隠れ家を増やして視界を遮り、それでも改善しない場合は安全確保のために個体を分けましょう。

グッピーのメスがオスを追いかけることもある?

「オスがメスを追う」というイメージが強いグッピーですが、メスがオスを追いかけることもあります。

メスから追いかけたりつついたりする場合もある

メスがオスを追ったり、ほかのメスを追ったりする場合もあります。

短時間追いかけただけで、その後は普通に泳いでいるのであれば、すぐに隔離する必要があるとは限りません。

反対に、同じ個体を何度も追い回している場合は、その後の様子まで確認しましょう。

性別だけでは追いかける理由を判断できない

追いかける理由を判断するときに重要なのは、「オスかメスか」だけではありません。

追いかけている時間、つつく行動の有無、傷の有無、餌を食べられているか、逃げられる場所があるかなども確認します。

追われている魚が正常に生活できているかを基準に判断すると分かりやすいでしょう。

グッピーが追いかけ回すのは喧嘩・いじめ?見分け方

追いかける理由以上に大切なのが、「今すぐ対策が必要なのか」を判断することです。

一時的な追いかけと、追われている魚へダメージが出ている状態を分けて考えましょう。

問題が少ない追いかけ方

短時間だけ追いかけ、その後は双方が普通に泳いでいる場合は、すぐに隔離せず観察できるケースもあります。

餌を普通に食べていて、ヒレや体に傷がなく、水槽内を自由に泳いでいるか確認してください。

ただし、その後追いかけ方が激しくならないかは継続して観察しましょう。

隔離を検討したい危険な追いかけ方

同じグッピーだけを長時間追い続けている場合は注意が必要です。

特に、追われる個体が逃げ続けて休めない状態なら、そのまま放置しない方がよいでしょう。

追う個体または追われている個体を安全な別環境へ移し、水槽環境も同時に見直します。

「とりあえず1週間隔離すれば大人しくなる」と期間だけで判断するのではなく、追われている個体の回復と、追いかけが起きた原因を確認してから戻すことが大切です。

ヒレをかじる・つつく場合は注意

追いかけるだけでなく、ヒレをつついたりかじったりしている場合は注意してください。

ヒレが裂けたり傷ついたりすると、そこから状態が悪化することもあります。

ヒレがボロボロになっている場合は、追いかける個体との隔離だけでなく、水質や傷の状態も確認しましょう。

追われたグッピーが隠れて出てこない場合は注意

追われているグッピーが水草や水槽の隅からほとんど出てこなくなった場合も、負担がかかっているサインとして考えます。

隠れること自体は魚に見られる行動ですが、追いかけが始まってから急に隠れるようになった場合は注意しましょう。

餌を食べられない・弱っている場合は早めに対処する

追いかけられているグッピーが餌の時間にも出てこない場合は、十分に餌を食べられていない可能性があります。

さらに、痩せる、泳ぎ方がおかしい、ヒレを閉じた状態が続くなどの異変がある場合は、追いかけ以外の体調不良も考える必要があります。

明らかな異常がある場合は、隔離して状態を確認し、必要に応じて魚を診てもらえる専門店や動物病院への相談も検討してください。

グッピーが他の魚を追いかけたりつついたりする理由

グッピーは同種だけでなく、混泳している別種の魚を追いかける場合もあります。

グッピー以外の魚を追いかける場合もある

グッピーが別種の魚へ接近したり、追いかけたりすることがあります。

だからといって、必ず相手を敵だと認識しているとは限りません。

特定の理由に決めつけず、どの魚が追われているのか、どのくらい続いているのかを観察しましょう。

ヒレや体をつつく場合は状態を観察する

追いかけるだけでなく、相手のヒレや体を繰り返しつつく場合は注意します。

追われている魚に傷ができていないか、餌を食べられているか、普段通り泳いでいるかを確認してください。

混泳相手との相性や飼育環境を確認する

混泳水槽で追いかけが続く場合は、魚同士だけでなく飼育環境も確認しましょう。

水槽の広さや飼育数、隠れられる場所、水草などによって、追われた魚が逃げられる環境かどうかは変わります。

水草やシェルターなどで視界を遮り、追われた魚が距離を取れる環境を作ることも対策になります。

グッピーが追いかけ回す時の対処法

追いかけが激しい場合、単純に追う魚を隔離するだけではなく、水槽全体を見直してみましょう。

オスとメスの比率を見直す

オスとメスを一緒に飼育していて、特定のメスへオスの追いかけが集中している場合は、オスとメスの構成を確認します。

繁殖を目的としていないのであれば、オスとメスを分けて飼育することも選択肢です。

グッピーは繁殖力が高いため、追いかけ対策だけでなく増えすぎを防ぐ意味でも、繁殖させるかどうかをあらかじめ考えておきましょう。

水草や隠れ家を増やして視界を遮る

水草やシェルターなどを利用して、追われた魚が逃げ込める場所を作ります。

重要なのは、単純に物を増やすことではなく、追う魚から一時的に姿を隠せるようにすることです。

ただし、遊泳スペースがなくなるほど入れすぎないよう、水槽サイズとのバランスも考えましょう。

水槽の広さや飼育数を確認する

魚の数に対して水槽が狭かったり、過密な状態になっていたりしないか確認します。

追いかけが起きている場合は、水質管理も含めて現在の飼育環境が適切か見直しましょう。

しつこく追いかける個体を隔離する

同じ魚だけを執拗に追いかけている場合は、個体を分ける方法があります。

ただし、「○日隔離すれば必ず直る」というものではありません。

隔離している間に、水草や隠れ家、飼育数、オスとメスの構成など、追いかけが起きていた水槽側の環境も確認してください。

追われて弱った個体を休ませる

すでに追われたグッピーが弱っている場合は、まずその個体の安全確保を優先します。

ヒレの損傷や食欲、泳ぎ方などを確認し、静かに休める環境を用意しましょう。

病気が疑われる場合は、追いかけによるストレスだけと決めつけないことも大切です。

グッピーを隔離した方がいいサイン

「どの程度追いかけていたら隔離すればいいの?」と迷う場合は、追われているグッピーの状態を基準に判断しましょう。

一匹だけが執拗に追われている

同じグッピーだけが何度も追われ続けている場合は注意します。

追いかけられても普通に泳げているか、それとも逃げ続けて休めない状態なのかを確認してください。

ヒレや体に傷がある

ヒレが裂けている、欠けている、体に傷がある場合は、そのまま追いかけられる状態を続けない方がよいでしょう。

傷が悪化しないよう、安全な環境へ移して状態を観察します。

水槽の隅や水草の陰から出てこない

以前は普通に泳いでいた魚が、追いかけられるようになってから水槽の隅にいる時間が増えた場合は注意します。

追う魚が近づくたびに逃げ込んでいるようなら、落ち着いて過ごせていない可能性があります。

餌を十分に食べられていない

追われることで餌場へ近づけず、十分に食べられていない場合も対策が必要です。

餌の時間にそれぞれの個体を観察して、追われている魚が実際に食べられているか確認しましょう。

痩せる・泳ぎがおかしいなど異変がある

痩せてきた、底でじっとしている、泳ぎ方がおかしいなどの変化がある場合は注意してください。

追いかけによる負担だけでなく、病気や水質など別の原因が隠れている可能性もあります。

グッピーの追いかけ回しと繁殖の関係

グッピーの追いかけ行動を理解するうえで、繁殖の仕組みも知っておくと判断しやすくなります。

オスはゴノポディウムを使って交尾する

グッピーのオスには「ゴノポディウム」と呼ばれる交接器があります。

オスはこの器官を使ってメスへ精子を送り、体内で受精します。

一般的な卵を水中へ産み付けるタイプの観賞魚とは異なり、グッピーは卵胎生で、メスの体内で発育した稚魚を産みます。

求愛・交尾の過程でメスを追うことがある

オスがメスへ接近して追いかけるのは、繁殖に関連する行動の場合があります。

ただし、メスが追われ続けて弱っているのであれば、「繁殖行動だから大丈夫」と放置する必要はありません。

追われているメスの状態を優先して判断してください。

繁殖させたくない場合はオスとメスを分ける

グッピーを増やしたくない場合は、オスとメスを分けて飼育する方法があります。

グッピーのメスは交尾後に精子を体内に保持し、その後複数回出産することがあります。そのため、オスと分けた直後でも出産する可能性があります。

グッピーが追いかけ回す時によくある質問

グッピーの追いかけっこは放っておいて大丈夫?

短時間の追いかけだけで、双方が普通に泳ぎ、餌も食べていて傷がないのであれば、まずは観察します。

ただし、同じ魚が長時間追われている、ヒレが傷んでいる、隠れて出てこない場合は対策を検討しましょう。

オス同士で追いかけるのは喧嘩?

オス同士でも追いかける行動はあります。

追いかけていることだけで喧嘩と断定せず、体当たりやヒレへの攻撃がないか、一方だけが逃げ続けていないかを確認してください。

オスがメスをずっと追いかけるのは大丈夫?

求愛・交尾に関連してオスがメスを追うことがありますが、メスが休めないほど執拗に追われている場合は注意が必要です。

水草などで逃げ場を作り、それでも改善しない場合は個体を分けることを検討しましょう。

メスがオスを追いかけるのはなぜ?

メスからオスを追ったり、つついたりする場合もあります。

性別だけで原因を決めるのではなく、追いかける頻度や傷の有無、餌を食べられているかなどから判断しましょう。

追いかけられたグッピーのヒレがボロボロならどうする?

ヒレが傷つくほど追われているのであれば、追いかけられ続ける環境から離して安全を確保しましょう。

水質やほかの症状も確認し、ヒレの傷みが進行している場合や体調不良が見られる場合は、病気の可能性も含めて対応する必要があります。

グッピーが追いかけ回す理由とは?【まとめ】

グッピーが追いかけ回す理由は、すべて同じではありません。

オスがメスを追っている場合は繁殖に関連する行動が考えられますが、オス同士やメスから追いかける行動、別種の魚をつつく行動が見られる場合もあります。

そのため、「追いかけている=喧嘩」「オスがメスを追っている=放置して大丈夫」と単純に判断しないことが大切です。

まずは誰が誰を追っているのか確認し、追われている魚のヒレや体に傷がないか、餌を食べられているか、隠れて出てこなくなっていないかを観察しましょう。

問題がある場合は、水草や隠れ家を増やして視界を遮る、水槽の広さや飼育数を見直す、オスとメスの構成を確認するなどの対策を行います。

それでも一匹だけが執拗に追われている場合や、すでに傷・衰弱が見られる場合は、安全確保のために個体を分けることも検討してください。

追いかける行動そのものではなく、「追われているグッピーが健康に生活できているか」を基準に判断することが大切です。

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